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ストロベリー戦争 の商品レビュー

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51件のお客様レビュー

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2024/10/12

面白かった〜。穂積と同じタイミングで、未来のやろうとしてることに気が付いて震えた。鮮やかな逆転劇で爽快でした。 ストーリーも良かったし、商標権や種苗法について詳しくなかったから勉強にもなった。商標って信用の受け皿なんだとか、商標権と品種登録の違いとか、分かりやすく知れて良かった。

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2024/08/31

前作が読みやすく面白かったので また図書館で借りました 難しい内容を読みやすく書いてあるので 為になりながら読めています また続きが出たら読んでみたいと思える 小説でした

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2024/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新川帆立さんを読んでから急に法律ミステリーに興味を持ち始めました。そこからこの本を読んだのですが、とても勉強になるとともに、結末はわかってるのにスカッとした気分になりました。 ブランド化が当たり前となった現代ではモノを作ったと同時に名前についても慎重にならなくてはならないのだと思いました。 最近、うちの会社ではコロッケの定義について揉めたことがあります。中身の配合によってコロッケと名乗ることができないので、結局のところ商品案は没になりました。 本書では絆姫というワードについて論争が起こっています。それにあたり、商標権と品種登録にはどんな違いがあるのか、何を持って名称を獲得してるのか知ることができました。

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2024/03/19

庭でイチゴを育てていてもうすぐ収穫が始まるので、ウキウキしていたところ表紙のイチゴにみとれてしまい読むことに❗ まず、弁理士と言う資格知らなかったです…本を読むことによって知らない世界を体験出来たり色々知ることが出来て、やっぱり読書って良いなって思えました。 南原詠さんの作品は初...

庭でイチゴを育てていてもうすぐ収穫が始まるので、ウキウキしていたところ表紙のイチゴにみとれてしまい読むことに❗ まず、弁理士と言う資格知らなかったです…本を読むことによって知らない世界を体験出来たり色々知ることが出来て、やっぱり読書って良いなって思えました。 南原詠さんの作品は初めて。どうやら本作はシリーズものの2作目みたいです。1作目読もうかな。いちご農家を守るために大鳳未来のとった策は、痛快でそうきたかーっとかっこよさと優しさに溢れていました!映像化したら面白そうだし、色々勉強にもなりそうだなーっと思えた作品でした。

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2024/03/17

弁理士・大鳳未来シリーズ第2弾。面白かった。イチゴの新品種「絆姫」がいよいよ流通にのる間際になって商標権問題が勃発。大手商社と宮城の小さな農園。労苦も無くただ利益のみを吸い取ろうとする大手商社に未来たちは真っ向勝負を挑む。窮鼠猫を嚙むというか、最後はスカッと快哉。すごい力技を見せ...

弁理士・大鳳未来シリーズ第2弾。面白かった。イチゴの新品種「絆姫」がいよいよ流通にのる間際になって商標権問題が勃発。大手商社と宮城の小さな農園。労苦も無くただ利益のみを吸い取ろうとする大手商社に未来たちは真っ向勝負を挑む。窮鼠猫を嚙むというか、最後はスカッと快哉。すごい力技を見せてもらった感じ。「商標とは信用の器」という未来の言葉に、生産者へ思いを馳せる。

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2024/03/15

第20回「このミス」大賞受賞作『特許破りの女王』シリーズの続編。 今回はイチゴの新種の『名称』に対しての商標登録をテーマとし、大鳳未来はイチゴの新種『絆姫』という名称に賭けるいちご農家の想いを背負って、大手商社と戦う。 このシリーズは前作もそうでしたが、読んでいく中での物語への没...

第20回「このミス」大賞受賞作『特許破りの女王』シリーズの続編。 今回はイチゴの新種の『名称』に対しての商標登録をテーマとし、大鳳未来はイチゴの新種『絆姫』という名称に賭けるいちご農家の想いを背負って、大手商社と戦う。 このシリーズは前作もそうでしたが、読んでいく中での物語への没入感や疾走感が心地よく、ストーリーが頭の中にイメージ化されやすいなぁという印象。 本作ものめり込んで読むことが出来、あっという間に読了してしまいました。 ・ ・ ・ ・ ・ 絶体絶命からの大逆転ほど胸のすくものはない。――大矢博子(書評家)※「労働新聞」令和5年2月27日掲載の書評より抜粋 種苗法、商標権、農業ってかなり大変なんです。生産者の苦労を助けてくれるキレキレの頭脳に読む手が止まらない。――鈴木典子(ヤマト屋書店仙台三越店) 大震災からの復興を目指し、新品種“絆姫”の開発に成功した久郷いちご園。 そこに、大手商社の田中山物産から絆姫の名称は、商標権侵害との警告書が届いた。 さらに、クリスマスケーキに絆姫を使用することが決定している世界的パティスリー「カリス」から、名称変更せずに解決か、全被害額を支払うかを迫られ――。 大手商社という巨大な敵から、いちごの名称と農家たちの熱い想いを守るため、弁理士・大鳳未来は驚天動地の策に出る!

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2023/09/15

前作に引き続き面白かった!弁理士は身近ではないけれど分かりやすく、スピード感もあり一気に読みました。解決策もなるほど〜と感心! 田中山物産もコソコソと権利を盗み取るような真似はしないで、正々堂々と商標を海外から守るビジネスをすればいいのにと思ってしまいましたが、そんなにうまくい...

前作に引き続き面白かった!弁理士は身近ではないけれど分かりやすく、スピード感もあり一気に読みました。解決策もなるほど〜と感心! 田中山物産もコソコソと権利を盗み取るような真似はしないで、正々堂々と商標を海外から守るビジネスをすればいいのにと思ってしまいましたが、そんなにうまくいかないからこうなったのかな…?

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2023/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

特許やぶりの女王の続編。今回は苺の名前が商標権侵害と警告された話。とにかくこの苺が食べたくなる。そしてこの苺を売るために奔走する未来やいちご園の方々を応援したくなるし、講じた策にびっくり。このピンチをどう解決する気なんやろう、とぼんやり考えてたこっちの想像を超えた。まさか地名にして乗り越えるとは!張られてた伏線全部気付かんかった!

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2023/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリーは面白い。商標の考えかたなどとてもわかりやすく、読みながら勉強になる。あっと驚く解決法は現実社会に落とし込むとかなり微妙だが、エンタメ小説としては十分楽しめる。 ただ、種苗法による品種登録やイチゴの品種改良については詳しくないようで、致命的な間違いもあり、その方面の知識があるとモヤモヤしてツラいものがあった。 というようなことは、一般にはまず無いと思うので、気にせず楽しめる方がうらやましい。 (主なモヤモヤポイント) ・種苗法では、品種登録の条件として、申請前に第三者に譲渡してはならない(未譲渡性の担保)。登録申請前にケーキ販売するのは不可。 ・品種登録できない場合、奪われた種苗を別の名前で販売されることや、海外持ち出しを防ぐことはできない。 ・イチゴは基本的に栄養繁殖(クローン)なので固定(遺伝子のホモ化)は不要。 ・DSUは類似品種との区別性を明示するものなので農業利用上の歩留は関係ない。 ・公的機関(本書では農研機構)が成果をすべて横取りすることはない。

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2024/11/10

 知的財産権に関わる業務全般に通じたスペシャリスト。それが弁理士だ。  その弁理士の活躍を描いたお仕事サスペンス。シリーズ2作目。  特許権侵害を盾にひと儲けしようと企む悪辣なパテントトロールからクライアントを守るのは、元パテントトロールの大鳳未来と姚愁林。2人が共同で立ち上げ...

 知的財産権に関わる業務全般に通じたスペシャリスト。それが弁理士だ。  その弁理士の活躍を描いたお仕事サスペンス。シリーズ2作目。  特許権侵害を盾にひと儲けしようと企む悪辣なパテントトロールからクライアントを守るのは、元パテントトロールの大鳳未来と姚愁林。2人が共同で立ち上げたのが、ミスルトウ特許法律事務所だ。  ミスルトウには今日も難しい依頼が持ち込まれ、未来たちの東奔西走の日々が始まる。           ◇  今回、未来が受けたのは、宮城県久郷村のいちご園からの依頼。  東日本大震災の被害からようやく立ち直り新品種のいちご「絆姫」の開発に成功した久郷村。「絆姫」は世界的にも有名なパティスリー「カリス」のクリスマスケーキに使われることも決まり、初出荷を待つだけになっていた。  だが、出荷直前になって大手商社の田中山物産より「絆姫」という名称は商標権侵害だとの警告書が届いた。  出荷すれば商標権侵害で訴えられ、出荷できなければカリスから違約金を請求される。  計画的な商標ビジネスを仕掛けてきた田中山物産の戦略に隙はなく、さすがの未来も万事休すかと思われたが……。  本編5章とプロローグおよびエピローグからなる。       * * * * *  2作目もとてもおもしろかった。お仕事小説としてもサスペンスミステリーとしても、実によくできた作品でした。  しかし、使いもしないのにかたっぱしから商標登録しておいて金儲けを企む連中って、良心が痛んだりしないくだらない人間なんだろうな。転売ヤーと同じく人のフンドシで相撲を取るような、生きている価値もない屑どもに違いないと腹を立てながら読みました。  本作の田中山物産の面々も憎々しげに描かれていて、まるで時代劇に出てくる悪党みたい。  だから、未来が田中山物産の悪者たちに引導を渡すクライマックス。これも定番時代劇のようですっきりしました。  ただし未来には将軍や前の副将軍のような地位や権力がない。持っているのは知識と頭脳のみ。それだけに今回の離れ業には見事と言うしかなく、ほとほと感心しました。  作者の南原さんは本職が弁理士というだけあって、そのあたりの筋立てはさすがで思わず嘆息したほど。知的財産権や弁理士の仕事についての説明も端的でわかりやすかった。素直にリスペクトします。  続編にも大いに期待していますが、姚さんの活躍もぜひ描いて欲しい。未来以上に゙敵に容赦なさそうな姚さんを見てみたい。

Posted byブクログ