魔眼の匣の殺人 の商品レビュー

今村昌弘(著者)

2022/11/18

屍人荘の殺人を読んで、今村さんのファンになりました！そして第二弾を読んでみたところやはりとても面白かったです！
あり得ない人が殺人犯でびっくりし、あれ？今の間に何が怒ったの？と思うくらい展開が早過ぎて混乱してしまいましたが、とてもいい作品だなっと思いました！

2022/11/08

「あと2日のうちに4人死ぬ」予言者と恐れられる老女が告げた。
予言通りになるのか、など推理しながら読み進められて、とても結末が驚きでした。
シリーズ二弾。葉村と比留子のやりとりも見どころでした。

2022/11/07

超能力とミステリーは相性が悪いと思っていたのだけど，逆に利用するとは．２重底３重底の展開も用意されていて，期待を裏切らない面白さだった．

2022/11/06

事件の首謀組織・班目機関の研究施設が好見という地区にあることを突き止めた剣崎は、葉村とともに好見へと赴く。しかしそこにあったのは人が消えた集落だった。そこで、対岸の旧真雁地区へ道中出会った男女とともに情報収集へ向かうと、かつて班目機関の被験者で予知能力を持つ老女が「魔眼の匣」と呼ばれる建物に独り住んでいた。老女から「あと二日のうちに真雁で男女が二人ずつ、四人死ぬ」と予言を受けた直後、村に通じる唯一の橋が焼け落ち旧真雁地区に閉じ込められてしまう。

綿密に練られたロジックが秀逸で、前作を超える面白さでした。

2022/11/04

屍人荘の殺人からの二作目。
クローズドサークルであり、そして誰もいなくなったを意識させられる。
予言、予知能力を題材にした作品で面白かったが、班目機関に深く入り込んで欲しかった。

2022/10/31

「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」人里離れた施設に暮らし、予言者と恐れられる老女は、その日訪ねた葉村譲と剣崎比留子ら九人に告げた。。残り４８時間、死の予言は成就するのか。（e-honより）

2022/10/31

「この二日のうちに男女が二人ずつ死ぬ・・・」
そう予言された魔眼の匣と呼ばれる施設で偶然居合わせてしまった9人は、比留子と葉村を中心に予言を阻止しようと行動するが・・・
予言や心霊、信仰がどれだけ人に影響を与えるものなのだろうか。
“影響を受けざるを得ない状況”に陥った場合人はどうなるのだろうか・・・
後半に進めば進むほど先が気になり、逸る気持ちを抑えながら読み進めていきました。
個人的にラストはまさかの展開で、ただでは終わらせない最後まで楽しませてくれる作品だと感じました。
また物語の中にあの探偵の影がちらほら出てくる場面もなんだか嬉しいような切ないような、、、
最後も気になる終わり方だったので続編が楽しみです。

2022/10/27

最近のトレンドなのか予言、予知に真新しさは無く、前作ほど斬新さは感じませんでした。でもまぁ良い意味で無難、ちゃんと面白い。キャラクターのコミカルな可愛さが強調されてた気がするので、本格館モノというよりライトな特殊設定モノとして楽しむのが正解かなーと思いました。突き抜けた特殊設定と意外にしっかりしたトリック、みたいな。比留子さんには宇宙に行ってもらいます。

2022/10/19

「あと2日のうちに4人死ぬ」11人に与えられた死の予言。
やっぱり本格ミステリの王道といえばクローズド・サークル！密室という非日常の中で、本作は更に「予言」というスパイスも混ぜ込んでいる。もう面白くない訳がない。前作に続いて満足した一冊だった。

2022/10/16

魔眼の匣の殺人

クローズドサークル「だから」起こる連続殺人、という逆説的な設定が面白い。
綿密な作り込みで予知・予言をきちんと物語の中に落とし込むため、前作のような展開の早い導入とは異なり、状況はゆっくりと進行する。

謎解きのロジックは高度すぎて、もはやミステリー初心者にはついていけず迷子状態だったけれど、比留子の苦悩が描かれ、自らの内面をえぐり出して叩きつけるような推理がすごく心に残った。
他のミステリーとは異なる新しい探偵像、でもとても切ない。

比留子に救いが訪れますように。
さあ次は、葉室の出番。