名探偵のいけにえ の商品レビュー
このミス2位の作品。 文体は、ハードボイルドタッチでなかなかそそられるのだが、内容的にはやや冗長な感じが。個人的には、外国人の登場人物って、わかりにくいのよね。 ちょっと「Yの悲劇」をオマージュしているところもあるのかな?勝手な思い込みかも。
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読んでる最中は感心しながらも、大きく印象には残ってなかった。が、読み終えた後ボディーブローのように謎解きめっちゃ面白かったな…謎解き長台詞聞きたいから映像化してほしい…とじわじわきている。2022年ミステリ分野で一番好きだった。
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奇蹟の楽園ジョーデンタウン。 そこでは病気も怪我も存在しなく、失われた腕や四肢も甦る。 ジョーデンタウンに調査に行ったまま戻らない助手を迎えに、教団の本拠地に乗り込んだ大塒が遭遇する不審な死。 奇蹟を信じる人々対、現実世界のロジック。 特殊条件と、多重解決推理の先にある真実とは?...
奇蹟の楽園ジョーデンタウン。 そこでは病気も怪我も存在しなく、失われた腕や四肢も甦る。 ジョーデンタウンに調査に行ったまま戻らない助手を迎えに、教団の本拠地に乗り込んだ大塒が遭遇する不審な死。 奇蹟を信じる人々対、現実世界のロジック。 特殊条件と、多重解決推理の先にある真実とは? いやはや驚きました。 本格ミステリ今年度1位の理由がよく分かります。
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『爆弾』に引き続き、2023年の読書の一発目は、このミス2位のこちらの作品を読みました。初読みの作家さんです。 探偵事務所を営む大塒には、有森りり子という優秀な助手がいたが、突然、りり子は嘘の理由を告げ渡米したまま帰ってこない。 りり子の行方を追っているうちに、アメリカの新興宗...
『爆弾』に引き続き、2023年の読書の一発目は、このミス2位のこちらの作品を読みました。初読みの作家さんです。 探偵事務所を営む大塒には、有森りり子という優秀な助手がいたが、突然、りり子は嘘の理由を告げ渡米したまま帰ってこない。 りり子の行方を追っているうちに、アメリカの新興宗教の存在へと辿り着いた大塒は、その団体の生活拠点"ジョーデンタウン"を訪れることになるが、そこで次々と発生する不可解な殺人事件により、日本への帰還が遠のいてしまう。 果たして大塒とりり子は、宗教団体の謎を見破り、無事に日本へ帰ることができるのかー。 宗教ならではの"信仰心"が深く関わってくることで、本作のミステリー要素は非常に複雑なものになっています。 タイトルに始まり物語の最初の一行から最後の一行まで、かなり緻密に考え抜かれた構成だと思います。 最後の怒涛の推理ショーは、正直、頭がこんがらがりました。気合いを入れて読む必要があります。 こんな構想を考えつく作家さんの頭の中って、一体どうなってるんだろう。。。と思ってしまいます(笑)
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2023このミス2位 最高に面白かったです。多重解決推理というジャンルがあることを初めて知りました。前半がやや退屈ですが、解決編が始まってからは二転三転する推理に圧倒されて、一気に読み進めてしまいました。続編?のようですが、以前の作品を読んでいなくても全く問題ありませんでした。
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複数の探偵が登場×カルト集団という対立構造にワクワクし、本作を手に取りました。多重解モノと呼ばれる作品を初めて読みましたが、なるほどこういう解の提示の仕方もあるのだなぁと驚きました。 作品としては時代背景が少し古いのと登場人物が外国人ということもあって少し読みづらさがあったので...
複数の探偵が登場×カルト集団という対立構造にワクワクし、本作を手に取りました。多重解モノと呼ばれる作品を初めて読みましたが、なるほどこういう解の提示の仕方もあるのだなぁと驚きました。 作品としては時代背景が少し古いのと登場人物が外国人ということもあって少し読みづらさがあったので、評価としては普通かなと思いました。
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既読の『名探偵のはらわた』が念頭にあったため、どういう特殊設定ものなのかと想像を膨らませながら読んだのだけれど、ガチガチのロジックもので逆に驚き。探偵の突然の退場は、カタルシスを感じるけれど、物語のパーツとしてはもったいないと思うし、心情的にも残念に思う。ラストでやっとタイトルとリンクして、なるほどと膝を打った。
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うーん... 正直な感想としてはあまりおもしろくなかった。 推理が2点、3点するおもしろさがあるのだろうが、自分には1回目でちょっと飽きた。 登場人物が外国人で読みにくさがあったからか、推理に違和感があったからかとにかくスッキリしないしおもしろさがなかった。 時間をおいて読んでみ...
うーん... 正直な感想としてはあまりおもしろくなかった。 推理が2点、3点するおもしろさがあるのだろうが、自分には1回目でちょっと飽きた。 登場人物が外国人で読みにくさがあったからか、推理に違和感があったからかとにかくスッキリしないしおもしろさがなかった。 時間をおいて読んでみるとまた違うものだろうか。
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タイトル回収がお見事 さてはこういう展開だな?をあっさりと裏切ってくれ、その状況に応じた推理も丁寧になされ、何度も覆され、都度納得させられてとてもスッキリ感のある作品でした。
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★4と★5ですごく迷った。 シンプルかつ不可解な状況。カルト向けと一般向けの2通りの謎解き。真実。動機。 かなり入り組んでいるけど理解できるような構成、登場人物も多いけど裏表紙の登場人物名簿と、複数視点により振り落とされずに済んだ。 タイトル回収もここまで来ると気持ちいい。 大塒も、りり子という名探偵に入れ込んでいた信者だったのかもしれない。 ★5にいかなかった理由は、ちょっとこのカルトの中で起きている集団洗脳のような事象への理由付が少し足りないように感じたから。怪我や病気は起こり得ないから認知できないと脳がむりやり解釈するというのはまぁわからないでもないのだが、実際洗脳状態が解けている人も割といた。教祖に不信感を持ちつつ、それでも自分の脳は今の生活を信じないといけないと感じたから思い込みは解けないのか。特殊設定ミステリーと割り切れない作品なので、個人的には少しもやった。
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