いえ の商品レビュー
どちらかと言うと本書は若い人向けの著書様な気がします。主人公の心の揺らぎに少しイライラしながら読了。なかなか文章の言い回しには感心した。最終章迄には主人公の未解決部分は解決してメデタシメデタシで終わって良かったね。
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親友と妹,交通事故で妹の足に残った障害.それが原因となって少しずつかけちがっていく家族の歯車.就職先でのスーパーの人間関係などうまくいかないことだらけ. 補欠を恥じる人生からそれを認める人生へ,成長する兄と家族の再生の物語 主人公の彼女と妹がしっかりしていて素敵だった.
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「まち」「ひと」に続くひらがな2文字タイトル第三弾。前ニ作に比べて話が少し暗く、単調。主人公は筆者が好きなうだつの上がらない系の青年。スーパーの店員の社会人3年目。家族、仕事、友達、恋人に対するモヤモヤを描きながら、最後に全て回収していく話。 前ニ作よりも劣る印象です。
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三上傑、スーパーに勤めて3年。パートさんたちとうまくやれてないのが悩み。大学生の妹若緒は、傑の小学校からの友人、サッカーもうまく勉強もできた大河と付き合っていた。大河が運転する車が事故を起こす。助手席にいた若緒は大怪我する。それから三上家はギクシャクし始める。 何ら期待を裏切ら...
三上傑、スーパーに勤めて3年。パートさんたちとうまくやれてないのが悩み。大学生の妹若緒は、傑の小学校からの友人、サッカーもうまく勉強もできた大河と付き合っていた。大河が運転する車が事故を起こす。助手席にいた若緒は大怪我する。それから三上家はギクシャクし始める。 何ら期待を裏切らない小野寺ワールド。腰を抜かすような展開があるわけじゃなく、普通の人々の感じる苦しみと喜びと気付きが独特の「誠実な人」っぽい文体で描かれる。これがまた良いのだ。
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「ひと」と「まち」もブクログ登録前に読んでいるが、似たシリーズでいうと3作目。 読んでいて、町並みや近所の様子で「ひと」「まち」に登場した感のご近所さんたち。 今回は、妹が友人とドライブデート中に事故をおこし、その後遺症で足を引きずるようになる。 家族ぐるみで親しかった友人とも...
「ひと」と「まち」もブクログ登録前に読んでいるが、似たシリーズでいうと3作目。 読んでいて、町並みや近所の様子で「ひと」「まち」に登場した感のご近所さんたち。 今回は、妹が友人とドライブデート中に事故をおこし、その後遺症で足を引きずるようになる。 家族ぐるみで親しかった友人とも気軽に会うこともなくなり、それ以来両親も喧嘩が絶えなくなっている。 おまけに職場のパートさんとも意思疎通が上手くいかずに毎日モヤモヤしている…という兄からの目線で話は、進んでいく。 就活中の妹は、事故のことを気にすることもなく、気がつけば彼とは、自分から別れたと言う。 さて、兄はどんな気持ちになるか…。 ひとり思い悩むより誰かのことばであったり、行動によって自分の気持ちもまったく変わることに気づく。 少しの勇気と心がけひとつで、自分も相手も気持ちよくなる。 何気ない日常の生活の中で、ゆっくりと気づかせてくれるのは、この物語ならではだろう。
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総武線の駅 のある河沿いの街。 そこに住む面々はちょっとお馴染み。 妹が事故で足を引きずる様になる。 運転していたのは妹の彼氏で、友達。 家族それぞれの思いがすれ違う。 職場も面倒臭い。 そんな時、ふと河に足を運んでみる。 もがきながら前に進む。 頑張れ!と思い読了。
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2文字シリーズ! 小野寺さんならではの主人公の実直さがとても良く描かれているのだが、ひと、まち、の様な温かい気持ちが余韻として残る感じではなかった。 「ひと」の柏木聖輔「まち」の江藤瞬一があまりにも魅力的な人だったので、「いえ」の三上傑が見劣りしてしまった。 しかし、傑は最後に「...
2文字シリーズ! 小野寺さんならではの主人公の実直さがとても良く描かれているのだが、ひと、まち、の様な温かい気持ちが余韻として残る感じではなかった。 「ひと」の柏木聖輔「まち」の江藤瞬一があまりにも魅力的な人だったので、「いえ」の三上傑が見劣りしてしまった。 しかし、傑は最後に「自分」を認めている。これは素晴らしいこと。「自分」を認めなければ先への進歩も変化もないのだから。 (人間、ものの感じ方は変えられない。これは、ちょっといやだな、と感じてしまうのはしかたない。でも感じたあとの行動を変えることはできる。こうは動くまいと努めることはできる。その意味でのみ、人は変われる。ただし、とても難しい。それは、生きている間ずっと自分を律しつづけると言うことだから。)
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平井に住んでる人には申し訳ない。 こんな物語があるなんて、総武線の窓から見ているだけだと想像できない。 でも、架空の町で繰り広げられるよりも、こっちのほうが良いな。 東武亀戸線でも良かったかもしれないけどね
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しみじみ。ただ一人ごと小説は、あまりくどくなると負のスパイラルに入ってしまってしんどいし、一人ツッコミまでしてしまい、自分の狭量さに辟易…それでも読後感悪くないのは、さすが小野寺さん。
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傑と若緒の兄妹を中心に その生活圏で紡がれる物語です。 生きていく上で、誰にでも起きる ちょっと嫌なことなど…家族、友人、仕事 なんか歯車の合わない時 そういうことってあるよねって 思いながら読みました。 妹と自分の友人の恋愛関係のことを 自分の恋愛と切り離せないとか 仕事の...
傑と若緒の兄妹を中心に その生活圏で紡がれる物語です。 生きていく上で、誰にでも起きる ちょっと嫌なことなど…家族、友人、仕事 なんか歯車の合わない時 そういうことってあるよねって 思いながら読みました。 妹と自分の友人の恋愛関係のことを 自分の恋愛と切り離せないとか 仕事の責任感について考えるとか 傑の生真面目な姿を追っていくうちに お願いだから良い方向に向かってくれ! という気持ちになっていくのです。 兄妹ふたりで飲みたかった 町の商店街の小さな喫茶店のクリームソーダが はじまりと、おわりをつないで やさしい味わいを残してくれました。
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