窓辺の愛書家 の商品レビュー
1人の老婦人が高齢者住宅で亡くなった。 自然死だと思われていたが、不審な点が残る。その部屋を片付けていたところ2人組の拳銃を持った不審者が一冊の本を盗んでいった。 3人組の素人探偵の癖のあるキャラクターや、著者の前作である「見知らぬ人」の登場人物が出てきたりなど読んでいて先の展開...
1人の老婦人が高齢者住宅で亡くなった。 自然死だと思われていたが、不審な点が残る。その部屋を片付けていたところ2人組の拳銃を持った不審者が一冊の本を盗んでいった。 3人組の素人探偵の癖のあるキャラクターや、著者の前作である「見知らぬ人」の登場人物が出てきたりなど読んでいて先の展開が気になり楽しく読み進めることができた。
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- ネタバレ
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ナタルカと愉快な仲間たち~ とでも表現できそうな、ミステリだけれど 真犯人は誰?とマジで深入りしてしまうほんでした。 中心人物、ペギー・スミスは冒頭で死んでしまうし(有意義なメッセージを残し)次々と、登場人物は殺されてゆくし、それでいて、 本に対する人々の礼を尽くしたマナーなども十分感じられるし。本読み人のためのミステリ-という感慨深い一時をもてました。 一作目とはかなり異なる印象だったけどこちらも楽しい読書タイムでした。
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死んだ老婦人を取り巻く色々な登場人物の思いが丁寧に書かれていて、それがじわじわと犯人を追い詰める様子がゾワッとした。本が好きな方なら作中沢山散りばめられる作家の名前にも楽しみを見いだすと思う。
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前作の『見知らぬ人』も素晴らしかったけれど今作も圧倒される。老婦人が亡くなってその死に疑問を持った介護士ナタルカ。前作も登場した刑事ハービンダーが捜査する。そこからどんどん面白さは加速していく。思わぬ展開があったり本にまつわる様々なことが語られたりと事件とその周りにあるものが積み...
前作の『見知らぬ人』も素晴らしかったけれど今作も圧倒される。老婦人が亡くなってその死に疑問を持った介護士ナタルカ。前作も登場した刑事ハービンダーが捜査する。そこからどんどん面白さは加速していく。思わぬ展開があったり本にまつわる様々なことが語られたりと事件とその周りにあるものが積み重なっていく。謎解き小説として隅々まで楽しめる今年を代表する一冊になりそう。
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