コンクールシェフ! の商品レビュー
登場人物が語られる所から順位の予想が着く、予想を裏切らない展開といったらなんだが面白味にはかける。そしてこういう作品ではありがちに複雑な料理を解説されても分からない、単純な料理だと無理が生じるし、いくらなんでも里中海はないでしょうと思うのだが。こういうのは実際のドキュメントの方が...
登場人物が語られる所から順位の予想が着く、予想を裏切らない展開といったらなんだが面白味にはかける。そしてこういう作品ではありがちに複雑な料理を解説されても分からない、単純な料理だと無理が生じるし、いくらなんでも里中海はないでしょうと思うのだが。こういうのは実際のドキュメントの方がドキドキしてそれ以上になってない所が今一つ
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テレビだし、実際の番組でもこういうメンバーを選びそうな気がする。本番は結構ドキドキして読めたし。結果もテレビ的な気がしました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本最大の料理コンクールの決勝戦を舞台にした作品。 料理の専門用語の知識がないので、少し難しかったです。 コンクールの結果は、まぁ予想通り。でもそこへ向かう経過は面白かったです。 自信のなかった人が強くなったり、他人を信じられなかった人が少し心を開けるようになったり、プライドの高い人が失敗から学んだり、逆に何の気負いもなかった人が他のチャレンジャーから刺激を受けたり。 チャレンジャーたちのその後が知りたいです。
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緊張と緩和が心地良い作品。 舞台は東京お台場・ダイバーフォート内に設けられたキッチン・コロッセオ。 『10年ぶりに会った友人との食事』をテーマに、フレンチ・中華・ポルトガル料理・和食・イタリアン、それぞれの料理人が腕を競い合う。 45分という制限時間の中で創り上げられていく...
緊張と緩和が心地良い作品。 舞台は東京お台場・ダイバーフォート内に設けられたキッチン・コロッセオ。 『10年ぶりに会った友人との食事』をテーマに、フレンチ・中華・ポルトガル料理・和食・イタリアン、それぞれの料理人が腕を競い合う。 45分という制限時間の中で創り上げられていく料理の描写もさることながら六人の人物描写が秀逸。 皆、個性的で考え方もバラバラだが料理に対しての向き合い方、情熱は同じ。 優勝を手にし世界へ羽ばたくのは誰か? ドキドキしながら読み進めた。 料理を通し、自分自身を見つめ直す彼らのこれからを応援したい。
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YBGと呼ばれる若手料理人育成を目的とした料理の大会の物語。 決勝進出者は6人。 ・川縁令奈(フレンチ料理界のサラブレッド) ・邸浩然(8大中華を修行した人間不信の一匹狼) ・里中海(不思議な魅力を持つポルトガル料理人) ・和田拓実(ミシュラン二つ星レストランのスターシェフ) ...
YBGと呼ばれる若手料理人育成を目的とした料理の大会の物語。 決勝進出者は6人。 ・川縁令奈(フレンチ料理界のサラブレッド) ・邸浩然(8大中華を修行した人間不信の一匹狼) ・里中海(不思議な魅力を持つポルトガル料理人) ・和田拓実(ミシュラン二つ星レストランのスターシェフ) ・山科一人(40にして料理の道へ飛び込んだ脱サラ和食料理人) ・浅倉薫(シャイで自信がないイタリア料理人) 和田拓実は医大に通っていたが入院食で用いようと栄養学を学んでいるうちに料理の世界にどっぷり使ってしまった人間で、調理シーンでメスが出てくる。 私は思った、(料理がうまい世界線の科捜研の女・榊マリコだ……) 友人に話しても絶対共感されないからここに記しておく。 ストーリーの内容は単調で、読みやすかったと思う。 それゆえに結果がある程度想定できる部分も、もちろんあるが。 あと基本的に登場人物になんというか……エグみ?というか。 癖なのかな……そういったものがない。 心が綺麗すぎる?素直すぎる?かなと思った。 もっとこう、負けた!信じられない!グギギギ(ハンカチを噛む) これは何かの間違いよ!みたいなキャラがいても良かったかも。 性格悪い人間が1人もいないと起伏がないように感じるのは私独特の感想なのかな。 私はあまり料理に明るくないが、テレビで放送される観客入りのコンクールという設定もあり、各ジャンルのイメージから大きく逸れた料理もないため想像しやすかった。 それよりも映像作品のような書き方だと思った。 映画やアニメよりも、バラエティ番組に近いかな? これが読みやすさに直結しているのだと思う。 この読みやすさについて書きたい。 まず章が11個ある。 序章であるヤング・ブラッド・グランプリから、 キッチン・コロッセオ、決勝前日の作戦会議、ラウンジ。 そのあとは6人それぞれの料理と、結果発表で11だ。 この11の中で、視点がコロコロ変わる。 出場者の6人に加え、各人につけられるアシスタントに変わることもあるし、審査員の志帆が出てくることもある。 1番「バラエティ番組のようだ」と感じたのは、決勝出場者とそのアシスタントが互いのことをどう思っているのかが明確に描かれていることにあった。 まぁつまりは、「この人はなんでこんな性格なんだろう」「この人はなんで負けたんだろう/勝ったんだろう」「この人の弱点はなんだろう」という答えを、料理人ないしアシスタントがすでに得ていて、我々はそれを覗き見るだけ。 考える必要がない。想像する余地がないとも言える。 そういう意味で、バラエティ番組のようだと言った。 バラエティ番組には多くのテロップがついている。 「今こういう状況です」「ここが笑いどころです」「ここ面白いよね」。 全てテロップに書いてある。 映画やドラマ、アニメ作品にはそんなものはない。 だから見たものは想像する。どんな気持ち?なんでこうなったの?何を考えたの? コンクール・シェフでそう考えた場面はない。全て先回りして語られているから。 そういった意味で、バラエティ番組のようだと思った。 読書苦手だけど面白いものがあるなら読んでみたい、というような方にはすごく良いと思う。 休憩を多く挟みたい人に、この細かく区切られた作品はぴったりだ。 実際料理はすごく美味しそうだし。 邸浩然の料理は五感に訴えかけることを重要視したが、この作品を読んでると実際に味や音の想像ができて楽しかった。 ただし、奇妙であり、不可解であり、不思議ですらありますが、心に響かない小説と、逆に感動を覚える小説があるのは確かです。
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一気に読めました! 美味しいレストランに行って料理を食べたくなりました。 ただ、私の想像力不足と料理の知識不足で、料理の工程や完成した皿をあまりイメージできませんでした。 映像で見たらもっと良さそう。 何かに一生懸命な人ってすごい。 その人同士の友情もいいなって思いました。
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浅倉薫を始めとする6人の出場者が料理の腕を競う、ヤング・ブラッド・グランプリ。優勝するのは誰か。終始あっさりとしていてこれといって突き抜けた悪人もおらず、それならもう少し料理の描写が深くても良かったかなと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不思議と引き込まれるお話でした。 初めはなんとなくコンクール前の喧騒とともにまったりと読んでいたのですが、前夜くらいからザワザワし始め、コンクールの1人1人の持ち時間はハラハラしながら一気に読み、結果発表を読んだ時は涙が浮かびました。 情熱を持って好きなことに打ち込む姿は美しい。 みんなかっこいいなと思いました。 後半は一気読みしちゃいますね。 すごく良いお話でした!!
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※ 若者の小説版、料理の鉄人。 料理歴10年未満の6人の若手料理人が 料理の腕を競うコンクールが舞台。 才能はあるけれど気弱な主人公が、 決勝の大舞台で個性豊かな好敵手たちと出会い、 同じ目標を目指して成長してゆく物語。 序盤から結果がある程度予想できても、 一人ひとりのチ...
※ 若者の小説版、料理の鉄人。 料理歴10年未満の6人の若手料理人が 料理の腕を競うコンクールが舞台。 才能はあるけれど気弱な主人公が、 決勝の大舞台で個性豊かな好敵手たちと出会い、 同じ目標を目指して成長してゆく物語。 序盤から結果がある程度予想できても、 一人ひとりのチャレンジャーが極度の緊張を 乗り越えて自分がなすべきことに全力を尽くす 姿は読んでいて清々しいです。
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才能と努力の結晶の料理人歴10年未満の才能が腕を競い会う、YBGという料理コンクールを描いた作品。 6人のシェフが腕をふるいそれぞれの想いを胸にコンクールに挑みます。 良かった点は調理中のそれぞれのキャラに合わせた緊張感が伝わってくること。 それぞれの想いは伝わってきました...
才能と努力の結晶の料理人歴10年未満の才能が腕を競い会う、YBGという料理コンクールを描いた作品。 6人のシェフが腕をふるいそれぞれの想いを胸にコンクールに挑みます。 良かった点は調理中のそれぞれのキャラに合わせた緊張感が伝わってくること。 それぞれの想いは伝わってきました。 ただ、誰が優勝するのか大体わかってしまうところと、料理の説明が専門的すぎて、理解が追い付かず、美味しそうというのがあまりなかったのが…料理を読んだのでもっとお腹すいたーと言えるような感じは欲しかったですが、面白かったです。
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