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いけない の商品レビュー

3.6

284件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    113

  3. 3つ

    98

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    3

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2022/10/17

なるほど…そう言うこと。 読み物として大変、手の込んだミステリです。 第一章を読み終えて、いまいち腑に落ちないままに二章三章と進んで、登場人物や人間関係に注意しながらじっくり読んだつもりでも、終章で「ん?」となって、最初に戻った人は少なくないと思う。 最終的に〝ある程度〟の答え...

なるほど…そう言うこと。 読み物として大変、手の込んだミステリです。 第一章を読み終えて、いまいち腑に落ちないままに二章三章と進んで、登場人物や人間関係に注意しながらじっくり読んだつもりでも、終章で「ん?」となって、最初に戻った人は少なくないと思う。 最終的に〝ある程度〟の答え合わせはできたのだけど、作者の意図するものが全て汲み取れているのかは考察を見ても謎のまま。 以下ネタバレですので、読み終えた方のみどうぞ… ・第一章で死んだのは、その後、登場しなくなった彼だということが終章であきらかになる。 ・やたらと近親者を亡くした登場人物が多いのは気になったけど、それこそがミソだった。 ・宮下さん殺害の犯人は特定されていないけど、利があったのは1人だけ。 ・水元が絵の謎に気がついてしまった瞬間に立ち会っていたのだからそうなるよね。 ・手紙のトリックは美しくまとまっているけど、全てを白紙にしてしまう最強の〝いけない〟がこれ。 以下、腑に落ちなかったこと。 ・目が見えないのにバレないのは無理かと…。 ・追い風だとしても子どもでしょ? ・元カノである理由…。 ・死体処理はそんな簡単じゃない。 ・雅也はどこに? トリックとしては面白いけど、ことがスムーズに進み過ぎて現実味がない。かな。 今年の30冊目

Posted byブクログ

2022/10/17

あー、そういうことかとは気づくけど、なんかもやっとして終わる。場面転換が荒く感じられ、読みづらかった。

Posted byブクログ

2022/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全部が繋がってる4短編かつ、どんでん返し系。 ただ、綺麗な答えは語られていないので、読んだ後に見解をググりたくなる系。 なので、さっさと一気に全部読みたくなる。

Posted byブクログ

2022/10/15

今まで出会った道尾さんの本にはハズレがなかったから、今回も期待してたんだけど、それでもやっぱり面白いのよーすごいな。 まず、各章どれも面白かった。先が知りたくてどんどん読んでしまうし、別の章とも繋がりがあるからそちらも気にかかる。最後は意外な展開に驚いて。更に、章の終わりには写...

今まで出会った道尾さんの本にはハズレがなかったから、今回も期待してたんだけど、それでもやっぱり面白いのよーすごいな。 まず、各章どれも面白かった。先が知りたくてどんどん読んでしまうし、別の章とも繋がりがあるからそちらも気にかかる。最後は意外な展開に驚いて。更に、章の終わりには写真がくっついていて、曖昧に想像していた結末が、それによって補強されたり覆されたり。 本のはじめには使用方法があって、『写真を見ることで、それぞれの"隠された真相"を発見していただければ幸いです。』とある。これを踏まえた上で写真を見ていたにもかかわらず、読み終えてから改めて二章と三章の終わりの写真を見たら、最初には見えていなかったものが見えた。注意力がなさすぎるな私は。 そのまま2周目してみたら、発見があり過ぎてびっくり。こんなに普通に書かれているのになぜ気付かないで読んでいたんだと自分を疑ったくらい。先が気になる展開だと目が上滑りして、こまかい描写は見落としちゃうのかもしれないな。 一章の写真は何を伝えたいのかイマイチわからなかったんだけど、ゆかり荘の場所が確定すると、誰が死んだかわかるっていう意味かなあ。 最後の章は、いろいろ判明するので答え合わせ的に楽しめた。明確に言い切っていない部分も残されていて、読後に詳細をあれこれ考えられるのも醍醐味。 かりそめの不安定な平和だとしても、彼らの現状がこのまま続いて欲しいと思ってしまった。それが幸せなことなのかはわからないけれど。 面白かったー。2も出たのでしょ? 読みたい。

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2022/10/12

★ラスト1ページですべてがひっくり返る。 話題の超絶ミステリがついに文庫化! 各章の最後のページに挟まれた「写真」には、 物語がががらりと変貌するトリックが仕掛けられていて……。 2度読み確実! あまりの面白さが大反響をもたらした、 道尾秀介渾身の超絶ミステリ。 第一章 「...

★ラスト1ページですべてがひっくり返る。 話題の超絶ミステリがついに文庫化! 各章の最後のページに挟まれた「写真」には、 物語がががらりと変貌するトリックが仕掛けられていて……。 2度読み確実! あまりの面白さが大反響をもたらした、 道尾秀介渾身の超絶ミステリ。 第一章 「弓投げの崖を見てはいけない」 →自殺の名所が招く痛ましい復讐の連鎖。 第二章 「その話を聞かせてはいけない」 →少年が見たのは殺人現場? それとも……。 第三章 「絵の謎に気づいてはいけない」 →新興宗教の若き女性幹部。本当に自殺か? 終 章 「街の平和を信じてはいけない」 →そして、すべての真実が明らかに……。 騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。

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2022/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この手の本は正直あまり得意ではなく理解に乏しいせいか面白さを存分に味わえなかった。他の方の解説を読んでなるほどなーと思いつつも感情が揺さぶられるような事はなかった。それと文章の書き方が若干行動をただ羅列してるように感じそれが尚更読んでいて疲れてしまった。自分の読解力のなさを思い知った作品。内容はかなり練られていると思うので推理が好きな方はおすすめかと。

Posted byブクログ

2022/10/10

各章の最後のページの写真でひっくり返る! と、ありましたが個人的にはひっくり返るってより、真実へのヒントって感じかなぁと思ったけど、この発想は凄いですよね。 ただですね、私は推理するのが苦手で… 読み終わってもモヤモヤする感じが凄くって… フル回転で考えて、少し疲れちゃいました...

各章の最後のページの写真でひっくり返る! と、ありましたが個人的にはひっくり返るってより、真実へのヒントって感じかなぁと思ったけど、この発想は凄いですよね。 ただですね、私は推理するのが苦手で… 読み終わってもモヤモヤする感じが凄くって… フル回転で考えて、少し疲れちゃいました笑

Posted byブクログ

2022/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙裏の問いに答えるつもりで読んでみた。 第1章 死んだのは誰?→3人に絞られた。読み返してもはっきりわからず、モヤモヤしたまま次の章へいった。 第2章 なぜ死んだの?→犯人はわかったが、手口はわからなかった。 第3章 罪は誰のもの?→写真を見て犯人がわかった。ここで、第1章で死んだのが誰なのかがわかった。 第4章 殺人犯が同じ街に何人もいるのに、真相が闇に消えて、誰も捕まりそうにない。

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2022/10/09

「いけない」と思って読み始め、読み終わった後に「いけない2」だったと気づき、「いけない」を改めて購入したら、「いけない2」だと思っていた本が「いけない」だったという、物語内に留まらず、色々とパニックな書籍でした。 以下、「いけない2」だと思って書いた感想。 —————— な...

「いけない」と思って読み始め、読み終わった後に「いけない2」だったと気づき、「いけない」を改めて購入したら、「いけない2」だと思っていた本が「いけない」だったという、物語内に留まらず、色々とパニックな書籍でした。 以下、「いけない2」だと思って書いた感想。 —————— なぜか「いけない」を読まず、こちらの「2」から読んでしまった。今までにない新しい取り組みで、面白いな、と思いました。前作の方が評価が高いので、前作も読んでみようと思います。

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2022/10/08

すっきりしない結末の短編が最終的に一つの話としてつながっていく形。からすの親指ほどのどんでん返し感はなく残念だった。3.4

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