終活中毒 の商品レビュー

秋吉理香子(著者)

2023/03/08

久しぶりに短編でヒットです。
良い裏切り感が読んでてとても面白いです。私は最初と最後の短編が好きでした。この順番にもってきたのも納得できるし、話にハズレが無いのが良い！
ただタイトルの中毒は、ちょっと違うかなあと個人的に思いました。中毒だと、のめり込みすぎる意味があるかなあと。

2023/03/03

めちゃくちゃおもしろかった！文句なしの星5！後妻業の男性版（サスペンス系）、息子についての謎を探ってく終活、小説家の終活、お笑いの就活、どれも引き込まれて一晩で読み終わった！

SDGsの終活、最後の終活あたりが1番おもしろかったかなぁ…でも全部面白かった！久しぶりにぐわーーーと読んじゃった！2023年ベストブックかも♩

2023/02/28

終活にまつわるミステリー短編集。
どれもゾワッとするけど終活が絡んでるからか感動もあって、スルッと読めた。
1話目のSDGsな終活がいちばん怖かった！

2023/02/26

読みやすいし、引き込まれる。久しぶりに読みやすい作家さんに出会えて嬉しい。ボリュームも丁度いい。
どの話も面白かったけど、一番最初に出てくる後妻業の男性版が一番面白かった気がする。

2023/02/25

余命をSDGs活動につぎ込む資産家の妻の財産を目当てにする男、妻の三回忌を理由に突然帰ってきた息子にリフォームを勧められる男、大人気作家が亡くなり、遺品の中から見つかった作品を自分のものとして発表しようとする女性、癌を宣告され余命わずかとなった売れない芸人にまつわる4つの短編集。
意外などんでん返しがあったり、ほろっとさせる結末だったり、バラエティーに富んで面白かった。

2023/02/22

「SDGｓな終活」「最後の終活」「小説家の終活」「お笑いの死神」
いろんなテイストの終活が楽しめました。

「お笑いの死神」は読んでいて「夢をかなえるゾウ」を思い出した。
登場人物みんな温かくて、こういう感じわりと好き。
それとは対照的なのが「SDGｓな終活」秋吉さんぽくて面白かった。
「最後の終活」全体的にいい話だけど、子育て全部奥さんに丸投げして、何かあったら奥さんのせいにする典型的な嫌な夫じゃん。心を砕いていた奥さんが報われないなんて…そこが引っ掛かりました。

2023/02/20

命が終わると分かった時、終わった時
人はどう向き合うか
「死」をテーマにした短編集

○金銭に余裕のある妻の死を楽しみに待つ男

○妻を亡くして遺品を整理する男

○親交のある後輩売れっ子小説家の死に向き合う売れない小説家

○41歳売れない芸人が妻と娘、自分のために命をかけて最期の奮闘をする

初めて読んだ作家さん
まず装丁が好み
キラキラした乙女心くすぐられる
どの作品もたくさん楽しませてもらった
ドキドキはらはらもあり
じーんと感動もあった

面白かったので秋吉さんの別の作品を早速図書館で予約した
他の作品を読むのも楽しみ

2023/02/18

秋吉節、全開！
やっぱり面白い。

終活をテーマにした4話の短編はそれぞれ趣が異なりどれも楽しめる。

1話目の『SDGsな終活』は終活の哀しさはどこへやら、どストレートなイヤミス。
結末は恐怖に震える。

続く2話『最後の終活』は二段仕掛けのストーリー。
昨今の社会問題を取り入れた内容にハラハラしながら読み進めると、ラストには思わぬ感動が待ち受ける。

3話目の『小説家の終活』は人間の内面に潜む黒い部分を描きながら、小説家の粋な計らいと良心に救われた。

最終話『お笑いの死神』はまさかのオチに泣き笑い。

そんな私は秋吉中毒継続中。

2023/02/10

サクサク読める短編4編
最初のSDGｓは　イヤミス？風味ですが
心温まるだけではない
ちょっと苦笑させられるところも
楽しんで読めました
お笑いの死神は
まさにお笑い芸人にとって
最高の終活じゃないかな　と思う
笑ってもらえて　記憶に残って
ちょっとした勘違いも　
あの世で泣き笑いできそう

2023/02/02

お年寄りが終活していくお話かと思ったら、まさかのどんでん返し、ミステリー？ありで、びっくりしたり、クスッと笑いたくなったり、なるほどと納得してみたり、楽しく読み進めることができた。