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流浪の月 の商品レビュー

4.4

1562件のお客様レビュー

  1. 5つ

    774

  2. 4つ

    537

  3. 3つ

    146

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    7

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2024/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

凪良ゆうさんは初めて読んだのですが面白かったです。 文の佇まいがなんとなく好きでした。 誰に理解される必要もないなあとか、いろんなことを考える時間を与えてもらいました。

Posted byブクログ

2024/06/12

『記憶は共有する相手がいてこそ強化される。これからはひとりで抱えていくことになる。幸せなほど重みを増すそれに、私は耐えられるだろうか。重いからもういらない。そう言って、ぱっと手放せれば楽なのに。』 理解されない関係、勝手な憶測で飛び交う偏見、ひとりで立ち向かっていくには精神も体力...

『記憶は共有する相手がいてこそ強化される。これからはひとりで抱えていくことになる。幸せなほど重みを増すそれに、私は耐えられるだろうか。重いからもういらない。そう言って、ぱっと手放せれば楽なのに。』 理解されない関係、勝手な憶測で飛び交う偏見、ひとりで立ち向かっていくには精神も体力も持たないよね、 それでも捨てられない大切な記憶たちは自分の中の何かを支えてくれてて、それがあるから頑張れて、それがあるから輝ける 複雑なのに共感できる部分が多くてだからこそ惹かれる作品だった

Posted byブクログ

2024/06/12

こりゃすごい。 あとでしっかりと感想を書きたいところ とにかく苦しいけど先が気になって読んでしまう。 所謂、見方や立場によって物事が歪んで見えてしまう。一般論にまとめてしまいがちな人間の無責任さをよく描いていて素敵で悲しい話だった。

Posted byブクログ

2024/06/12

映画を先に観ましたが、文字と映像ではまた違ったイメージがありどちらも良かった。 映画のみだと、色々と疑問が多すぎましたが… 原作を読んでスッキリ。 文がどんな人間か以前に、預かっている友達の子供を男の人と2人きりにするのはどうかと思う…など、自分自身まだまだ頭が硬いのかな?と思っ...

映画を先に観ましたが、文字と映像ではまた違ったイメージがありどちらも良かった。 映画のみだと、色々と疑問が多すぎましたが… 原作を読んでスッキリ。 文がどんな人間か以前に、預かっている友達の子供を男の人と2人きりにするのはどうかと思う…など、自分自身まだまだ頭が硬いのかな?と思ってしまったり。 でも、さらさが恋人でも友人でも夫婦でもない大切な人と楽しく暮らしていけますように… と思います。 名前を付けられない関係であっても自分が生き返るような、スッと身体が軽くなるような、 居心地の良い相手って良いですね。

Posted byブクログ

2024/06/10

世の中は、愛という言葉に多くを包含させすぎだと思う。男女間の性愛という意味での愛ではなく、もっと広い意味での愛や慈しみが更紗と文の間にはあるのに、それをわかりやすい歪んだ情愛に押し込めようとしてしまう。 思い通りにいかない相手を殴ったり、自分の子どもだからといって意思があるものと...

世の中は、愛という言葉に多くを包含させすぎだと思う。男女間の性愛という意味での愛ではなく、もっと広い意味での愛や慈しみが更紗と文の間にはあるのに、それをわかりやすい歪んだ情愛に押し込めようとしてしまう。 思い通りにいかない相手を殴ったり、自分の子どもだからといって意思があるものとせず管理下においたりすることが『愛』で、更紗と文の関係が倒錯や病なのだとしたら、そんなのはおかしいだろう。 自分の感じ方の特性としてやはり、DV、いとこからの性被害、一方的な報道、インターネットでの消費などに対してもっとしっかり反発して戦って否定していくべきだと思ってイライラしてしまった。 ただ、勧善懲悪的な展開だけが人生にあるわけではないから、そうした部分を飲み込んだうえで、もっと描かれたものに目を向けていきたい。

Posted byブクログ

2024/06/10

マイノリティ側の心情を描くのがとにかく上手。 小説だと特にマジョリティ側に寄せがちだけど、少数派の感情に寄り添ってくれる素敵な作品。 正解とか不正解は、目に見えるものだけが全てじゃない。

Posted byブクログ

2024/06/09

恋とか愛とかでは片付けられない、深い愛と孤独と自由と束縛みたいな話 分かりそうで、私には分からない世界だなぁ、と感じました でもそれは当事者同士にならないと分からない感覚なのかも それだけの「この人が居なければ」という感覚を感じたことがなければ、同じ感情になるのは難しいのかもしれ...

恋とか愛とかでは片付けられない、深い愛と孤独と自由と束縛みたいな話 分かりそうで、私には分からない世界だなぁ、と感じました でもそれは当事者同士にならないと分からない感覚なのかも それだけの「この人が居なければ」という感覚を感じたことがなければ、同じ感情になるのは難しいのかもしれない だからある意味で、羨ましいのだと思う その感情が手元にないから理解出来ない、そういう話だったなぁと

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2024/06/08

自分が小学生女児と親なので、どうしても共感しづらく入り込めなかった。それと単純にどこかで見たような話、登場人物の設定だと思った。

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2024/06/08

「真実と事実は違う」この言葉が1番印象に残ってる。周りの人は当事者の表面しか見れていないし、その部分だけで評価し、同情するといった生きる難しさを感じた。

Posted byブクログ

2024/06/08

人間の表面的な部分しか見えていない、そんな人にはなりたくないなと思った。けど実際は難しいんだろうな。人って難しい。

Posted byブクログ