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終活中毒 の商品レビュー

3.8

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/11/12

終活にまつわる4つの短編集 『婚活中毒』に続き、今回は『終活中毒』 4つの其々独立した短編は、着眼点が見事に異なり、一言に終活といえど、その意味合いが主人公によってこんなにも違うんだと改めてその発想力に驚かされた。確かに婚活と違い、終活は広意義に捉えやすいのかもしれない。 ど...

終活にまつわる4つの短編集 『婚活中毒』に続き、今回は『終活中毒』 4つの其々独立した短編は、着眼点が見事に異なり、一言に終活といえど、その意味合いが主人公によってこんなにも違うんだと改めてその発想力に驚かされた。確かに婚活と違い、終活は広意義に捉えやすいのかもしれない。 どの作品にも主人公が築いた“家族”の存在が鍵になっている。自分の最後に、家族とどう向き合うのか・・・サラッと読める展開と斬新な切り口の裏で、作者が読み手にさり気なく伝えようとしている意図を感じずにはいられない作品だった。 以下収録作品と簡単なレビュー 「SDGsな終活」 タイトルと真逆のサスペンス寄りの内容で面白かった。秋吉理香子さんらしいゾワゾワとするイヤミス。 「最後の終活」 読み手が真実に気付きやすいようにはられた伏線。 家族関係を修復させるのも終活の一つなのだと気付かされた。 「小説家の終活」 小説家である作者の想いが詰まった作品だと感じた。 まさかの結末で心が救われる思いがした。 4つの中では一番好みだった。 「お笑いの死神」 死神の正体に驚いたが、これもやはり家族の在り方を終活のテーマにした作品で温かく読み終えた。

Posted byブクログ

2024/11/29

先の展開、きっとこうなるんだろうな… なんで考えて読んでたら。 一回その展開踏んでまたその先があった。 終活 から連想する状況や雰囲気 いい意味で裏切ってくれる。 秋吉理香子さん 初めて読んでみました。 そしてファンになりました♡

Posted byブクログ

2024/10/14

4編から成る終活にまつわる短編集。 どのお話も、どんでん返されます! 面白かったです。ちょっと怖さもあり、良い。

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2024/10/09

どの短編も、本当にどんでん返しでした。 短編の中に、そういう人生の終わり方は嫌だなと思ったところがあったので、あまり人の恨みを買いすぎないようにします。

Posted byブクログ

2024/09/06

どなたかのブクログを見て読みました。 中毒まではいかなくても、私自身も終活を(年齢的には)しなくては。 4話のどれも面白かったのですが、特に3話目は、ドキドキして読むのをやめようかなとまで。終活にかかる年齢は、老年とは限りません・‥‥

Posted byブクログ

2024/08/27

4つの短編小説 どの短編もさらっと読めて面白い ゾッとしたりホロッとしたり色々な短編で楽しめた。 「SDGsな終活」の真美子が恐ろしかった。

Posted byブクログ

2024/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4編からなる本。 どの話も面白く一気読み。 イヤミスかと構えながら読んだがSDGs以外いい話でびっくり!! ・SDGsな終活 ★★★★ 久しぶりの秋吉さん! 本の表紙に号泣と書いてあったので、いい話かと思ったらいい感じのイヤミスだった! 真美子の田舎暮らしはいいな〜と思いながら読んでた。 ・最後の終活 ★★★ まさかのいい話だった! 男の浩未が偽物で、電話の女が本物って事は早々に分かるが訪ねてきた男が偽物の浩未で認知症で分かったり分からなかったりするのは初めて知った。 ・小説家の終活 ★★★★ こちらも、まさかのいい話だった! 主人公の神崎先生は、いいライバルといい編集者に恵まれてる。 何より、あやめも荻野もかっこいい!! ・お笑いの死神 ★★★★ こちらも、いい話やった。 死神は父か!と思いながら読んだ。

Posted byブクログ

2024/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4人の死についてのお話しでした。 が同時に生の大切さも感じる所もありました。 「SDGsな終活」はちょっと怖く、このお話しはホラー?と思ってしまう所も。真美子のキャラに?マークが多く出てきてしまいました。男の方もクセ者だったので、どっちもどっちだなと思いました。 「最後の終活」は浩未は父親を騙している?と思ったけど、まさか別人だったとは…そして、最後に本人登場とは…偽浩未が父に詐欺の注意点を話している所になるほど〜!と思う所もありました。 「小説家の就活」は、いつ本当の事を言うのか、ドキドキでした。嘘をついてしまい、引き返せない思いが、ものすごく伝わって来ました。 「お笑いの死神」これが、一番悲しく、生きているのって大切で凄い事なんだなぁ〜と感じました。 ヨメができすぎていましたが、お話しだし◯

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2024/05/16

思ってたんと若干違ってたけど、意外と興味深く読みました! 自分の命がもう長くないことを認識したうえで、これからの人生をどう生きていくかーーーー これを「終活」というネーミングをつけたことによって、自分の死と向き合いやすくなったのかもね。 環境に負荷をかけずに生きていく、荷物を整...

思ってたんと若干違ってたけど、意外と興味深く読みました! 自分の命がもう長くないことを認識したうえで、これからの人生をどう生きていくかーーーー これを「終活」というネーミングをつけたことによって、自分の死と向き合いやすくなったのかもね。 環境に負荷をかけずに生きていく、荷物を整理して家をこざっぱりさせる、自分の作品を遺品にする、お笑いを精一杯やる、 死ぬまでにどういうことをするかは人それぞれ自由なんだ、ということをこの小説で知り、なんだかちょっと気分が明るくなりました。 そんな死を間近にした人たちにまつわるストーリー展開も面白かったです。

Posted byブクログ

2024/05/11

死に関わる短編集。さまざまな年代、職業の人が主人公。SDGs以外はありそうな話。どれもゾクっとして好き。

Posted byブクログ