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ラーゲリより愛を込めて の商品レビュー

4.4

70件のお客様レビュー

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2025/02/05

戦争がどんなに酷いものか、色々な映画や本で 伝え続けてほしい。人間の強さと家族を思う気持ち 一生懸命生きる姿に感動。 でも戦争は無くならない。政治が絡むと戦争になる。 個々の国民同士は殺したいほどの憎しみなんてない。

Posted byブクログ

2025/02/03

妻へ宛てた手紙(遺書)は涙なくして読めませんでした。 希望を持つこと、信じることは簡単そうで難しいこと。 でも、とても大切なものであるとすごく感じました。 読み終えて聴く 『soranji』がすごく心に沁みました。

Posted byブクログ

2025/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を鑑賞してから読了。 いまだに頭の中が整理できてないけれど、印象に残ったのは・・・ ①戦争の悲惨さ、捕虜の扱い、また戦後の混沌の中での人々の生活 ②希望を持って生きようとした山本幡男さんの人としての強さ・純粋さ・高潔さ ③遺書を思いもよらない方法で持ち帰った責任感(情熱) ④リベラルアーツの重要性 ⑤山本幡男さんに限らず、この時代の人々の強さ、人間の強さ ⑥ロシアの気候の過酷さ このあたりが色々と想像を絶する感じだったので自分の中に名前がつけられない感情がわだかまっている。 一言で言い表すならばショック、信じられない、という表現が的確か。 先に映画で見ていたのであらすじなどは分かっていたはずだけれど、映画を見たときよりもショックは大きかったかもしれない。 映像は過酷な状況が視覚的に表現されていたので過酷さをよりリアルに想像することはできたが、温かみのある場面もあり、またどんどんストーリーが進んでいくためそこまで自分の頭で考えたり感じ取ったりという部分はそこまで大きくなかった。 書籍で読むと悲惨な状況や過酷な情景にじっくり向き合わないと読み進められない。何度もページをめくる手が止まりそうになってしまった。 この本の感想とはズレてしまうが、いかに自分が今まで何も知らずにのほほんと暮らしていたかが身に沁みた。 こんな悲惨な過去があるのに知らないことは罪だと思うし、知らない人が増えることでまた悪夢が繰り返される可能性があるとも思った。これを機に色々勉強したいと思う。 私が一番興味を持ったのは、なぜ日本が満州を手に入れたかったか、満州での当時の生活はどのようなものだったのか、どのような人が満州に渡ったのか、その後満州から帰った人はどのような生活をしていたのか。 これまでは満州にはある程度裕福な資本家層が移り住んで現地でビジネスをしていたという印象だったが、半強制的に移住させられ開拓させられた人々がいるらしい。この移民についても色々と知りたくなった。日本からの移民といえば南米が真っ先に思い浮かぶが、戦時中には満州はもちろんアジア各地に移民がいたのだろうと思う。どのような経緯で移民が行われて現地でどのような生活をしていたのか、その後はどうなったのかがとても気になる。これについても調べてみたいと思う。 ちょっと長くなりそうなので各テーマについて掘り下げたいと思う ①戦争の悲惨さ、捕虜の扱い、また戦後の混沌の中での人々の生活 まずこの本を読んで、人道的にこのような行いが許されて良いはずがない・・・というのが最初の感想だった。 この本を読むとロシア人が非道な民族のように映ってしまうが、必ずしもそうではないのだろう。日本人だって同じ状況であれば同じことをするのだろうと思う。戦争というものが人を狂気に駆り立てるのだろうと思う。戦争では誰かが死んだり傷ついたり、物理的に何かが破壊されたり、ということはもちろん悲惨だが、それよりも人間心理への影響のほうがより深刻なのではないかとも感じた。色々な意味で影響が甚大だと感じた。

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2025/01/15

「こうして久しぶりに家族全員でいられること。みんなの笑顔。美味しい食べ物。ハルビンの午後の日差し」 こういう父親になりたいと思う。 私の職業柄私と家族ももしもの時一緒にはいられない。 だから会えるときには必要なことは伝えたい。

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2024/12/15

私の遅めの二宮ブームによって選ばれた本! 戦争の話って苦しいからやっぱ苦手だなぁって思うけどそれでもサクサク読めてしまった 戦場に本当にこんな太陽みたいな人いたのかなって思うくらいすごい人 映画観る勇気はまだない

Posted byブクログ

2024/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画の余韻から冷めやらず、この本を購入しました。山本幡男さんの強くてピュアな生き方が素敵でした。暗記した遺書を仲間が遺族に伝えに行くシーンでは、仲間自身の家族への思いも伝わってきて涙が止まりませんでした。

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2024/07/19

山本さんの、強さや優しさ、ピュアさに、皆が惹き付けられていく様子が、心強くもあり、儚くもありました。 相沢さん推し。 序盤で、映画が気になりすぎて、予告動画を見てしまい、読み進めていく中で、私の頭の中の想像ではなく、予告の映像に引っ張られて…ネタバレの自爆というのでしょうか…...

山本さんの、強さや優しさ、ピュアさに、皆が惹き付けられていく様子が、心強くもあり、儚くもありました。 相沢さん推し。 序盤で、映画が気になりすぎて、予告動画を見てしまい、読み進めていく中で、私の頭の中の想像ではなく、予告の映像に引っ張られて…ネタバレの自爆というのでしょうか…自分自身に残念。

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2024/06/22

アウシュヴィッツを読んでからのこちらの作品を読ませて頂きました。辛い描写が多々ありますが、度は違えど拷問の仕方は何処の国もさほど変わらない。まだドイツ兵よりロシア兵の方が人間味があるような。(アウシュヴィッツが酷すぎる…)辛い人に、生きてれば希望があるとは私は思いませんが、希望を...

アウシュヴィッツを読んでからのこちらの作品を読ませて頂きました。辛い描写が多々ありますが、度は違えど拷問の仕方は何処の国もさほど変わらない。まだドイツ兵よりロシア兵の方が人間味があるような。(アウシュヴィッツが酷すぎる…)辛い人に、生きてれば希望があるとは私は思いませんが、希望を諦めていない人から希望は貰えると感じた一冊でした。

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2024/06/19

 これが創作ではなく実話であることに驚く。夜と霧でもそうだが、収容所つまり絶望的な環境下でも希望を失わない人間がいる。彼らの精神力はどこから来ているのか気になる。私も希望を失わない人でありたい。

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2024/06/02

理不尽な戦争物語で本当に実話なのか?と疑いたくもなる内容で夫婦愛、捕虜仲間との友情の感動よりも戦争そのもの特に不可侵条約を破って勝ち馬に乗り満州日本人をシベリアに過酷な捕虜として抑留したロシアに対しての反露感情が募る。過酷な捕虜生活を10年以上耐えて帰国した人、英霊に対して敬意を...

理不尽な戦争物語で本当に実話なのか?と疑いたくもなる内容で夫婦愛、捕虜仲間との友情の感動よりも戦争そのもの特に不可侵条約を破って勝ち馬に乗り満州日本人をシベリアに過酷な捕虜として抑留したロシアに対しての反露感情が募る。過酷な捕虜生活を10年以上耐えて帰国した人、英霊に対して敬意を抱く。シベリア抑留は耳にはしていたがその時代背景、対象となった人達を学べたと同時に捕虜として戦後も生きた人達の苦しみ、悔しさを強く感じる内容。今も世界で戦争が起きており同じ様な理不尽な世界が有ると思うとやるせ無い気持ちになる。

Posted byブクログ