人面瘡探偵 の商品レビュー
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ザ・横溝正史的見立て殺人! 金田一って、ほぼほぼ登場人物死亡するくせに割と名探偵として尊重されてるからなんなのか?と常々思ってたけど、三津木は殺人事件が起きたら即依頼人の弁護士先生から疫病神扱いされててそれはそれで酷い扱いで笑った。 実際ほぼほぼ全員死亡で疫病神ったらそうかもしれない。 子猫の死体を振り回してる子供を追っかけてサザエさんを思い出して笑いそうになるって三津木の感覚サイコパスじみてない?とか、 料理人の人に「(殺されて)人が少なくなったのに3食作り続けるの大変ですね」とか、デリカシーどこやったん。と、どうも読んでて三津木の性格も不用意な発言も好きになれなかったので最後はなるほど感。 続編あるらしいけど、ジンさんの正体が割れた今、どんな顔して読んだらいいのか。
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携帯の電波も届かない山の奥、一代でことを成した大物の死、大きな日本家屋、跡継ぎの兄妹たち。村の古く陰湿な因習。 はい来た横溝正史的世界!大好物。 相続鑑定士というあまり聞かない稼業に従事する主人公のヒョーロク。その昔大怪我をした跡にできた、話をする人面瘡のジンさん。 ちょっとずっ...
携帯の電波も届かない山の奥、一代でことを成した大物の死、大きな日本家屋、跡継ぎの兄妹たち。村の古く陰湿な因習。 はい来た横溝正史的世界!大好物。 相続鑑定士というあまり聞かない稼業に従事する主人公のヒョーロク。その昔大怪我をした跡にできた、話をする人面瘡のジンさん。 ちょっとずっとぼけて頼りないヒョーロクと、記憶力と思考力に優れたジンさんのコンビが、凄惨な連続殺人を解決していく。 とても読みやすくてすいすいとページをめくってしまった。 面白かった。
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2024.06.16 積読してて、ようやく読めた。久しぶりの中山七里作品。相変わらずのテンポの良さと、横溝正史の世界観、大好物。 犯人は早めに見当がついたので、あとはヒョーロクとジンさんの掛け合いを楽しんだ。 それにしても人面瘡って…って思ってたけど、なるほど、そういう事ね笑 次回作も楽しみ。
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人面瘡の『ジンさん』と三津木のやり取りが快感な一方で、起こる事件やその背景は非常に禍々しい。 気のせいかな、中山先生の著作にはたびたび障がいのある登場人物が登場する(しかもかなり話の核心に関わる位置で)と思うのですが、今作もそうでしたね。 ラストは、あぁやっぱりそうだったんだ。という感じで、三津木自身もいろいろと抱えていることが垣間見得ました。今後その辺りも徐々に明らかになるんでしょうか。 続刊があるようなので読もうと思っています。
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文章が軽やかではなく、ただ軽い 小説というよりかはライトノベル この作者の著書はこれが初めて 以前に有隣堂のyoutubeチャンネルで1日密着の動画を見て存在は把握していた 高齢にそぐわぬバイタリティでゴリゴリと重厚な作品を何本も出されている方という勝手なイメージを持っていた...
文章が軽やかではなく、ただ軽い 小説というよりかはライトノベル この作者の著書はこれが初めて 以前に有隣堂のyoutubeチャンネルで1日密着の動画を見て存在は把握していた 高齢にそぐわぬバイタリティでゴリゴリと重厚な作品を何本も出されている方という勝手なイメージを持っていた だけに、本作の文章の軽さに肩透かしを喰らう ひとたび登場人物らの掛け合いが始まると台詞の応酬の連続 台本の回し読み 展開も含めてタンタンっとあれよあれよと次へ行く 良い意味ではない文章への自信、自分の作品への執心の無さが滲み出てる ある程度は読み手の受け取りを信じて描写の無駄を省いてスラスラと回していく筒井康隆の軽やかさなどとはやはり比べられない ただただ軽い 作品に対する執心が希薄なのかと訝しんでしまった 小説というよりかはライトノベル そんな印象しか残らなかった
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もうバディもんやな。 人面瘡とペアの。 寄生獣って、マンガあったけど、あんな感じになるんかな。 上下関係は、人面瘡の方が上っぽいけど。 後は、王道のミステリー。 ー何か横溝正史的な感じな話。 血や!血! ドバドバの方やなく、血縁関係の方! 古い因習みたいな一族の血で血を争うみたい...
もうバディもんやな。 人面瘡とペアの。 寄生獣って、マンガあったけど、あんな感じになるんかな。 上下関係は、人面瘡の方が上っぽいけど。 後は、王道のミステリー。 ー何か横溝正史的な感じな話。 血や!血! ドバドバの方やなく、血縁関係の方! 古い因習みたいな一族の血で血を争うみたいな。 もう終わっていく一族かと思ってやって来た相続鑑定士 三津木。 ヘナチョコなんやけど、肩には人面瘡ジンさんが… この一族の財産は碌なんがない!しかし、よく調べると山に鉱脈がありそう。 そこから、血みどろの相続争い。 まさしく横溝風! それをジンさんが解決していくのは、まるで、眠りの小五郎(名探偵コナン)のよう… まぁ、うちには、血みどろになる要素がないからええけど(金ない)、ハァ〜! 今回の大どんでん返しは、犯人とかやない! 自分の内なる声に耳を傾けることは大切やなぁ〜!
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相続鑑定士・三津木 六兵の肩には人面瘡が寄生していた。 頭脳明晰だが、口の悪い彼を『ジンさん』と呼んでいた。 ある日、信州の山林王・本城家の当主の財産分割協議に向かう。相続人は、息子たちの4人。 しかし、何もない荒れた山から、貴重な鉱物資源が発見される。 そして、長男が焼け死に...
相続鑑定士・三津木 六兵の肩には人面瘡が寄生していた。 頭脳明晰だが、口の悪い彼を『ジンさん』と呼んでいた。 ある日、信州の山林王・本城家の当主の財産分割協議に向かう。相続人は、息子たちの4人。 しかし、何もない荒れた山から、貴重な鉱物資源が発見される。 そして、長男が焼け死に、次男が水車小屋で亡くなり、そして... 連続して起こる殺人事件、果たして、遺産目当ての事件なのか? ジンさんの推理が冴える傑作。 そして、隠れた真実とは?
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07月-13。3.0点。 続編出たため、再読。 旧家の遺産相続に関する連続殺人。相続鑑定士が主人公、人面瘡を左肩に持つ。
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漫才のような掛け合いが面白いコンビ。 最後に向け加速度がアップすると考えてたアレやコレの答え合わせが一気に進み全てが明らかになるけど、この後さらに読者を煙に巻くようなラストが用意されているのを知ると「あぁこれは中山七里の本だった」と思い知ることになる。
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人面瘡探偵シリーズ、1作目。単行本で読了。 右肩に人の言葉を話す人面瘡という怪異な傷痕をもつ三津木六兵が主人公。人面瘡の「ジンさん」が探偵役で、さながら眠りの小五郎のように、「ジンさん」の推理を六兵が披露するという設定。ちょっとファンタジーというかオカルトっぽい感じだけれど、最...
人面瘡探偵シリーズ、1作目。単行本で読了。 右肩に人の言葉を話す人面瘡という怪異な傷痕をもつ三津木六兵が主人公。人面瘡の「ジンさん」が探偵役で、さながら眠りの小五郎のように、「ジンさん」の推理を六兵が披露するという設定。ちょっとファンタジーというかオカルトっぽい感じだけれど、最後まで読んで納得はしました。この設定さえ慣れてしまえば、六兵と「ジンさん」の掛け合いは面白かったし、続編もあるようなので、そのまま継読していきたいと思います。事件の方は、まぁ、横溝的展開ということらしいですが、それほど捻りもないかな。文調が軽いので、おどろおどろしい雰囲気は正直無し。事件の内容次第では、今後も面白く読めそうです。
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