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燕は戻ってこない の商品レビュー

3.9

186件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2022/08/17

2日で一気読み 代理母出産の話で、面白かった。最後、まさか双子の1人を連れ去るとは。 続編が出来そうで気になる

Posted byブクログ

2022/08/15

妊娠と出産をめぐる話である。 北海道から東京に出てきたものの、非正規雇用で底辺暮らしのリキは、同じく貧困に喘ぐ同僚から「生殖医療ビジネス」に誘われる。一方、バレエ界のサラブレッドだった基は、不倫の果てに結ばれた妻との間に子ができず、なんとかして自らの遺伝子を残す方法を模索するが…...

妊娠と出産をめぐる話である。 北海道から東京に出てきたものの、非正規雇用で底辺暮らしのリキは、同じく貧困に喘ぐ同僚から「生殖医療ビジネス」に誘われる。一方、バレエ界のサラブレッドだった基は、不倫の果てに結ばれた妻との間に子ができず、なんとかして自らの遺伝子を残す方法を模索するが……。 それぞれの言い分に頷ける部分はあるものの、登場人物の誰もが身勝手で腹が立つ。春画師のりりこが一番まともな気がした。

Posted byブクログ

2022/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

会話の内容がわざとらしく無くてリアルだった。 特に主人公が男を買ってその後ラブホで交わす会話は作者に実体験があるのではないかと思ったくらい。 それと「燕は戻ってこない」のタイトルの意図が結局最後まで分からなかった。燕は何を比喩してるのだろうか。 後で調べるか。

Posted byブクログ

2022/08/07

久しぶりに本当におもしろい本でした。 先が気になって気になって☆彡 あっという間に読みました♪ 桐野夏生さま、大好きです〜

Posted byブクログ

2022/08/07

子どもがほしいけれど 2人の間に子どもを望めないことが医学的に分かった夫婦と お金がほしいので代理母を引き受けることにした女性の物語 目まぐるしく感情が変化していく夫婦と代理母のリキ それらを取り巻く家族や友人・恋人…それぞれの立場での葛藤や感情の起伏が読みどころだ  夫婦の形...

子どもがほしいけれど 2人の間に子どもを望めないことが医学的に分かった夫婦と お金がほしいので代理母を引き受けることにした女性の物語 目まぐるしく感情が変化していく夫婦と代理母のリキ それらを取り巻く家族や友人・恋人…それぞれの立場での葛藤や感情の起伏が読みどころだ  夫婦の形とは何か 女性の性のあり方や妊娠・出産とは何か 子どもは誰かのものかどうか…物語は人の性と生における ありとあらゆる疑問を読者に投げかけてくる  科学や医学が進歩した今 人の性も生のあり方も 倫理的に問われる問題に直面することが多くあるだろう  人の感情なんて その場その場で当てになりはしないし ましてや男女の関係 親子の関係ほど曖昧模糊としたものはないのだと感じた だからこそ面白おかしく生きていけるだけの器量とゆとりこそが人間に求められているとも感じる

Posted byブクログ

2022/08/04

リキの貧困は全く他人事じゃなくて、身につまされる。でもそのリキも含めて、誰にも感情移入することはなかった。たぶんどこか一点で決定的に自分とは違うからだ。そしてそれを思い知らされることが、この作品の役目だったのではないか。 細やかにダークで、読むのに時間がかかった。 ラストは、こ...

リキの貧困は全く他人事じゃなくて、身につまされる。でもそのリキも含めて、誰にも感情移入することはなかった。たぶんどこか一点で決定的に自分とは違うからだ。そしてそれを思い知らされることが、この作品の役目だったのではないか。 細やかにダークで、読むのに時間がかかった。 ラストは、こう来たかー。私が予想していたのとは違って、ちょっと意外だった。

Posted byブクログ

2024/05/12

作品中には表題のセンテンスが出てこなかったので、ちょっと気になってググってみたら、集英社の刊行記念インタビューで著者自ら触れられていました。(スッキリとはいかないが。。) ラストでリキがとった行動に「やったぜ、そうこなくっちゃ!」と思ってしまうのは不謹慎でしょうか? 爽快なラ...

作品中には表題のセンテンスが出てこなかったので、ちょっと気になってググってみたら、集英社の刊行記念インタビューで著者自ら触れられていました。(スッキリとはいかないが。。) ラストでリキがとった行動に「やったぜ、そうこなくっちゃ!」と思ってしまうのは不謹慎でしょうか? 爽快なラストのお陰で、重いテーマですが読後感は悪くなかったです。

Posted byブクログ

2022/07/30

ノンストップ・ディストピア小説と書いてあったので、もっと悪い組織とか出てきて、わやくちゃになるのかと思ったらそうでもなかった 子どもって誰のもの?

Posted byブクログ

2022/07/29

さすが桐野夏生。読みやすいし面白いし一気読み。 人の気持ちって、コロコロ変わるよね。 そういうところは、分かるんだけれど、ラストはないなぁ・・・ 自分ひとりの生活すら営めない大人が、この先に幸せな暮らしができるとはやっぱり思えない。

Posted byブクログ

2024/06/03

お金ないなら一念発起して勉強すればいいのに。 東京だったらいくらでも就職先はある。 子どもは誰のもの、というテーマよりも、こうなった過程が納得できないまま読了。

Posted byブクログ