夏の体温 の商品レビュー
短編集3編 小説の取材のため、腹黒ことストプラにインタビューすることから始まった。相手を知っていく度に変わっていく印象。恋愛ではないけれどいい関係を築く出会を描いた「魅惑の極悪人ファイル」が良かった。
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大好きな瀬尾まいこさんの新刊。 やっぱり優しくてじんわりくる! 出てくる登場人物が、なんか愛おしくてみんな好き。ストブラ、嫌いじゃないぞ! 次回作も楽しみ。
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表題のお話は、瀬尾さんらしくて良かったです。 病院にはいるけれど、小学生の男の子の友情ってこんな感じだよねと、ほのぼのしました。 2つ目のお話は、冒頭から何の話なのかわかりにくく、途中で脱落してしまいました。
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表題作の「夏の体温」が良かった。 親になって、一番嬉しいことは、子供が友達と仲良く楽しそうにしている所を見ることだと知った。お互いを信頼しあっている雰囲気を醸し出していればなおのこと、天にも昇る気持ちがして、お友達に、ありがとうを何万回でも伝えたくなる。 このお話は、入院して...
表題作の「夏の体温」が良かった。 親になって、一番嬉しいことは、子供が友達と仲良く楽しそうにしている所を見ることだと知った。お互いを信頼しあっている雰囲気を醸し出していればなおのこと、天にも昇る気持ちがして、お友達に、ありがとうを何万回でも伝えたくなる。 このお話は、入院している男の子が、短期で検査入院してきた同じ年の男の子との友情を育む物語。 読んでいて心が温かくなったし、主人公の男の子の気持ちの移り変わりが(まぁ、いい子過ぎて現実にはあり得ないけれど)愛おしかった。 二作目の「魅惑の極悪人ファイル」は、そもそも倉橋がストブラと呼ばれる理由が不明で、設定から無理があると感じた。 三作目の「花曇りの向こう」は雰囲気を描きたかったのかな?長さも縛りがあったのかな?と思うくらいに中途半端な感じがした。花曇りというワードに頼りすぎじゃないかな…
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いつも感じることだが、こんな都合の良いプロットはないよな、と頭の片隅で感じつつも読み進める。気づくと気にならなくなっている。明生とは漢字が違う、小学校時代の転校生、明男のことを、かなり久しぶりに思い出した。
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ここ連日の猛暑がヤバくて夏の体温は上がりっぱなし。 皆さま熱中症には気をつけましょう。 屋外で無理してマスクするのはやめましょう。 あと、節電をがんばりすぎるのもやめましょう。 友情がテーマの3つの短編を収録。 瀬尾さんらしくハートウォーミング。 安心してお読みください。 複...
ここ連日の猛暑がヤバくて夏の体温は上がりっぱなし。 皆さま熱中症には気をつけましょう。 屋外で無理してマスクするのはやめましょう。 あと、節電をがんばりすぎるのもやめましょう。 友情がテーマの3つの短編を収録。 瀬尾さんらしくハートウォーミング。 安心してお読みください。 複数の方が指摘されるようにサラッとしているので、重いものを読んだ後のお口直しにちょうど良いかも。
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3つのストーリーを通じて、信頼できる人との関係性を描いている。 夏の体温、小3瑛介と壮太の友情物語、小学生らしさの溢れる行動の中で、おっと思える言葉も存在する。壮太が言ったおみそれが頭に残る。おみそれ号が空間を飛ぶ姿が、軽いポジティブな気持ちを乗せているようだ。 魅惑の極悪人...
3つのストーリーを通じて、信頼できる人との関係性を描いている。 夏の体温、小3瑛介と壮太の友情物語、小学生らしさの溢れる行動の中で、おっと思える言葉も存在する。壮太が言ったおみそれが頭に残る。おみそれ号が空間を飛ぶ姿が、軽いポジティブな気持ちを乗せているようだ。 魅惑の極悪人ファイル、ダークな小説を書く大学生作家大原と腹黒い(ストブラ)倉橋の友情物語。大原が倉橋の腹黒さを題材の小説を書くために張り付いていくが、倉橋の人間性が垣間見える。人の噂と事実の乖離は噂話の信憑性につくづく疑義を抱いた。 花曇りの向こう、転校で馴染めない中学生明生、良くある話だが、春の明るいのに曇っている風景が良く似合うポートレートのような描写である。
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それまで一人でいることを甘んじて受け入れていた主人公たちが、ある出会いを通じて一歩踏み出そうかな、と思えるように至るまでを描いた短編2編と掌編1編です。 表題作『夏の体温』は小児病棟が舞台なんですが重くならず、男の子の友情って単純に清々しくていいなぁと思っちゃいました。 2作...
それまで一人でいることを甘んじて受け入れていた主人公たちが、ある出会いを通じて一歩踏み出そうかな、と思えるように至るまでを描いた短編2編と掌編1編です。 表題作『夏の体温』は小児病棟が舞台なんですが重くならず、男の子の友情って単純に清々しくていいなぁと思っちゃいました。 2作目の『魅惑の極悪人ファイル』はとってもよかったです。瀬尾さんの遠慮のない、だけどお互いを傷つけるわけでもない会話の応酬が楽しくて好きです。何度も吹き出してしまいました。 掌編の『花曇りの向こう』は中学1年生の国語の教科書に掲載されていたようなんですが、まさに「教科書に載ってそう!」なお話でした。このお話でどんな授業をするのかな?覗いてみたいです。 私はどちらかと言うと読むのは遅い方なんですが、この本はさらっと読めて、あっという間に読み終わってしまいました。正直なところ、さらっと読めすぎちゃってちょっと物足りなさも感じましたが、どれも読後感はほっこり爽やかでした。
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さらっと読める一冊 やっぱり瀬尾さんの話はいい 心が温かくなる なんだか前向きになる 3つの短編からなる作品 最後の1編はとても短く ほぼ2編の作品という感じ 一つ目の夏の体温は 小児病棟での話。 病気を抱える子供の話というと 暗くなりがちだが どこか温かみのあ...
さらっと読める一冊 やっぱり瀬尾さんの話はいい 心が温かくなる なんだか前向きになる 3つの短編からなる作品 最後の1編はとても短く ほぼ2編の作品という感じ 一つ目の夏の体温は 小児病棟での話。 病気を抱える子供の話というと 暗くなりがちだが どこか温かみのある 爽やかな作品だった スッと友達になれる二人が とても素敵 二つ目の魅惑の極悪人ファイルは 登場人物がどこかズレていて それが面白い でも根元が素直な二人のやりとりで 本当に大切なことに気づける作品 瀬尾さんの作品読むと 人が好きになる いい話でした(^^)
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夏の体温は小児科の病棟で血小板が少なくて長期入院している主人公と、低身長で検査入院しにきた壮太の一夏の友情物語。壮太がほんとに小3とは思えないくらい人間できてる。ちょっと後半うるうるする。 魅惑の極悪人ファイルは会話の応酬が面白い。クスッとしてしまうのだが、結末があれ…?という感...
夏の体温は小児科の病棟で血小板が少なくて長期入院している主人公と、低身長で検査入院しにきた壮太の一夏の友情物語。壮太がほんとに小3とは思えないくらい人間できてる。ちょっと後半うるうるする。 魅惑の極悪人ファイルは会話の応酬が面白い。クスッとしてしまうのだが、結末があれ…?という感じ。 花曇りの向こうは光村の教科書に採択されていたもの。現行ではなくなってしまったのだが、すごく気になっていた。瀬尾まいこ大好きだが、これに関しては現行のシンシュンや星の花が降るころにの方が良い。教科書に載るようなわかりやすさという点で。
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