図書室のはこぶね の商品レビュー
清々しい!アオハル小説。 図書委員だったから、 なんか色々高校時代を思い出しちゃった。 方舟に乗れない側だったなぁ。 言葉に出来ない色んな想いを飲み込んで、大丈夫なフリをしてきたなぁ。 「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」 「乗る者を選別する方...
清々しい!アオハル小説。 図書委員だったから、 なんか色々高校時代を思い出しちゃった。 方舟に乗れない側だったなぁ。 言葉に出来ない色んな想いを飲み込んで、大丈夫なフリをしてきたなぁ。 「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」 「乗る者を選別する方舟はいらない」 勇気付けられる言葉が詰まってる。 この小説で紹介された本、どれも読みたくなった。 しっかりミステリーでした。
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女子バレー部のエースだったが、怪我で早期引退を余儀なくされた百瀬。体育祭を1週間後に控え、練習で忙しい図書委員の代わりに図書室を訪れた彼女は、掃除中に『飛ぶ教室』の文庫本を発見する。返却された本だと思い書架に戻そうとするが、そこには既に同じ本が並んでいた──という導入部から、体育...
女子バレー部のエースだったが、怪我で早期引退を余儀なくされた百瀬。体育祭を1週間後に控え、練習で忙しい図書委員の代わりに図書室を訪れた彼女は、掃除中に『飛ぶ教室』の文庫本を発見する。返却された本だと思い書架に戻そうとするが、そこには既に同じ本が並んでいた──という導入部から、体育祭までの1週間(日曜日はエピローグ)を追った作品。 ありがちな学園ミステリーかと思っていた(確かに謎解き要素はある)が、もっとずっと深い感動作だった。『飛ぶ教室』は未読だが、読んでいたほうがより楽しめると思う。 これはお薦めの1冊だ。
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片思い、暗号、青春、過去、未来、学校。 高校生たちの図書館が繋ぐ物語。 飛ぶ教室も読んでみたいと思った。 アオハルだなぁ...
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野亜高オリジナルの検索機、面白くてとてもいい!身近な図書館にも欲しい 10年ぶりに見つかった『飛ぶ教室』、花音がその謎を野次馬的に楽しもうとしていた時は入り込めず… 謎に関わる人たちの思いを感じて、真剣に取り組み始めてからは一気読み 「いじめ」という言葉で済ませたくない朔太郎の気...
野亜高オリジナルの検索機、面白くてとてもいい!身近な図書館にも欲しい 10年ぶりに見つかった『飛ぶ教室』、花音がその謎を野次馬的に楽しもうとしていた時は入り込めず… 謎に関わる人たちの思いを感じて、真剣に取り組み始めてからは一気読み 「いじめ」という言葉で済ませたくない朔太郎の気持ちが伝わってくるのツライ “気づける人”が近くにいることの有り難みを強く感じた
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キラキラ、ワクワクの学園青春物語りでした。学校が舞台になっているものは久しぶりだったせいか新鮮でした。登場人物達は皆個性的で魅力的。 謎が謎を呼び、どんどん大袈裟なことになっていくのにサクサク解決していく様が気持ちいい!(ちょっと、突っ込みどころもあるけれど…) 名取佐和子さんの...
キラキラ、ワクワクの学園青春物語りでした。学校が舞台になっているものは久しぶりだったせいか新鮮でした。登場人物達は皆個性的で魅力的。 謎が謎を呼び、どんどん大袈裟なことになっていくのにサクサク解決していく様が気持ちいい!(ちょっと、突っ込みどころもあるけれど…) 名取佐和子さんの本、もっと読みたいなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
青春ミステリー。 途中まで面白かったけど、私が青春小説にそんなにハマれないせいなのか、最後の方は飽きてきてしまった。伏線回収部分は予想できなくて、なるほどそうだったんだ〜って思ったけど、それ以外の結末はオチが見えてきて、読むスピードが失速してしまった。私が体育祭とか学校行事に興味なかったせいかな…。 でも、この本に出てくる「飛ぶ教室」と「火星の話」は読んでみたいと思った。
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高校生の頃の、健気で一本気でありながら、学校生活でいろいろな事に一喜一憂していた頃を思い出しました。 10年前の出来事を追うストーリーも楽しめましたが、私は何より、登場人物達の心の変化のありように引き込まれました。そして、土ダンの自由型バージョン以降は、涙しながらページをめくって...
高校生の頃の、健気で一本気でありながら、学校生活でいろいろな事に一喜一憂していた頃を思い出しました。 10年前の出来事を追うストーリーも楽しめましたが、私は何より、登場人物達の心の変化のありように引き込まれました。そして、土ダンの自由型バージョン以降は、涙しながらページをめくっていました。 新たな名作と出会えて幸せな気持ちです!
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体育祭を前にした、高校生のミステリー。 さわやかな青春小説だけじゃなくて、 心がざらつく、リアル高校生事情も描かれている。 しっかり前を向こうとしていられたのは、こんな背景があったのか・・・と 学校図書室って、いいね。 逃げ場になるんだよね。保健室よりも、ハードルが低いんじゃ...
体育祭を前にした、高校生のミステリー。 さわやかな青春小説だけじゃなくて、 心がざらつく、リアル高校生事情も描かれている。 しっかり前を向こうとしていられたのは、こんな背景があったのか・・・と 学校図書室って、いいね。 逃げ場になるんだよね。保健室よりも、ハードルが低いんじゃないかな。 最後は名取さんらしくブックリストもあり。 「飛ぶ教室」が鍵になっているところが、 児童文学好きとしては感涙もの。 読み始めたときは、そこで、鼻白んだくせにw
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司書の伊吹さんと多分同世代の私が読んでいいのかなって最初は思ったんだけど、なかなかじっくりと読み応えはあったと思う。自分にも高校生の頃があった。もっと楽しく満喫できたはずだと思うのは、歳を重ねた証拠です。 若い方も年配の方もその間の方も読んでみてください。
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『金曜日の本屋さん』のシリーズの名取佐和子さんの作品だったので読みました。 『金曜日の本屋さん』ほど本に関したお話ではなく、青春ストーリーでした。 野亜高校3年3組の百瀬花音と3年4組の図書委員の俵朔太郎らが主人公。 図書室にあるはずのない2冊目の『飛ぶ教室』が返却されていて...
『金曜日の本屋さん』のシリーズの名取佐和子さんの作品だったので読みました。 『金曜日の本屋さん』ほど本に関したお話ではなく、青春ストーリーでした。 野亜高校3年3組の百瀬花音と3年4組の図書委員の俵朔太郎らが主人公。 図書室にあるはずのない2冊目の『飛ぶ教室』が返却されていて、それには暗号が書かれたメモがはさんでありました。 「方舟はいらない 大きな腕白ども 土ダンをぶっつぶせ!」 これを書いたのは三十三期生の図書委員だった佐々野公という生徒であり、10年前に事故死していることがわかります。『飛ぶ教室』を返却したのは一体誰なのか?そしてなんで今ごろになって? 百瀬と朔太郎は二人で土曜日のダンス(土ダン)に向けて月曜日から日曜日までの1週間で、この謎を解こうとします。 現役の高校生と10歳年上の三十三期生だった五人の図書委員、初代生徒会長までが交流します。 そして、百瀬と朔太郎は「方舟はいらないー」のメモにあったように土ダンに参加できない生徒たちのために動きだします。 曜日ごとの目次になっていますが「金曜日のホワイトボード」は、「うーん、青春だなあ」と思いました。 月曜日の図書室が楽しみですね、百瀬ちゃん。
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