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ラーゲリより愛を込めて の商品レビュー

4.5

64件のお客様レビュー

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2024/07/19

山本さんの、強さや優しさ、ピュアさに、皆が惹き付けられていく様子が、心強くもあり、儚くもありました。 相沢さん推し。 序盤で、映画が気になりすぎて、予告動画を見てしまい、読み進めていく中で、私の頭の中の想像ではなく、予告の映像に引っ張られて…ネタバレの自爆というのでしょうか…...

山本さんの、強さや優しさ、ピュアさに、皆が惹き付けられていく様子が、心強くもあり、儚くもありました。 相沢さん推し。 序盤で、映画が気になりすぎて、予告動画を見てしまい、読み進めていく中で、私の頭の中の想像ではなく、予告の映像に引っ張られて…ネタバレの自爆というのでしょうか…自分自身に残念。

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2024/06/22

アウシュヴィッツを読んでからのこちらの作品を読ませて頂きました。辛い描写が多々ありますが、度は違えど拷問の仕方は何処の国もさほど変わらない。まだドイツ兵よりロシア兵の方が人間味があるような。(アウシュヴィッツが酷すぎる…)辛い人に、生きてれば希望があるとは私は思いませんが、希望を...

アウシュヴィッツを読んでからのこちらの作品を読ませて頂きました。辛い描写が多々ありますが、度は違えど拷問の仕方は何処の国もさほど変わらない。まだドイツ兵よりロシア兵の方が人間味があるような。(アウシュヴィッツが酷すぎる…)辛い人に、生きてれば希望があるとは私は思いませんが、希望を諦めていない人から希望は貰えると感じた一冊でした。

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2024/06/19

 これが創作ではなく実話であることに驚く。夜と霧でもそうだが、収容所つまり絶望的な環境下でも希望を失わない人間がいる。彼らの精神力はどこから来ているのか気になる。私も希望を失わない人でありたい。

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2024/06/02

理不尽な戦争物語で本当に実話なのか?と疑いたくもなる内容で夫婦愛、捕虜仲間との友情の感動よりも戦争そのもの特に不可侵条約を破って勝ち馬に乗り満州日本人をシベリアに過酷な捕虜として抑留したロシアに対しての反露感情が募る。過酷な捕虜生活を10年以上耐えて帰国した人、英霊に対して敬意を...

理不尽な戦争物語で本当に実話なのか?と疑いたくもなる内容で夫婦愛、捕虜仲間との友情の感動よりも戦争そのもの特に不可侵条約を破って勝ち馬に乗り満州日本人をシベリアに過酷な捕虜として抑留したロシアに対しての反露感情が募る。過酷な捕虜生活を10年以上耐えて帰国した人、英霊に対して敬意を抱く。シベリア抑留は耳にはしていたがその時代背景、対象となった人達を学べたと同時に捕虜として戦後も生きた人達の苦しみ、悔しさを強く感じる内容。今も世界で戦争が起きており同じ様な理不尽な世界が有ると思うとやるせ無い気持ちになる。

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2024/05/08

これが事実に基づいている出来事とは信じたくない ソ連の非道さが伝わる きな臭い現代においても何をしてくるかわかったもんじゃない国家は数多くあるし、日本の周りでも油断できない それなのに、平和ボケの日本は果たして大丈夫なのか不安は募るばかりだ

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2024/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

妻への手紙の冒頭 ”妻よ、よくやった。実によくやった” から始まるのが本当に素敵。 他の方たちがこれら一語一句を覚えるにあたって、何度山本さんを想って涙を流したんだろう。 どっしりと心が晴れる、背を伸ばさずにはいられないお話でした。

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2024/04/12

過去一の感動をありがとう 謙虚で誠実なお、心の底から感じられる信念や闘志を抱き、人生の全てを楽しむ山本に感銘を受けた。彼を機に変化した周りの人々、どんな環境でも人間らしさを捨てなかった彼ら全員あっぱれ。モジミやマサトの努力の甲斐で、顕一ら子供たちに価値観を受け継ぐあたりも、素晴ら...

過去一の感動をありがとう 謙虚で誠実なお、心の底から感じられる信念や闘志を抱き、人生の全てを楽しむ山本に感銘を受けた。彼を機に変化した周りの人々、どんな環境でも人間らしさを捨てなかった彼ら全員あっぱれ。モジミやマサトの努力の甲斐で、顕一ら子供たちに価値観を受け継ぐあたりも、素晴らしい。

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2024/04/08

幸福とはなんだろう。 不幸とはなんだろう。 他者が他者の幸不幸を評するのもおこがましいとは思うが、その人の人生がどちらであるか、と見る時、その人生の締めくくり方を見て、この人は幸せなだったろうな、可哀想な人だったな、と思うことがある。 けれど、その人生の途中を見れば、その通り...

幸福とはなんだろう。 不幸とはなんだろう。 他者が他者の幸不幸を評するのもおこがましいとは思うが、その人の人生がどちらであるか、と見る時、その人生の締めくくり方を見て、この人は幸せなだったろうな、可哀想な人だったな、と思うことがある。 けれど、その人生の途中を見れば、その通りとも限らない。 何よりその人自身がどう感じているか。 幸不幸は他者が測るものではない。 それを踏まえて『山本さん』を思えば、どうだろう? どう捉えても不幸としか見えないが、本人はそう感じていただろうか? 人は辛い時、苦しい時、自分のその闇の部分しか見えなくなる。 どうしたって周りを見る余裕などなくなる。 この人はどうして、地獄とも呼べる中にいながら『希望』を見失わないでいられたのだろうか。 もっとたくさんの人に、多くの人に知ってほしい話だと思った。

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2024/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024/2/17読了 厳しい環境下での労働を強いられ、食料もわずかな量で抑留されているのに山本の優しさ、強さ、まっすぐな気持ちが本当に心に刺さった。 最後の遺書のシーンは一気読みしました。 映画も見たいし、原作も読みたい!!!

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2024/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画の予告を見て気になっていたのだが、結局映画よりこちらを先に読むことになった。 こんな悲惨な出来事はフィクションであって欲しかったけど、主人公の山本幡男は実在する人物で、第二次世界大戦後にシベリアに抑留されていた60万人のうちの1人だ。 強制収容所(ラーゲリ)で約11年間過ごした。過酷な条件下の中、11年も強制労働させられるなんて想像もつかない。本では「それから2年半が過ぎ」と簡単に書けるけど、彼らにとっては絶望の中生きるか死ぬかの2年半で、とても長く感じただろうと思う。 故郷に帰れず、強制労働を強いられ皆が絶望に打ちひしがれている中、どんな理不尽な状況であっても喜びや楽しみを見出してくれる山本幡男がいたことで、どれだけの人の心が救われたか…。 結局日本に帰ることは叶わなく、家族にも会えなかったけど彼の存在は、多くの抑留されていた日本人に勇気を与え、救ったのだと思う。 彼だけじゃなく一人一人に人生の物語があり、戦争に囚われた中無念にも死にゆく人がたくさんいたことを再認識できた。 こういう歴史を知ることはきついけど、今生きている私たちは知らなければいけないと思う。読んでよかった。

Posted byブクログ