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魔眼の匣の殺人 の商品レビュー

4

140件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2022/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「予言とクローズドサークル」という設定は前作ほどの衝撃はないものの、夢中で一気読みするほど面白かった。 前作もそうだったが、トリックが細かくて鮮やか、でもちゃんと伏線はある、というのが良かった。 犯人が最初から殺人を計画していたわけではなく、状況が殺人を引き起こしてしまったというのが怖かった。 終盤の展開は予想していなかったので驚いた。 続編も読みたい。

Posted byブクログ

2022/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 斑目機関のシリーズ2作目。  文庫派なので待って読んだ。  予知能力がテーマ。  前作のアレが色々伏せられていたから、何をどこまで書いていいやらな前提の上で感想を書かねばならない制限も厳しい。  ネタバレスイッチは入れるけど。  前作、アレが本当にあったんだ!という状況での謎解きだったので、今作は逆に「予知能力があるとしか思えない状況」で、「予知能力なんか無い」真相なパターンに違いないと…。  や。まぁ今後の油断はならないけれど。  ただ前提をしっかりさせないと面白くないので今後もアリな世界を期待する。

Posted byブクログ

2022/08/28

前作より断然私の好み。 前作のクローズドサークルを作っていたものより、今度の話の方が受け入れ易かった(笑) いや、でも凄いなぁ。 クローズドサークルってもうネタないと思うし、かなりアイデア絞り出すの難しそうなジャンルなのに、あの手この手で楽しませてくれる(^_^*) 見立ての...

前作より断然私の好み。 前作のクローズドサークルを作っていたものより、今度の話の方が受け入れ易かった(笑) いや、でも凄いなぁ。 クローズドサークルってもうネタないと思うし、かなりアイデア絞り出すの難しそうなジャンルなのに、あの手この手で楽しませてくれる(^_^*) 見立ての人形とか、ミステリ好きにはたまらないんじゃないかな?? 私はめっちゃそういうの嬉しい(笑) 伏線のはりかたも、回収の仕方も私好み(^o^) 色々なジャンルの本を読んでも、やっぱり私はこのジャンルが1番好みだな(^_^) とても楽しい時間だった!

Posted byブクログ

2022/08/28

前作が良かったから、今作はどうかな?!って思いながら読んだけど、今回もめっちゃ面白かった!! まさかの展開、まさかのラスト!! 次回作もめちゃくちゃ楽しみ!

Posted byブクログ

2022/08/28

剣崎比留子シリーズの第2弾。 第1弾の『屍人荘の殺人』がとても面白かったので、最初から 期待値が高かったのですが、その期待を越えてくる作品でした。 犯人が分かったシーンは「え、これで終わっちゃうの?」と思ったのですが、 終章で明かされた真実は驚愕のモノでした。面白かったです。 ...

剣崎比留子シリーズの第2弾。 第1弾の『屍人荘の殺人』がとても面白かったので、最初から 期待値が高かったのですが、その期待を越えてくる作品でした。 犯人が分かったシーンは「え、これで終わっちゃうの?」と思ったのですが、 終章で明かされた真実は驚愕のモノでした。面白かったです。 https://gomago-gomago.com/hiruko-prophecy/

Posted byブクログ

2022/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回は予言がテーマになっている。クローズドサークルは変わらず。 登場人物が不幸な人生ばかりで読んでいて辛かった。ストーリーとしては面白いし、サキミのことは想像できなかったので読み応えがあって満足。 また映画化するのかな? 楽しみです。

Posted byブクログ

2022/08/27

剣崎比留子シリーズ、第2作。 シリーズ特有の本格ミステリーにプラスされたSF要素で、従来のミステリーとは一味違う展開に。今作は予知能力。 クローズドサークル内で、予言の通りに犠牲者が出る、と思われる設定の中、殺人事件が起こる。予言が当たるか否かは分からないが、少なくとも予言の通り...

剣崎比留子シリーズ、第2作。 シリーズ特有の本格ミステリーにプラスされたSF要素で、従来のミステリーとは一味違う展開に。今作は予知能力。 クローズドサークル内で、予言の通りに犠牲者が出る、と思われる設定の中、殺人事件が起こる。予言が当たるか否かは分からないが、少なくとも予言の通りに事が進行していく状況の中、起こった殺人事件を捜査する主人公達。 中盤までは、設定は奇抜だが、ミステリーとしては新味の無いストーリーと思っていたが、最終盤に怒涛の展開。きっちりと設定を活かした大きな仕掛けはシリーズ特有の楽しみを存分に味わえる作りに。 次回作も期待。

Posted byブクログ

2022/08/22

本格ミステリの面白さを再認識させてくれたのが、同著者の前作『屍人荘の殺人』でしたが、この『魔眼の匣の殺人』を読み終えて、再びそのときの感動や興奮が蘇りました。脳内でピースや伏線がつながりスパークを起こす。そんな快感に襲われます。 『屍人荘の殺人』が怪物級の傑作だったのは間違いない...

本格ミステリの面白さを再認識させてくれたのが、同著者の前作『屍人荘の殺人』でしたが、この『魔眼の匣の殺人』を読み終えて、再びそのときの感動や興奮が蘇りました。脳内でピースや伏線がつながりスパークを起こす。そんな快感に襲われます。 『屍人荘の殺人』が怪物級の傑作だったのは間違いないけれど、怪物は『屍人荘』単体ではなく、その作品を生み出した今村昌弘さんだったのだと、誇張抜きで思いました。 前作に引き続き超常現象とクローズドサークルを組み合わせた作品。今回の超常現象は予知能力。 人里離れた施設で「48時間以内に男性と女性二人ずつ死ぬ」と語る予言者の老女。 悲惨な事件や災害を前もって予知できる少女。 特殊設定ミステリならではの世界観に精緻なロジックが組み合わさります。 登場人物いわくクローズドサークルは殺人に向きません。外の世界と遮断されているといっても、それは長くても数日間のこと。時間が過ぎれば警察の捜査が入り、クローズドサークルは関係者が絞られるため、犯人にとっては非常に不利な状況になるためです。その状況下でなぜあえて殺人を犯したのか。 確実に起こる予言という縛りのもと刻々と移り変わる展開。このシリーズのホームズ&ワトソンである比留子と葉村は予言を逆手にとった奇策で犯人に挑みます。そして48時間後に明らかになる真相。 リアルタイムに読んでいる時では、状況に翻弄され続けましたが、比留子の推理が進むごとに点と点がつながり、そして二人の予言者という存在が、犯人の行動や思考にどれほど影響を与えていたか、それが自白のもとにさらされていく。 不可思議な状況、特殊な設定、深まる謎。それが一本の線につながっていく快感は名状しがたい!『屍人荘』とは状況が大きく変わっていても、そのときの感覚は変わらなかった。逆に『屍人荘』の後にこんなロジックを生み出せるのか、と新たな感動すらも覚えたかもしれない。 そして犯人が分かってもさらに仕掛けが用意されていて、その作りこみようにまた惚れ惚れとしてしまいました。最後の最後まで予言という縛りを適用し話を収束させる。本格ミステリだからこそできる物語の徹底的な作りこみに、また脳内がスパークしました。  この剣崎比留子シリーズ、そして今村昌弘さんが瞬く間に本格ミステリ界の先頭に躍り出た理由が、屍人荘そしてこの魔眼の匣で鮮明になったように思います。 ミステリーとしての徹底的な作りこみが、キャラクターの魅力を引き出すにも一役買っているようにも思います。今作で感じたのが特殊な能力を持っているがゆえの苦悩や孤独。この作品で重要なキーを握る二人の女性もそうだし、比留子自身も事件を呼び込んでしまうがゆえの苦悩と孤独という探偵の宿命の哀しさを感じました。 そんな名探偵の宿命を持ったホームズに、ワトソン役である葉村はどう向き合っていくのか。ミステリーとしての楽しみはもちろんのこと、これからの二人の関係性も気になる作品です。本当に次作が待ち遠しいシリーズとなりました。次回以降はどんなアクロバティックな設定が、一つの推理に収束されるのか。期待は高まるばかりです。 2020年版このミステリーがすごい! 3位

Posted byブクログ

2022/08/22

ミステリ愛好家の葉村と名探偵 剣崎を含む九人は、人里離れた「魔眼の匣」にいるとされる予言者の元に訪れた。そして、そこに予言者「サキミ」はこう予言する。「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ。」と。そして、その予言をなぞるように、一人、二人と死んでいく... まず本作を100%楽し...

ミステリ愛好家の葉村と名探偵 剣崎を含む九人は、人里離れた「魔眼の匣」にいるとされる予言者の元に訪れた。そして、そこに予言者「サキミ」はこう予言する。「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ。」と。そして、その予言をなぞるように、一人、二人と死んでいく... まず本作を100%楽しむためには、前作の「屍人荘の殺人」を、読んでから「魔眼の匣の殺人」を読むのをおすすめします。ちょいちょい前作の話が出てくるので…。しかしながら、前作の衝撃を超えられるのか、と不安でしたが、とても面白い設定で、あっという間に読了。大満足です。 綾辻行人さんの「館シリーズ」を作品を読んだことがある人は、わかってもらえるかもしれませんが、「登場人物の多さ」と「建物の見取り図の複雑さ」に、頭を抱えた人も多いのではないでしょうか。 本作では、事件に関わる登場人物が全部で11人と多く感じますが、ネーミングセンスが人物像を捉えすぎてて覚えやすいし、建物の作りもめちゃくちゃシンプルなため、混乱せずにミステリ要素を楽しむことができます。ミステリ初心者にもおすすめできる作品です。もし興味があれば、前作と合わせて手に取ってみてくださいね。

Posted byブクログ

2022/08/21

前巻は、想像した事もない状況下のクローズドサークルに度肝を抜かれ、興味を持った本シリーズ2作目。 今作もややイレギュラーな設定のため、好みは分かれると思いますが、個人的には1作目よりも面白かったです! 少し間が空いたため、主役2人の性格、口調ってこうだっけ?と読み進めるも、止まら...

前巻は、想像した事もない状況下のクローズドサークルに度肝を抜かれ、興味を持った本シリーズ2作目。 今作もややイレギュラーな設定のため、好みは分かれると思いますが、個人的には1作目よりも面白かったです! 少し間が空いたため、主役2人の性格、口調ってこうだっけ?と読み進めるも、止まらず2日で読了。 犯人が判明した所で完結、と思いきや、もう一つのオチには驚きました! 3巻も出てるので、文庫化を待つか、図書館で借りたいなと思います。

Posted byブクログ