団地のふたり の商品レビュー

藤野千夜(著者)

2024/09/21

ドラマの方を見ていて、最近よく行く図書室の本棚で見かけたので読む。ドラマを見ている感じでずっと読んでいた。小泉今日子、小林聡美、由紀さおり…
原作もドラマもとても心地いい。

2024/09/16

簡単で素朴で誰でも書けそうな文章だけど、軽妙で独特で誰かの日常を覗き見しているような、どこにもいない人達のような、不思議な作品だった。
ドラマを2話、先に視聴していたが、原作の方が更に簡単に描かれているように思った。
こんな唯一無二の親友が近くにいること自体、貴重すぎる。

2024/09/10

50代の二人が、幼い頃から住んでいる団地で過ごすほのぼのとした物語でした。こういうゆるい感じ好きです。

2024/08/31

こんなに長年付き合える友達がいるっていいですね。
それぞれが自立していて、周りの住民とも程よい距離感があって、ホントコタツのような優しさ。
かわいいお話でした。

2024/08/17

昭和の団地に住んでいる５０代の実家暮らしの独身女性の話。
旬の野菜詰め合わせが届く場面からはじまる。野菜がとても美味しそう。
スマホのフリマアプリと、ネットオークションをしている奈津子と、午後非常勤の大学講師をしているノエチとの日常が書かれてる。

何気ない団地の生活が昭和の懐かしい感じを思い出し楽しく読めた。

2024/08/08

団地に住む50代幼なじみの日常の話。なんだけど、ちょっと淡々としすぎていて私には合わなかったかな。さらっと読めたけど、特になにも心に残らなかった。

2024/07/07

2024年9月に小泉今日子と小林聡美でNHK BSで放送予定の連ドラの原作。まあ、特に何と云うことはない話。まあ、のんびり生きてくださいなって感じ

2024/05/19

何も考えなくていい
ゆる〜い昭和感とほのぼの友情にひたすら浸れる話

なっちゃんと、ノエチは同じ団地出身の友人同士
幼少期からの45年ほどの付き合い（驚）
お互い一度は独立した経験はあれど、結局は実家暮らしをしていて、なっちゃんはフリマで不用品を売りさばき、ささやかな生計をたてているし、ノエチはグチをいいつつ非常勤講師として働き、暇さえあればなっちゃんの家に入り浸り、彼女の美味しいごはんを食べたり、ふたりで自転車で近所の釣り堀に行ってみたり、団地のお年寄りの網戸を張り替えてお礼におこづかいをもらったり…と、今だに密に付き合っている。

なんだなんだこのふたりは…
最強じゃないか！笑
ふたりの日常には、さざなみさえ立たない
一緒にテレビを見て出ている人の話題をあれこれ言って盛り上がったり、彼女らが住む団地の行く末を心配しつつも、「建て替えが決まったら立て篭もろうか！」とヘンな妄想劇を話し合ったりする

こういうのを最強というのじゃない？

あらあら、なんて思いつつ
独立して、家族ができて、子供が巣立ち、そして1人
老後になって、1人になるフツーの人生に比べたら
彼女たちの楽しさと力強さはなんなんだろう
思わず、フフッと笑いながら読み切ってしまいつつ
そう考えずにはいられなかった

2024/04/25

阿佐ヶ谷姉妹かと思った表紙に惹かれて図書館で借りてみた。
ずっと幼馴染で長い付き合いのなっちゃんとノエチの日常。
確かになっちゃんちょっと勝手すぎるかも。
でも喧嘩してもそれなり言いたいこと言い合えるのは、子供の頃からの仲良しだからこそなんだろーな。

2024/04/18

昭和の団地に住む50歳の奈津子とノエチ。

保育園の頃からの付き合いで、お互いにわかりきった関係。奈津子の部屋に、ノエチは仕事帰りに気まぐれに遊びに来て一緒にご飯を食べる。

二人にはそれぞれ悩みやストレスももちろんある。
お互いに自分が相手の都合に合わせてあげていると思いながらも、二人で気を使わずにまったり過ごす生活は、読んでいて心地よく、羨ましい。
こういう関係、いいなと思う。

団地に住むおばちゃんたちも個性豊かであり、ご近所関係も色々あるけれど、持ちつ持たれつの関係で読んでいて楽しかった。

団地に住む佐久間のおばちゃんの『50歳は小娘。まだまだよ』のひと言が、これからの人生に元気をもらえた。