沈みかけの船より、愛をこめて の商品レビュー
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前作『メアリー・スーを殺して』を初めて読んだときのあの、違和感と共感と衝撃。 今回は前回の経験によって真正面からしっかと受け止めた。 「3人」の作家の11の短編を一人の作家が解説をする。その解説も含めての作品。 優しい嘘を、文明の始まりを、時間を飛び越える悲劇を、ゾンビの悲しみを、そして解体される家族の明日を、様々な明度で描く。 SFとホラーと青春家族小説と。こんなに盛沢山で贅沢なアンソロジー読まない手はない。 面白い短編集を探している人におススメ。
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ひとりアンソロジーの第二弾。 元は一人から生み出されたとは思えないような様々なタイプの短編が楽しめる。友情や家族愛、願いや祈り、SFからホラーまで、どの作品も心に残るものがある。また、切なくて何度も胸を締め付けられた。 あたたかい気持ちがポッと心に灯るような本だった。
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