氷の致死量 の商品レビュー
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一気読み。 ラストは魂の救済的な、非常に清々しい読了感でした。 … …って思わせる櫛木さんが、自分の感覚が怖いんだよ。 シリアルキラーがすることなので、殺害後の描写はグロいです。(櫛木さんに慣れていてもやばかった) なのですが、最後、シリアルキラーだっけ?というぐらい普通な言動をしています…だからシリアルキラーなのか… 感想としては、こわいのは結局ヒトだということ。櫛木さん本の読了後には「子育てちゃんとしよ」がいつもあるのですが今回も同じ。 殺人未遂のトラウマより自分を肯定できた喜びで終わるラストに十和子の傷の深さを感じるし、一方で十和子が性的マイノリティでなければ「考えてもみて」に今も耐えていた気もする… 初老なのに性的マイノリティに関しては無知すぎました。
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精神的に母を失った男どもが、母性を求めて犯罪を犯すミステリ。歪な愛を求められた女性(たち)は、セックスの雰囲気を持たぬ人間だった。故に男どもは彼女を神聖視し、異常な行動に走るのであった。愛とは何か、セクシュアリティとは何か、普通とは何かを問うてくるお話。
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櫛木先生の作品はやっぱり好き。 1日で読了しました。 誰が味方で誰が敵なのか。 犯人は? 上質のミステリー。
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