コンクールシェフ! の商品レビュー
料理の鉄人に携わったというだけあって臨場感たっぷり。 テンポもよかったけどそれだけにもっと膨らみが欲しかった。 このまま映像化できそう。 [図書館·初読·6月12日読了]
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日本最大の料理コンクール最終審査、それぞれの事情を抱えた個性豊かな若き6人の才能がぶつかる。最初はふんふんと読んでいたが、コンクールの場面から盛り上がり講評の場面で最高潮に。最後は挑戦する姿勢、真摯な思いで勝負が決着する。作者さんの多彩さに脱帽。
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料理の鉄人の小説版ですね。 面白かったけどキャラクター、ストーリーは定石通りという感じです。 それが良いとこであり物足りないところかな。 読んでいて自分にはラストが分かってしまいました。
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ワックワクと楽しめた。良い意味で漫画のような設定なので 深く考えずサクッと読める。テレビで生放送される大規模な料理コンクール。決勝に残った精鋭の6人の料理人。キャラも料理も全く異なるが、各々熱い思いを胸に戦いの火蓋が切られた。全体的に「わぁ美味しそう!」という描写は思ったより少な...
ワックワクと楽しめた。良い意味で漫画のような設定なので 深く考えずサクッと読める。テレビで生放送される大規模な料理コンクール。決勝に残った精鋭の6人の料理人。キャラも料理も全く異なるが、各々熱い思いを胸に戦いの火蓋が切られた。全体的に「わぁ美味しそう!」という描写は思ったより少なく(邸さんの章は良かった)、それよりも人間ドラマ重視な模様。作者が料理の鉄人に関わった方らしいが、個人的にはミスター味っ子の味皇グランプリを思い出してニヤリ。久しぶりに押し入れからミスター味っ子を取り出して読みたくなった。
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蜜蜂と遠雷の料理版みたいなかんじかな。私は、ピアノより、食べ物の方がイメージしやすいので、最初から最後まで面白く読めた。料理とか美味しい食べ物に興味がない人にはどうかわかりませんが。料理の鉄人に関わってた方ならではのリアルさだと思います。
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料理は魔法だと思う。 一つの食材がどんどん形を変え、 味を足されて、 一つの皿に収まる。 テレビ番組で誰かが料理をしていると、 思わず見入ってしまう。 今回の6人の人物の料理も 本当に美味しそう。 もっと一人一人のドラマを知りたかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ヤング・ブラッド・グランプリ」(略してYBG) 若手料理人のグランプリを決める。 条件は料理経験が10年未満、料理のジャンルは問わない。 第十回目のテーマは「十年ぶりに会う友人との夕食、そのひと皿」 決勝へ勝ち上がった6人が、腕を競う。 ---- 「コンクール・シェフ」というタイトルからして、コンクールの話ではあるけれど、大半がコンクール前のスタンバイやら過去の話に視点が向けられている。 どのシェフも実力はお墨付き。 どの世界でも頂点までいく人たちは、自分との戦いに勝てる人だと思い知らされる。 こんな日本中に旋風を巻き起こすような舞台を前にしたら、緊張感が、、ビシバシと伝わってくる。 料理を堪能するよりも、コンクールのドキドキを味わう作品。 肝心の料理のシーンは、 専門用語がつぎつぎに出てきて、あっという間の45分が終わる。 味に関しての表現はひと言くらいで抑えられている。 コンクールの結果を左右するのであまり表現されないのはしかたないか、、。 でも、料理の工程があまりにもさらりと流されていて、ちょっとガッカリ。 グルメ通なら味を想像できるのかもしれないが、一般庶民の私にはハーブの名前がやっとこさ分かる程度。 読みながらでは、美味しさはこみあげてこなかった…無念。 でも、どのシェフも個性があって応援したくなるし料理を食べたい!と思わせる。 コンクールが終わっても料理人たちの道はまだ半ば。 これからがありそうなラストに期待! なんと著者は、90年代に放送された、あの「料理の鉄人」を文章化されていたとは驚き!
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料理のコンクールである、ヤング・ブラット・グランプリでの6人の料理人たちの戦いを描いた作品です。 大会のテーマは「十年ぶりに会う友人との夕食、そのひと皿」です。 6人のプロフィールと対戦料理は 1川縁令奈(フレンチ)・仔牛のコンポジション 2邸浩然(中華)・海鮮おこげ 3里中...
料理のコンクールである、ヤング・ブラット・グランプリでの6人の料理人たちの戦いを描いた作品です。 大会のテーマは「十年ぶりに会う友人との夕食、そのひと皿」です。 6人のプロフィールと対戦料理は 1川縁令奈(フレンチ)・仔牛のコンポジション 2邸浩然(中華)・海鮮おこげ 3里中海(ポルトガル料理)・バカリャウ(イワシのコロッケ) 4和田拓実(フレンチ)・ブランケット・ド・ヴォー 5山科一人(和食)・秋鮭の奉書焼き 6朝倉薫(イタリアン)・ジビエ どの料理も作る過程からとても美味しそうでした。 私がたべてみたいと思ったのは「海鮮おこげ」と「イワシのコロッケ」。 作るときの音や香りがこちらまで漂ってくるようでした。 コンクールの結果は大体予想通りでした。 心に残った言葉 ・心に響かない料理と逆に感動を覚える料理がある。 ・何の破綻もない料理、危うさのまったくない料理に驚きや強い印象はない。 薫と海のこれからの料理人としての活躍を期待しました。 私も毎日の料理を心をこめて作るようにしたいと思いました。
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薫の最後のプレゼンがとても良かった。 「十年ぶりに会う友人との夕食」という料理のテーマは伏線のひとつだったのか。 とても良かった。 できれば前半部分より後半の実際の料理場面にページを割いてほしかった。
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料理のコンクールの話。 出場者、審査員、アシスタントたちのそれぞれの立場から、またそれぞれの場面での思いが語られるため、いつも読んでいる小説で、この相手はどう思ったのかな?この人の立場から見たらどうなの?といったモヤモヤ感もなく素直にコンクールの熱気とスピード感を感じられた。 と...
料理のコンクールの話。 出場者、審査員、アシスタントたちのそれぞれの立場から、またそれぞれの場面での思いが語られるため、いつも読んでいる小説で、この相手はどう思ったのかな?この人の立場から見たらどうなの?といったモヤモヤ感もなく素直にコンクールの熱気とスピード感を感じられた。 とても読みやすいし、五十嵐先生の他の作品も読んでみたい。
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