かみはこんなに くちゃくちゃだけど の商品レビュー

ヨシタケシンスケ(著者)

2024/10/19

小さな幸せと小さな不幸、どちらのページから読んでも成り立つ構成が面白い。右から読んだ方が明るい気持ちになるけれど、左から読んでもそこまで暗い気持ちにはならないのは、この幸せがあればあの不幸は些細なことだと思えるからかな。老若男女描いてくれているから、誰しもどこかのページに自分を見つけられそう。

“だれにもまけないステキなおもいでがあるの
いっしょにうつっているひとはもういないけど”

2024/10/14

テレビで紹介されて以来ずっと気になっていて、息子たちのために購入しました。
この本のおもしろいところは、反対から読んでも成り立つという構成です。
嫌なことがあった時に落ち込んでしまうのではなく、でもこんないいこともあるじゃん！と発想転換をするところが最大の魅力。
前から後ろへ、後ろから前へ、とページをパラパラ捲るうちに自然とプラス思考のトレーニングになることを密かに期待しています。

好きなページは、

アサガオの花がやっとさいたの
↔︎プリントもうわばきもわすれてきちゃったけど

ほうりなげたゴミがいっぱつでゴミバコにはいったの↔︎きょうはなんにもいいことなかったけど

きょうはれいぞうこにプリンがはいってるの↔︎せけんはくらいニュースでいっぱいだけど

不思議と、良い方→悪い方に読んでもマイナス思考には感じない。嫌なことばかりにフォーカスしがちだけれど、幸せってこんな些細なことでいいんだ、と気付ける大好きな絵本。

2024/09/28

〇〇なの　●●だけど
いいこともあれば、そうでもないこともあるなってことが、沢山でてきます
そんなこともあるよねって思えます

読み聞かせは５分位です

2024/09/19

小ぶりなサイズでバッグにスッと入るので、
これまで何人かのお友達にプレゼントしたことがある。

見開きでひとつのお話しが完結する。
　左ページ　いつか　かしゅになりたいの
　右ページ　かみはこんなに　くちゃくちゃだけど

　左ページ　いま　すきなひとがいるの
　右ページ　かかとは　こんなにガサガサだけど

　と、左ページの夢は、右ページの現実で無惨に打ちこわされる。

　で、最後のページまで読み終わる。
ふぅ、とため息がでる。
人生なかなか思い通りにはいかないものよねぇ、と。

　しかし、ここで本を閉じてはいけない！
この本の醍醐味は、ここからはじまるのだから。

ページを反して、読み終えてきたページを今度は右から読む。

　かみは　こんなにくちゃくちゃだけど、いつか　かしゅになりたいの！

読み進めるごとに希望が湧いてくる。沸いてくる！

なにか上手くいかないことがあっても、この本を右から読んで、気持ちを切り替えて元気になって欲しい。
そんな思いでわたしはこの本を何冊か買ってきた。
1000円でお友達が元気になるなら安いものである。
異動の時期には大活躍の本である。

ヨシタケシンスケさんは良い本を書いてくれたと感謝している。

追伸　
プレゼントする時、読み方の説明を忘れてはいけない。

2024/08/09

裏から読む方がおすすめです。
表から読むと大人の苦い味。
裏から読むと心が救われるような、そうだね、こんな小さな事でいいんだよねと温かい気持ちになれる絵本でした。
何度読んでも楽しめる素敵な1冊です。

2024/06/09

普段からいいこと何にもなくても、何でもない日常にちょっといいことがある事に気づかせてくれる本。すきなひとがいたり、おみくじが大吉だったり。私も占いで人生が良くなるって出たから今はうっきうきだけど、蓋を開けたらどうなるかわからないけど。落ち込まないでいこう、1人だけじゃないんだからって思いました。

2024/04/16

ぼんちゃんお気に入り。
かみはこんなにぐちゃぐちゃだけど、の後の言葉を考えるのが楽しいみたいで、ずっと言ってた。

8.9

2024/03/12

うまくいかないなぁ、みたいな日は誰しも必ずあって。大事なのは、それに引っ張られないことなんだけど、やっぱり難しい。人間、どうしても悪いことばかり考えてしまうから。
叶えたい夢も、叶わなかった夢も、叶うかもしれない夢も、目指してすらなかった夢も、それはそれとして今日も生きているのです。
憂鬱と不安に押しつぶされそうな夜には、冷蔵庫の中にプリンがあることを思い出して過ごしたい。
「ブクログにまた一冊本を追加できたの
　ジーパンの裾は雨に濡れてしまったけど」

2024/02/23

2ページで、自分のイマイチ？な現状と、良い未来や想像を比較するように描いた絵本。ページによっては、ドキッとするようなものがあって、予想より読み応えある。悪いことが起きても、考え方次第かな？と思うことができる。

2024/02/07

日常の小さな喜びや未来への明るい希望と、現実のちょっぴりせつない自分の状況を対比させた形式の絵本。少し悲しいことが見開き右半分に描かれている場面もあるが、ユーモアあふれる絵と文章でほのぼのとした印象にしていて素晴らしい。