発達障害「グレーゾーン」 の商品レビュー
著名人の幼少期の振る舞いを持論の根拠として引用するのは違うんじゃないか?と思った。 論文ではないし、著者も認知が広まるのが目的と冒頭に書いていたから、事実がどうとかは問題外なのかな。 そもそもこれはもっと感情的な話で、自分が周囲に発達障害だと勝手に判断されて議論されるのが嫌だか...
著名人の幼少期の振る舞いを持論の根拠として引用するのは違うんじゃないか?と思った。 論文ではないし、著者も認知が広まるのが目的と冒頭に書いていたから、事実がどうとかは問題外なのかな。 そもそもこれはもっと感情的な話で、自分が周囲に発達障害だと勝手に判断されて議論されるのが嫌だからそう思ったのかもしれない。 私は自分で発達障害(グレーゾーンも含める)傾向があるかもしれないと思っていて、だからこそこの本を読んだわけだけど診断は受けてなくて、実際にそうかも分からないのに周りの人に憶測で色々決めつけられたくないって思いが強い。 でも、こうは書いたけど、読めば読むほど「これは私の話じゃない」って気持ちになった。じゃあ私のこの無力感、虚無感は何?と思うけど、名前も意味も、理由も必要ないのかもしれない。色んな本を読んで、知識をかいつまんで自分なりに、心地よく納得して生きる術を身につけていこうと改めて思った。 自分に子供ができたら、適切な養育をしていけるよう気をつけなければならないと思った。
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発達障害と診断されないものの、その特性を持つ生きづらさを抱える人たち…。 発達障害の分類をしているわけではないものの、行動や情緒の特徴から、ADHD、ASDなどの特性が見られる場合はどうすればよいか、項目ごとに述べられている。 この本を読んだときは、自分の教え子のことを考えて読...
発達障害と診断されないものの、その特性を持つ生きづらさを抱える人たち…。 発達障害の分類をしているわけではないものの、行動や情緒の特徴から、ADHD、ASDなどの特性が見られる場合はどうすればよいか、項目ごとに述べられている。 この本を読んだときは、自分の教え子のことを考えて読んでいたのだが、読んでいるうちに自分のことも考えて読むようになった。 たとえば本書には、「回避性パーソナリティ」というものが紹介されているのだけど、その特徴が自分にとても当てはまる。仲良くしたいのに、中が親密になると距離を置いてしまう…というのに、ものすごく共感した。自分はもしかしてこの特性があるのかも。 また、昔から計画性がなかったり、突発的な行動を取ったりしてしまうところは、ADHDの特徴がある。 自己診断は危険と思いつつも、もしかして…と思う点がいくつかあった。本書ではあまり解決策には深く踏み込んでいないものの、克服のきっかけを与えてくれているため、生きづらさを感じている人は、この本の中に自分の特性に当てはまるものがあるかも知れない。 また、発達障害と間違えられやすいものとして、愛着障害についても言及されている。 この本ではそれぞれの発達障害の特性を追うので精一杯だったため、発達障害と愛着障害を区別する必要などがいまいち分からなかったため、改めて愛着障害についても学びたいと思った。
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様子を見ましょうでは症状が悪化することもある。 できるだけ早くからの療育やトレーニングが望ましい。 自分の価値観やスタイルを周囲に求めすぎるも厄介な問題も起こる。 執着気質、強迫性パーソナリティ障害は躁鬱の傾向があり、切り替えが苦手なことも特徴として見られる。 回避性パーソナリテ...
様子を見ましょうでは症状が悪化することもある。 できるだけ早くからの療育やトレーニングが望ましい。 自分の価値観やスタイルを周囲に求めすぎるも厄介な問題も起こる。 執着気質、強迫性パーソナリティ障害は躁鬱の傾向があり、切り替えが苦手なことも特徴として見られる。 回避性パーソナリティ障害は他者との関わりによる傷つきを極端に恐れるが、他者との関わりを求めるという側面もある。 マインドフルネスは過敏さを和らげる。
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うーん。 ピンポイントで当てはまることなんてないんだろうけど、こちらとしては藁にもすがる思いで、その一掴みの藁も掴めなかった。
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プライドが挑戦を抑制している。 自分から傷ついていいと思えると、失敗してもそんな傷つかない。 自分自身と繋がると、自分の考えに沿った行動ができる。 心を開くのが大事。
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発達障害のグレーゾーンにも色んなパターンがあるが、大事なのは診断ではなく、強み弱みを理解し、適切なサポートやトレーニングに繋げていくこと。 トムクルーズやAmazon創設者のジェフベゾス、イーロンマスクなどの偉人の例も挙げながら色んなパターンについて分かりやすく解説されている。...
発達障害のグレーゾーンにも色んなパターンがあるが、大事なのは診断ではなく、強み弱みを理解し、適切なサポートやトレーニングに繋げていくこと。 トムクルーズやAmazon創設者のジェフベゾス、イーロンマスクなどの偉人の例も挙げながら色んなパターンについて分かりやすく解説されている。 近年、発達の特性は障害ではなくニューロダイバーシティ(神経多様性)として理解されるようになってきているとのことだが、本当にそうだと思う。"普通"なんてない。 日々他人と共に仕事をしたり生活をしている我々にとって重要なのは、人はみな違い様々な特性を持つということを理解している状態で、そのために本書に載っているような生きづらい人の特性パターンをより多くの人が知る機会が持てればよいと感じた。 社会に出てうまくいかない人の例が沢山出ていたが、考えて回答する速度が遅くても、単純作業なら経験を重ねるうちに速くなる人の例のように、その人に合う業務があればよいわけで、 労働者は自分の特性を理解し、組織も各部門(各業務)に合う人材の特徴を理解し、そこで上手くマッチングできればよいのでは?少子高齢化が進み労働人口が減っていく一方な日本では、それくらいしていかないといけない気がする。(現実的ではなさそうだが) 引き続き教育現場や組織での採用、配置にどう活かせるか考えていきたい。 以下メモ ・教官を得意とするEタイプとシステム思考を得意とするSタイプがあり、自閉症は極端なSタイプで、共感が極度に苦手である ・Amazon創業者ジェフベゾスの子供の頃の例。祖母が喫煙者であることにより寿命が9年短くなることを自分で計算して祖母に伝えたが、祖母は既に肺がんで何年も闘病中だったため泣かせてしまった。祖父がジェフベゾスへ伝えたのは「賢くあるよりも優しくある方が難しいと、いつかわかる日が来るよ」という言葉 ・勉強が苦手になるのは知的障害、学習障害など5つほどのパターンがあるが、気付かれにくい知的障害のケースが問題。 ある部分の能力が高いと、他の能力もそんなに低いはずはない、と周囲が思い込んでしまい、気付くのが遅れてしまったり気付かないまま合わない職業に就いてしまったりする ・知能には、知識の入った経験的な蓄積によって獲得された「結晶性知能」と、目の前にある情報を読み取り課題処理を行う「流動性知能」がある。 ワーキングメモリ(作動記憶)は後者において中心的な役割を果たす。 読み書き計算はもちろん、感情コントロールや相手の理解、計画的な行動などにも関わってくる。ワーキングメモリの容量が小さいと、目の前の状況でいっぱいになりやすく、周囲の状況に気を回すことができなくなり、言うべきことを言えなかったり、配慮すべきことを念頭において発言することが難しかったりする ・ワーキングメモリは鍛えられる。暗唱訓練は正確ではなく要約するようなトレーニング。算数の文章題を耳で聞いて頭の中で解いたり、シャドーイングと呼ばれる聞き取りながら同時に声を出して繰り返すことも有効。
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発達障害未満のいろいろな兆候が紹介されている。 帯に「15万部突破」と書かれていたが、この数字は、自分(もしくは我が子)は発達障害の気があるんじゃないかと懸念する人の多さを物語っているような気がする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
発達障害、グレーゾーンについての本。 素人の自分にもわかるように、でも詳細に書いてあって良かった。 それでも、ちょっと複雑で、というか、思っていたより分類が細かいし、個人差あるってことが説明されていて、難しいんだなということはわかった。 十年後には診断も変わっているかも、となっていて、なんじゃそりゃ、っていう感もあり。 ワーキングメモリ重要なのね。 著名人、芸能人の場合の例題が出てきて、興味深くはあった。
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人間関係に不安がある人、仕事中ミスや不注意が多く不安を抱えている人に、読んでもらいたい。 ただ、第2章以降は、発達検査の結果をもとに、その特性と対応策が書かれているため、自身で検査を受け、結果を把握した状態で読むのが好ましいと感じた。 私は、HSPと不注意の特性が大きいため、マイ...
人間関係に不安がある人、仕事中ミスや不注意が多く不安を抱えている人に、読んでもらいたい。 ただ、第2章以降は、発達検査の結果をもとに、その特性と対応策が書かれているため、自身で検査を受け、結果を把握した状態で読むのが好ましいと感じた。 私は、HSPと不注意の特性が大きいため、マインドフルネスを実践したいと思う。
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母親の勧めもあり 自分も共感力が低いため、グレーゾーンかな?と疑いながら読了。 発達障害のグレーゾーンには、いくつかのパターンがあり、 それぞれの特性と原因、対策がまとまっている。 改善が望める具体的な対策が書いてあるわけでは無いが、 一貫して「より早い処置が肝」と書いてある。...
母親の勧めもあり 自分も共感力が低いため、グレーゾーンかな?と疑いながら読了。 発達障害のグレーゾーンには、いくつかのパターンがあり、 それぞれの特性と原因、対策がまとまっている。 改善が望める具体的な対策が書いてあるわけでは無いが、 一貫して「より早い処置が肝」と書いてある。 有名人の幼少期の様子を交えながら例に取って説明してくれるので、 対象の人物をイメージしながら読める点が良い。 (推察が正しいかどうかは、さておき。) イーロンマスクやジェブベゾスは興味深かった。
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