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名探偵のいけにえ の商品レビュー

3.8

221件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

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    2

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2023/01/22

色んな推理が出てきて、途中で何度も伏線を確認し、頭を整理するのが、大変でした。 紙の本の良さを再確認出来ました。 斬新なミステリー! とても良かったです。

Posted byブクログ

2023/01/21

〈人民教会〉が密林に築いた楽園の中では怪我も病気も存在しないーカルト教団の信仰が生み出した法則が歪な推理を組み立てていく。 他の特殊設定モノとは一線を画す趣向で痺れた。 虚実もとい信じたいものによって変わる真相。 『お前らの立場で推理を進める。奇蹟はあるという前提で犯人を明らかに...

〈人民教会〉が密林に築いた楽園の中では怪我も病気も存在しないーカルト教団の信仰が生み出した法則が歪な推理を組み立てていく。 他の特殊設定モノとは一線を画す趣向で痺れた。 虚実もとい信じたいものによって変わる真相。 『お前らの立場で推理を進める。奇蹟はあるという前提で犯人を明らかにしてみせる』 今回も前作に引き続き実在の事件をモチーフにしたミステリが展開してたみたい。1978年、信者918人の集団自殺。 名探偵がけしかける悪魔の選択!!! ラストにはエモと切なさが混ざってる新事実が発覚するけど、探偵と助手だけじゃなく探偵の師弟の関係を描いてるこのシリーズなのでちょっとだけエモが勝った。

Posted byブクログ

2023/01/18

ジム・ジョーデンが率いるカルト宗教・人民教会に潜入した助手の有森りり子が行方不明になり、敵の本拠地であるガイアナのジョーデンタウンへ乗り込んだ探偵の大塒。数々の奇蹟を起こすというジム・ジョーデンだが、外部の者から見ればそれはただのインチキにしか思えなかった。やがてその中で起こる不...

ジム・ジョーデンが率いるカルト宗教・人民教会に潜入した助手の有森りり子が行方不明になり、敵の本拠地であるガイアナのジョーデンタウンへ乗り込んだ探偵の大塒。数々の奇蹟を起こすというジム・ジョーデンだが、外部の者から見ればそれはただのインチキにしか思えなかった。やがてその中で起こる不可解な殺人事件。勝つのは奇蹟か、それとも論理か。圧倒的な解決編に魅せられるミステリです。 信仰と現実との齟齬に直面した時、その齟齬を無理矢理に解消しようとした結果何が起こるのか。すべての謎に終始付きまとうこの問題が実に辛辣で複雑です。誰もが自分にとって都合のいい事実しか見ようとせず、信じたいものを信じる。そして人によってものごとの見え方ががらりと変わってしまうということが大きな仕掛けになっているのですが。ここまでの凄まじい多重解決が用意されているとは思いもしませんでした。 最後にして最大の惨劇は冒頭で描かれているので、ある意味結末は見えていたのですが。しかしそこにも大きなたくらみが……まさかタイトルの意味がそういうことだっただなんて、まったく予想もできませんでした。あまりに見事だけれど、これこそが一番恐ろしい「信仰」だったのかもしれません。

Posted byブクログ

2023/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリー展開は名推理が次々にとって変わられ迷推理状態になる程。それにしても次々に人が死に過ぎる。カルト宗教の胡散臭さと奇跡が真相究明に水を差し最後の悲劇にたどり着く4日間。一応納得の結末で面白かったとはいえ、好きな小説ではなかった。

Posted byブクログ

2023/01/17

ミステリ小説として完成された作品。 突然後頭部を殴られたような衝撃。1行でひっくり返る展開。パズルのようにピッタリとはまっていく伏線。全てが素晴らしかった。このような小説を求めていた。 『名探偵のはらわた』から読んで大正解であったと私は感じた。

Posted byブクログ

2023/01/16

新興宗教団体が密林を開拓して作ったユートピアに派遣された調査団のメンバーが次々と殺される。犯人は誰なのか。探偵事務所のアルバイトで、天才的な推理力を持つ東大の学生・有森りり子と、探偵・大塒が真相に迫る。謎解きが二転三転するので、ついていくのが大変だった。 最後に「名探偵」が誰で、...

新興宗教団体が密林を開拓して作ったユートピアに派遣された調査団のメンバーが次々と殺される。犯人は誰なのか。探偵事務所のアルバイトで、天才的な推理力を持つ東大の学生・有森りり子と、探偵・大塒が真相に迫る。謎解きが二転三転するので、ついていくのが大変だった。 最後に「名探偵」が誰で、「いけにえ」が何かが分かり、そうだったのか!と思ったが、結末には納得できるようなできないような…。

Posted byブクログ

2023/01/15

まず、言いたい 主人公の名前 大塒 読めねぇ 出てくるたびに なんだっけ、某定食屋と同じだったな という変な脳回路を作ってしまったので、 出てくる度に一々止まるようになってしまった… もうちょっと読みやすい名前にしてよぉ~ 本筋と関係ない話をもう少し 警察と探偵...

まず、言いたい 主人公の名前 大塒 読めねぇ 出てくるたびに なんだっけ、某定食屋と同じだったな という変な脳回路を作ってしまったので、 出てくる度に一々止まるようになってしまった… もうちょっと読みやすい名前にしてよぉ~ 本筋と関係ない話をもう少し 警察と探偵の違いの例えが、めっちゃいいと思った。 「鬼ごっこ」と「かくれんぼ」 なるほどな。うまい 詳しく知りたい人は、序盤に出てくるので、 本編をお読みください。 あと、げぼって言わないで。 めちゃくちゃ想像しやすいの と、お話と関係ない感想はここまで 多重解決推理と知らずに読み始めたが、 あまりに最初の推理が杜撰だったので、 あれっ、そういうこと と途中で気づいた ここは、もうちょっと頑張って欲しかったな 最後の謎解きは、 京極夏彦の「姑獲鳥の夏」をちょっと思い出したが、 あっちよりは、筋が通ってて、なるほど とは思った ただ、個人的には「そこそこ」だったかな 期待値上げすぎたか あっ、でも、タイトルの回収は見事と思いました。

Posted byブクログ

2023/01/15

外国人の名前が出てきて、あれ、誰だったっけ?となるがたいして気にならない。名探偵のはらわたと同じく読みやすいし何よりはらわたもそうだけど、いけにえも面白い。いつも良い所で止める事が出来るのに、今回はページを捲る手が止まらなかった。

Posted byブクログ

2023/01/14

このミス2位の作品。 文体は、ハードボイルドタッチでなかなかそそられるのだが、内容的にはやや冗長な感じが。個人的には、外国人の登場人物って、わかりにくいのよね。 ちょっと「Yの悲劇」をオマージュしているところもあるのかな?勝手な思い込みかも。

Posted byブクログ

2023/01/11

読んでる最中は感心しながらも、大きく印象には残ってなかった。が、読み終えた後ボディーブローのように謎解きめっちゃ面白かったな…謎解き長台詞聞きたいから映像化してほしい…とじわじわきている。2022年ミステリ分野で一番好きだった。

Posted byブクログ