六法推理 の商品レビュー
ホームズ役の女の子ががなんか掴みどころのない軽い性格みたいに感じられて、もうちょい両親との関係性とか性格的な肉付けが欲しかったかな。もしかしたら次作にでそういうところも明かすつもりなのかもしれないけれど。法律の具体的な事例(親が子供のお金を盗っても法律上無罪とか)がトリビアみたい...
ホームズ役の女の子ががなんか掴みどころのない軽い性格みたいに感じられて、もうちょい両親との関係性とか性格的な肉付けが欲しかったかな。もしかしたら次作にでそういうところも明かすつもりなのかもしれないけれど。法律の具体的な事例(親が子供のお金を盗っても法律上無罪とか)がトリビアみたいで楽しく読めた。
Posted by
法学部のゼミ、無料法律相談所(無法律)を舞台にしたリーガルミステリー。 五十嵐律人さんの作品を読むのは、『法廷遊戯』に続いて2作目でしたが、よりエンターテイメント性が高く感じました。 5つの事件が描かれており、連続ドラマを観ているようでスラスラ読めます。
Posted by
シリーズ化、ドラマ化しそうな法学部の大学生古城くんを中心としたリーガル?ミステリー。 4話目の「親子不知」くらいから、主人公古城くんと経済学部の戸賀さんの掛け合いが2人の頭の良さや回転の速さを表していて面白くなりました。 最初の方は古城くんが考えた推理を「その推理間違ってます」的...
シリーズ化、ドラマ化しそうな法学部の大学生古城くんを中心としたリーガル?ミステリー。 4話目の「親子不知」くらいから、主人公古城くんと経済学部の戸賀さんの掛け合いが2人の頭の良さや回転の速さを表していて面白くなりました。 最初の方は古城くんが考えた推理を「その推理間違ってます」的な感じで戸賀さんが解決に導くので、毎回そんな感じの話の流れかな?と思いましたが、ちゃんと古城くんが解決に導く展開もあって何故だかホッとしました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
無法律と呼ばれる法学生が無料で法律相談にのるというゼミに所属する唯一のメンバー古城と、その助っ人戸賀。さくさく読み進めることができて面白かったけど、ムナクソな話が多く、なんだかなぁという感じ。 毒親とかリベンジポルノとかセクハラとか横領もみ消しとか、なんともいえない後味が残る作品。続きが出たら読むけどね。
Posted by
連作短編5編。 無料法律相談所こと無法律ゼミただ一人の古城の元の持ち込まれる案件。最初の相談者戸賀が次回から手伝うようになり、二人の力を合わせつつ依頼者の問題解決に動く。弁護士ではないので法律を詳しく説明してくれる。それがわかりやすくて良かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】六法推理/法曹一家/情報刺青/誰彼味方/安楽椅子弁護/秋霜激烈/親子不知/陽炎天秤/卒業事変 大学で無料の法律相談所を運営する古城。法曹一家に育ったが進路に悩む古城と、相談に来た挙句居座った自称助手の戸賀が相談に挑む。 「六法推理」 戸賀の依頼。事故物件での嫌がらせの犯人を捜す。 「情報刺青」 大学生YouTuberからリベンジポルノの相手を突き止める相談。 「安楽椅子弁護」 学園祭の準備時に起きた火災で怪我を負った古城の友人の実行委員会に対する訴え。 「親子不知」 毒親問題。 「卒業事変」 カンニング騒動。無法律のアカウントから定期試験の解答が流出。教授のセクハラ問題につながる。 合間にはさまれる古城の事情がうっとうしい。大学生になってそれかよ、と思うが、昨今、そういう大学生は多いのか。身近にもいるのでなんとも複雑な気持ちになる。 で、これは続きそうな感じだけど、どうしようかな。
Posted by
❇︎ 迷える子羊が飛び込んだ先は、 大学の法律ゼミ『無料法律相談』無法律 難解な事件を解決するのは、豊かな法律知識と 思いもかけない閃きが導き出した発想。 推理と法的説明がコミカルなテンポで キャッチボールされる様は軽快です。 六法推理 情報刺青 安楽椅子弁護 親子不知...
❇︎ 迷える子羊が飛び込んだ先は、 大学の法律ゼミ『無料法律相談』無法律 難解な事件を解決するのは、豊かな法律知識と 思いもかけない閃きが導き出した発想。 推理と法的説明がコミカルなテンポで キャッチボールされる様は軽快です。 六法推理 情報刺青 安楽椅子弁護 親子不知 卒業事変 全5話 現代の社会問題から生じた事件を、 法律で切り込み解決に導くリーガルミステリー。 舞台は大学、登場人物は大学生なので、 重い内容の中にも乗り越えて行こうとする 若さや前向きなエネルギーを感じさせてくれます。
Posted by
法曹一家に育つ主人公が大学の法律相談サークルで相談者の事件に取り組む。 非弁行為にならない範囲とはいえ取り組む案件には犯罪や冤罪も含まれ、なかなか重い。 最初の案件の相談者でありその後押しかけ助手となった女子大生との掛け合いが見どころ。 主人公の見立ての甘さを助手が鋭く突く...
法曹一家に育つ主人公が大学の法律相談サークルで相談者の事件に取り組む。 非弁行為にならない範囲とはいえ取り組む案件には犯罪や冤罪も含まれ、なかなか重い。 最初の案件の相談者でありその後押しかけ助手となった女子大生との掛け合いが見どころ。 主人公の見立ての甘さを助手が鋭く突くフォーマットで案件が三者一両損的な落とし所に決着する。 最終話はそれまでの登場人物たちも絡み、伏線も回収される大団円。
Posted by
法律を学ぶ学生の、法律相談サークルに舞い込むリーガルミステリーなんですが、鋭い論理的思考で一番の活躍するのは主人公の法律スペシャルな男性では無くて、最初に相談にやってきて、そのまま押しかけ助手になった女性の方。それがかえって良い味を出していて、とんでもないところへ行きそうな相談結...
法律を学ぶ学生の、法律相談サークルに舞い込むリーガルミステリーなんですが、鋭い論理的思考で一番の活躍するのは主人公の法律スペシャルな男性では無くて、最初に相談にやってきて、そのまま押しかけ助手になった女性の方。それがかえって良い味を出していて、とんでもないところへ行きそうな相談結果を鋭いひらめきで正しい方向にもっていくのが面白い。
Posted by
名前に見覚えがあると思ったら「法廷遊戯」と同じ作家さんですね。 古城と戸賀の出会いから始まる連作短編です。 表紙の表題の黄色の部分と古城の顔が本で見えないところがとても良いと思います。 話を謎解きミステリーとすると☆3寄りなのですが、「悪意と善意」、古城の成長で読むと個人的に面...
名前に見覚えがあると思ったら「法廷遊戯」と同じ作家さんですね。 古城と戸賀の出会いから始まる連作短編です。 表紙の表題の黄色の部分と古城の顔が本で見えないところがとても良いと思います。 話を謎解きミステリーとすると☆3寄りなのですが、「悪意と善意」、古城の成長で読むと個人的に面白かったです。 特に「悪意と善意」はミステリーものを読む際に「トリックはわからんけど犯人はコイツ」をよくする身としては、なんと悪意ある読み方を己はしているのかと今作で指摘された気分でした。改めませんが笑。ただ炎上案件への反応としては省みることがありました。 読了後に知ったのですが法律用語での「悪意」と「善意」の意味はまた違うようで、そういったことを踏まえて読むともっと面白いのかもしれないですね。 次作があれば、また読みたいです。
Posted by