終活中毒 の商品レビュー

秋吉理香子(著者)

2023/02/10

サクサク読める短編4編
最初のSDGｓは　イヤミス？風味ですが
心温まるだけではない
ちょっと苦笑させられるところも
楽しんで読めました
お笑いの死神は
まさにお笑い芸人にとって
最高の終活じゃないかな　と思う
笑ってもらえて　記憶に残って
ちょっとした勘違いも　
あの世で泣き笑いできそう

2023/02/02

お年寄りが終活していくお話かと思ったら、まさかのどんでん返し、ミステリー？ありで、びっくりしたり、クスッと笑いたくなったり、なるほどと納得してみたり、楽しく読み進めることができた。

2023/01/21

面白かった。
スタートのSDＧsを読み始めてビックリ
女性の財産を狙って、余命いくばくもない
親戚縁者のいない人を狙って、結婚して
亡くなったら、遊び暮らし、お金が尽きたら
次のターゲットを狙う
3回目の女性と首尾よく結婚するが
大逆転
興奮したのは、同じような人がいると
聞いたことがあったので、
ただただ、うーん。

2023/01/17

秋吉理香子作　前回読んだ「婚活中毒」の続編的な今作品。

「終活」人生の終わりに向け、あがいたり、もがいたり、戦ったりしている主人公たちの４つの短編集。

「終活」といっても　主人公たちがすべて望んで　人生の終わりに向けた準備をしているわけではなく、お金に目がくらんだ夫だったり、老人をターゲットにしたオレオレ詐欺だったり、小説家の葛藤やお笑い芸人の「笑いに対する執念」だったりとバラエティー豊かな人生の終盤。
そして　いつもの秋吉節よろしく　毒を持った大どんでん返しで〆ている。

好みは別れるかもしれないけれど　ゾクッとするライトなミステリー、私は嫌いじゃないな。

2023/01/16

面白かった！

4人の終活がみんな違ってみんないい。

ミステリーもあればほっこりもあり、ざわざわもあれば号泣もある。
「小説家の終活」は、どう着地するのかドキドキが止まらなかったけど、なんとかおさまってホッとした。
「お笑いの死神」は、六ちゃんがめちゃめちゃ格好良かった。一番ステキな終活なのでは？

「婚活中毒」も読んでみたい。

2023/01/15

人の最期をテーマにした短編集。あっという間に読み終わった！1作目はなんとなく終わり方が読めた、こういう女って図太いから簡単には死なないよなって思った。最後のお笑い芸人が1番好きだった。病気で苦しくても、一回の人生だから全力で悔いなく生きたいと思えるほど情熱を向けられることがが羨ましいと思った。

2023/01/09

秋吉さんの、明るい方の作品。
こっちの秋吉さんも好き。
作家さんの話が良かったです。

短編集なので、期待通りの怖い秋吉さんもいます。
秋吉作品初めましての方にもお勧め。

2023/01/07

ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…
4人の〈終活〉に待っていたサプライズとは?
40代女性―余命をSDGs活動につぎ込む資産家の妻に望むのは…(「SDGsな終活」)
60代男性―妻の三回忌のため息子と家のリフォームを始めたが…(「最後の終活」)
60代女性―ベストセラー作家の遺品に心を乱された理由は?(「小説家の終活」)
40代男性―売れない芸人の終活はお笑いグランプリの挑戦で…(「お笑いの死神」)

2023/01/04

イヤミスで有名な著者だと勝手に思い込んでいたため、意外にもハートフル(とまではいかないかもしれない)なストーリーに驚いた。
「SDGsな終活」以外は、残された人にとっては良い結末が待っている。
「SDGsな終活」の様な終わり方もまあ好きなんだけど。おバカそうに見せていて、実はちゃんと人生計画ができていたんだもの。正直、野菜にちゃん付けくん付するような女性は苦手なのに、なぜか最後は溜飲が下がる思いだった。

良い話だと思ったのは「お笑いの死神」で、謎の笑わない男が誰なのかは最後まで分からなかった。なるほど決勝戦のときの不可解な男の態度もうなずけるし、男の心情を思うと泣けてくる。

終活はいつかはすることになる。もしくはしないかもしれない。
ただ、この物語のように、残された人に笑顔でいてもらえるように人生を終えられれば良いなと思う。

2022/12/30

怖ってなったり、ハラハラしたり、感動したり、各章それぞれに色々な面白さがあってかなり満足の一冊だった！積読では持ってるけど、初読みの作家さん。次は婚活中毒が気になる。