魔眼の匣の殺人 の商品レビュー

今村昌弘(著者)

2022/09/17

中盤から怪しいなと思っていた人物が犯人だったけれど、単純な終わり方ではなくて、幾重にも重ねられた人物其々のストーリーが凝っていると感じた。
後半気になって一気読みしたが故に、？となる部分もあったけれど、全体的には面白かった。

2022/09/15

面白かったー。前作より好きです。
限られた舞台と今回の少ない人数という制約下でここまで面白い作品に出来るものなんですね。
動機一点突破のミステリが多い中、機関の研究と予言が存在する世界観だからこそ可能にさせる予言に寄せての殺人。伏線や設定が見事！
何よりあれだけ売れたデビュー作の次に間髪入れずこれを書けた著者のメンタルがすごい

2022/09/12

あまりコテコテのミステリーは読まないのですが、このシリーズはなんか手に取ってしまいますね。

なんというか、ゾンビみたいな目に見える恐怖よりも、呪い(とは表現してませんが)みたいな目に見えない恐怖の中のクローズドサークルってホント怖い。anotherのクローズドサークル版みたいな感じでしょうか。

てか、ロジックの作り込みがスゴすぎ。単純に真犯人vsその他、ではなく張り巡らされた伏線と回収に圧巻です。

事件のその後、みたいなのがかかれてるともっとスッキリしたかもです。
王寺さんはやはりいずれ呪い殺されるのでしょうか。何年もニセモノの世話をしてた神服さんも結構な被害者では…。そして岡町さんのその後は…？

映画化と続編の文庫化を心待ちにしております。

2022/09/11

前作の世界観から勝手に想像していたイメージがありましたが、それが良いスパイスになり、わざとらしくない伏線回収と、後半の展開を楽しむ事ができました。なんなら前作よりよく煮込まれた重厚な味でした。
オカルトとリアルの間を絶妙なバランスで展開していて、最後は悲恋の儚さに終わる。犯人探しよりも面白いストーリーに気付けなかった私がもしこの場にいたなら、アイツみたいに早々に死んでたかなぁ、なんて考えちゃいました。前作の映画化は明らかな失敗でしたが、これならいけるんじゃないですかね。

2022/09/09

前作屍人荘の殺人と比べてしまうと特殊な設定である「予知や予言」のインパクトは弱いと思った。
しかし、真犯人の意外性や八つ当たりの様な追い詰め方など、畳み方は前作よりも良かった。
加えて、計らずとも剣崎に苦渋の決断させてしまった葉村。彼の覚悟を見るため次回作もチェックしたい。

2022/09/03

前作「屍人荘の殺人」があまりに衝撃だったので、文庫化を待ちわびて購入。
今作も読みごたえがあり、面白かったです。
これも映像化されるのかな？

2022/09/02

「屍人荘の殺人」の続編
個人的にはこちらの方が好き

今作は外れることの無い予言を元にした殺人事件
内容も分かりやすく伏線回収もしっかりされており読みやすい
アリバイ云々が各人色々動き回っていたのでちょっと複雑だった
オカルトめいた点は前作と同じなのでそういった人は苦手かもしれないが、そういった人も是非読んでもらいたい

事件が終わってからのどんでん返しも必見

2022/08/31

今村 昌弘 の「屍人荘の殺人」シリーズ第2弾。
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子の名？コンビが、前作の黒幕：班目機関の元研究施設“魔眼の匣”へ閉じ込められ、そこで起きる連続殺人の謎解きに挑む様を描いています。
前作よりリアリティもあり、ミステリはしっかり本格派で・・・堪能しました(^_^;)
続編の文庫化が待ち遠しいです！

2022/08/30

屍人荘の殺人の衝撃に比べれば、少しこじんまりした気もしますが。
予言を信じて、という犯人の動機が当初は腑に落ちない感じだったが、想像ではあるものの犯人の背景にそんな怖いものがあるならば、仕方ないのかな、と。
剣崎比留子が映画の浜辺美波のイメージで出てきてしまうけど、もう少し大人なのかと思う今回でした。

2022/08/30

屍人荘の殺人の続編

やっと文庫化！！面白く読みやすかったです。
ヒルコさんの可愛らしさだけでなく、今回は彼女の強い一面も見れましたね

このシリーズは題材が、映画化されやすい？「金田一少年の事件簿」的な展開なんですが、内容はシッカリミステリ！！

若い人たちが活字を読むキッカケになってくれれば…と期待できる作品ですね。