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タイムマシンに乗れないぼくたち の商品レビュー

3.5

121件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

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2022/04/13

人の群れからちょっとだけ距離を置きたい。そんな人におすすめ。私はとっても共感してしまう。短編じゃなく長編でこういうの読みたいな。

Posted byブクログ

2022/04/13

7つの短編集。どの主人公も其々が変わった手法を生み出し、現実逃避をしながら生きている。一人じゃない、理解者はきっといるよ、と優しく背中を押してくれるような素敵な物語でした。

Posted byブクログ

2022/04/11

役になりきる。良いかも。 妄想するのは好きなタイプだけど、仕事で何かの役になりきるのは思いつかなかった。今度やってみよう。 私も人畜無害な感じに見えるようで、第三者扱いを受ける虚しさは分かる気がした。 良い言葉だなと思ったのは、「好きな人には良い枕で寝てコンビニのくじが当たった...

役になりきる。良いかも。 妄想するのは好きなタイプだけど、仕事で何かの役になりきるのは思いつかなかった。今度やってみよう。 私も人畜無害な感じに見えるようで、第三者扱いを受ける虚しさは分かる気がした。 良い言葉だなと思ったのは、「好きな人には良い枕で寝てコンビニのくじが当たったり、そんな日々を過ごして欲しい。隣にいるのが私でなくても。」 私は言えない心の狭い人間だと思い知らされた。隣に居たいと思うし、誰かの隣で幸せそうにしてるのを心から願ってはいないのが分かってしまった。 これも気づけて良かった事だ。読んで良かった。

Posted byブクログ

2022/04/10

人知れず抱えている居心地の悪さや寂しさに寄り添う七編の短編集。 七編それぞれのカラーがあって、読みやすかったです。寺地さんの使う言葉に時々クスッとなった。 日常で疲労がたまってるとき、長編だと重くなりそうで躊躇してしまうのですが、そういう点でも個人的に短編は嬉しかった。 お気に...

人知れず抱えている居心地の悪さや寂しさに寄り添う七編の短編集。 七編それぞれのカラーがあって、読みやすかったです。寺地さんの使う言葉に時々クスッとなった。 日常で疲労がたまってるとき、長編だと重くなりそうで躊躇してしまうのですが、そういう点でも個人的に短編は嬉しかった。 お気に入りは表題作品。 *「タイムマシンに乗れないぼくたち」 きっかけって本当に些細なこと。ぼくが自分の殻を破って、静かに少しずつ動きだしていくのがいい。 *「深く息を吸って、」 読んでてしんどかったけど、ラストまで読んでホッとしたし言葉が染みた。 『深く息を吸って、ゆっくりと吐いて。きみはきっと、だいじょうぶ』 どの物語にも覚えのある記憶や感情が掬い上げられていて、寺地さんの作品の持つ温かさを感じられました。

Posted byブクログ

2022/04/07

「深く息を吸って」があまりにも刺さり過ぎてそれだけで評価が爆上りしてしまった事は否めないものの、そもそもあまり深く入り込まない淡々とした感じが、寺地はるなさんの真骨頂だと思っているので、この作品集の持つさりげなさが僕は好き。 どれも物足りないと思う人もいると思いますが、こういう書...

「深く息を吸って」があまりにも刺さり過ぎてそれだけで評価が爆上りしてしまった事は否めないものの、そもそもあまり深く入り込まない淡々とした感じが、寺地はるなさんの真骨頂だと思っているので、この作品集の持つさりげなさが僕は好き。 どれも物足りないと思う人もいると思いますが、こういう書き過ぎないのも書けるというのが頼もしい気がします。もっと書き込みたいと思う所で寸止めする勇気を僕は買いたいです。 華やかな人々に隠れて日々を生きている僕のような人が、この世界にも本になる位沢山いるんだなあと思うと、一緒にがんばろうぜって気になります。

Posted byブクログ

2022/04/05

学校や会社で生きづらい人達にフォーカスした短編集。 「夢の女」の中で、結婚後に夫の欠点だと感じた、頼りないところや鈍感な所は、恋をしていたときは「かわいさ」に変換されていたという描写があって、確かにそういうことってあるよなと思った。思い過ごしも恋のうち、恋する者は夢見がち。 ...

学校や会社で生きづらい人達にフォーカスした短編集。 「夢の女」の中で、結婚後に夫の欠点だと感じた、頼りないところや鈍感な所は、恋をしていたときは「かわいさ」に変換されていたという描写があって、確かにそういうことってあるよなと思った。思い過ごしも恋のうち、恋する者は夢見がち。 全てが物凄く面白いという訳ではないけど、恋の話「灯台」 のラストは良かった。

Posted byブクログ

2022/04/04

寺地さんにしては珍しくハズレてしまった。響かず。短編は楽しむのが難しい。京都鴨川のヌートリアは元気かなぁ?ここ数年見かけないが…

Posted byブクログ

2022/03/27

それぞれなんの繋がりもない7篇を収録した短篇集。でも寺地さんの作品のエッセンスが凝縮されていてとても楽しめた。 キーワードは“孤独”のようで、様々な理由で孤立してしまった人を主人公としているが、みんな特にそれを苦にするでもなく淡々と生きている。 自分が殺し屋であるという“設定”を...

それぞれなんの繋がりもない7篇を収録した短篇集。でも寺地さんの作品のエッセンスが凝縮されていてとても楽しめた。 キーワードは“孤独”のようで、様々な理由で孤立してしまった人を主人公としているが、みんな特にそれを苦にするでもなく淡々と生きている。 自分が殺し屋であるという“設定”を生きる「コードネームは保留」、リヴァー・フェニックスに想いを寄せる「深く息を吸って、」が好みだった。

Posted byブクログ

2022/03/26

人を襲うわけでもないヌートリアが駆除対象にされるのは、その土地の生態系に馴染んでいないから。人間同士も似たようなとこあるかもって思う。

Posted byブクログ

2022/03/24

生きにくさがふっと軽くなるような話の短編集。 他者と比較するでなく、自分軸で生きよう。 ひとりぼっちではないのだから。 読後、そんなあたたかな自信にも似た気持ちにもなれた。

Posted byブクログ