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現代思想入門 の商品レビュー

4.1

198件のお客様レビュー

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2024/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中までは理解できたけれども 第6章 あたりからよく分からなくなった。他の人の感想を見ると同じような人も多かったので安心した。 入門 と書いてあるけれども 初心者では全ては理解できないと思う。 けれども決して 入門書 ではないというわけではなくて、この本を読むことで、 次のステップの本が読みやすくなるという意味では素晴らしい入門書だと思う。 各パートにおける次のステップの本を紹介してくれているのもありがたい。 そして、この本が入門書としておすすめなのが、一度読んだだけで全てを理解しようとしなくていいことや初学者が最初にぶつかるであろう壁は決して能力が低いから出現する壁ではなく、誰にでも発生しうる壁であることを教えてくれる点、理解が難しいと思っているところについては 著者が ここは難しいですよね と共感してくれる点であると思う。 他に学んだ点としては、哲学書 の 読み方は人それぞれで、研究者によって解釈が異なるということである。 つまり、私たちがデリダ や ドゥルーズなどの考えを100% 理解する必要はなく、(これもまた難しいが、)私達なりの解釈を得ることができれば良いのだということである。 これは初学者にとって大きな励みになる考え方で、私はこの本を読むまで、いかに哲学者の考えを正しく理解するかが大事で、それはすごく難しいことだと思っていてなかなか手をつけられない 分野だったのだが、この考え方を知って、今後もこの分野の本を読んでみようという気になった。 著者の西洋哲学を学ぼうとした最初の動機が、何かかっこよさそうだったからというのは、私も同じだったので、皆そうなのかと安心した。

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2024/07/07

難しい内容も丁寧に説明してくれて、現在思想をほんの少し理解できたかなと思わせてくれる本だった。 もっと色々なことを学びたくなった。

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2024/06/15

二項対立の劣っている方を支持して同等と評価されるような論理を組み立てるのは難しそう。でもマイノリティを排除して画一的な世界は楽しくなさそう。現代思想を知ることの重要さを知った。 パノプティコンの例や、インターネットの発展によって自由に発信できるかと思いきや監視社会になってしまっ...

二項対立の劣っている方を支持して同等と評価されるような論理を組み立てるのは難しそう。でもマイノリティを排除して画一的な世界は楽しくなさそう。現代思想を知ることの重要さを知った。 パノプティコンの例や、インターネットの発展によって自由に発信できるかと思いきや監視社会になってしまった、という話は読んでてなるほど、となった。 難しくて、全部は読めなかった。

Posted byブクログ

2024/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

というわけで、人生は変わらなかったが現代思想特にフランス現代思想を体系的に学ぶことが出来た。 差異の哲学や世界とは無限的でたどり着くことができないものだから、自分の有限の範囲で出来ることをしようと論じるのが哲学→啓発へ移っている感じがした。(脱構築化をしています、悪しからず)

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2024/05/27

構造主義から現代思想へ 物事を二項対立(これは良いものあれは悪いもの)として認識するでなく双方に良い、悪い要素が含まれている。物事を単純化せず複雑なまま自分に落とし込む事は難しいし疲れるけれど、様々な問題に簡単な結論を出すでなく、慎重に事を決めて行く必要があると考えされられまし...

構造主義から現代思想へ 物事を二項対立(これは良いものあれは悪いもの)として認識するでなく双方に良い、悪い要素が含まれている。物事を単純化せず複雑なまま自分に落とし込む事は難しいし疲れるけれど、様々な問題に簡単な結論を出すでなく、慎重に事を決めて行く必要があると考えされられました。

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2024/05/24

学部生の時に最も感銘を受けた本のひとつ。 ここから千葉さんにハマっていった。 二項対立を意識する。 抑圧されている自分みたいなのを過剰に考えてからか、フーコーにすごく興味を持った

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2024/05/24

いま抱えている自分の悩み(個性、権力などとはなにか)を分かりやすく説明しており、読了後心が軽くなった。一読するだけにとどまらず、何度も繰り返し読んで理解を深めていきたいと思う。

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2024/05/17

デリダ、ドゥルーズ、フーコーなど現代思想(あるいはポスト構造主義)といった取っ付きづらい思想を日常生活で例え、分かりやすく解説した良著。

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2024/05/14

一冊にとんでもなくいろいろな方向から現代思想や西洋哲学についての解釈のコツが書かれていました。 初心者にはまだまだ難しくて、、、半分も理解できただろうかと思ってしまいますが、いつかもう一度読み返したとき、今よりはちょっと理解できるようになっていたら嬉しいと思いました。 何と何...

一冊にとんでもなくいろいろな方向から現代思想や西洋哲学についての解釈のコツが書かれていました。 初心者にはまだまだ難しくて、、、半分も理解できただろうかと思ってしまいますが、いつかもう一度読み返したとき、今よりはちょっと理解できるようになっていたら嬉しいと思いました。 何と何の二項対立の構図になっているかを意識して、そのどちらかへの分類を一旦留保するという考え方。 人はわからないことに名前をつけて、分類して、整理すると安心するけれど、果たしてそれはよいことなのか?その整理は本当に合っているのか? …というのも、いい/わるい、正しい/間違いの二項対立になっているのですね。”泳がせておく”っていう表現がやっぱりしっくりくる気がします。 それは何かのタイミングでどこかに留まることはあるかもしれないけれど、それもちがうところに向かって動き出すかもしれないという感じ…うーん、どれだけ日常的に意識できるでしょうか。 難しくはありましたが大変興味深くて、なにかこれからの興味の入り口になりそうな気がします。

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2024/05/06

前半のデリダ、ドゥルーズ、フーコーの二項対立からの様々な脱構築の解説まではなんとか付いていたが、その先は付いていけず、第5章でもはや何も頭に入らなくなったので読書断念。入門書ですらこれだから哲学は難しい。やはり時間がある人が自分や社会に向き合って考え続けて知を探求するような学問な...

前半のデリダ、ドゥルーズ、フーコーの二項対立からの様々な脱構築の解説まではなんとか付いていたが、その先は付いていけず、第5章でもはや何も頭に入らなくなったので読書断念。入門書ですらこれだから哲学は難しい。やはり時間がある人が自分や社会に向き合って考え続けて知を探求するような学問なのかと思いました。

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