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人面瘡探偵 の商品レビュー

3.7

43件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    4

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2023/07/25

07月-13。3.0点。 続編出たため、再読。 旧家の遺産相続に関する連続殺人。相続鑑定士が主人公、人面瘡を左肩に持つ。

Posted byブクログ

2023/06/23

漫才のような掛け合いが面白いコンビ。 最後に向け加速度がアップすると考えてたアレやコレの答え合わせが一気に進み全てが明らかになるけど、この後さらに読者を煙に巻くようなラストが用意されているのを知ると「あぁこれは中山七里の本だった」と思い知ることになる。

Posted byブクログ

2023/05/16

人面瘡探偵シリーズ、1作目。単行本で読了。 右肩に人の言葉を話す人面瘡という怪異な傷痕をもつ三津木六兵が主人公。人面瘡の「ジンさん」が探偵役で、さながら眠りの小五郎のように、「ジンさん」の推理を六兵が披露するという設定。ちょっとファンタジーというかオカルトっぽい感じだけれど、最...

人面瘡探偵シリーズ、1作目。単行本で読了。 右肩に人の言葉を話す人面瘡という怪異な傷痕をもつ三津木六兵が主人公。人面瘡の「ジンさん」が探偵役で、さながら眠りの小五郎のように、「ジンさん」の推理を六兵が披露するという設定。ちょっとファンタジーというかオカルトっぽい感じだけれど、最後まで読んで納得はしました。この設定さえ慣れてしまえば、六兵と「ジンさん」の掛け合いは面白かったし、続編もあるようなので、そのまま継読していきたいと思います。事件の方は、まぁ、横溝的展開ということらしいですが、それほど捻りもないかな。文調が軽いので、おどろおどろしい雰囲気は正直無し。事件の内容次第では、今後も面白く読めそうです。

Posted byブクログ

2023/03/27

いろ〜んな過去の名作へのオマージュに溢れている感じの一冊(^ ^ 基本は横溝とか乱歩とかだけど、洋画成分があったり、もちろん「パクリ」とかではなく、先達への愛が満ち溢れている(^ ^ ...書きながら何度も手直ししてるのですが、「何への」オマージュかを書くとネタバレになりそうで...

いろ〜んな過去の名作へのオマージュに溢れている感じの一冊(^ ^ 基本は横溝とか乱歩とかだけど、洋画成分があったり、もちろん「パクリ」とかではなく、先達への愛が満ち溢れている(^ ^ ...書きながら何度も手直ししてるのですが、「何への」オマージュかを書くとネタバレになりそうで(^ ^; 具体的に書くわけにはいかないな、と(^ ^; いや、そうなると感想文が書きにくいな(^ ^; タイトルで明かされてるので、これは書いてもいいだろう。基本はバディもので、安楽椅子探偵で、探偵役が主人公の肩に巣食う人面瘡だ、ってところがかなり異質(^ ^; ってか、いきなりファンタジー?(^ ^; そう思わせておいて、実際に起きる事件は陰惨そのもの。主人公は「かなり情けない」のび太くん的なキャラだが、それ以外の登場人物はみなシリアスで。あ、人面瘡のジンさんは、かなりファンタジックなべらんめぇ親父キャラ(^ ^; とにかく「まともな人」が全然出てこない(^ ^; 事件の捜査に来る警察は一応真面目だが、一番よく登場する刑事が、もうキャスティングは成田三樹夫さんで決まり、という感じなので、「まともじゃない成分」多めで(^ ^; 章タイトルがかなり独特。でもこれが大きな伏線となっていて(^ ^ 最後はファンタジー...と見せかけてホラー?(^ ^; あぁ、ネタバレを気にせずに、読了した方と感想を話し合いたい(^ ^;

Posted byブクログ

2023/03/07

面白かった! 犯人が誰か、という推理小説としての面白さもあるが、個人的には主人公とジンさんとの掛け合いが楽しかった。 人面瘡が人語を話す、ということだけでも気持ち悪いが、最後まで読んだ時、その印象が変わった。 これまで脳内でイメージしていたジンさんの姿がガラリと変わった。 もし、...

面白かった! 犯人が誰か、という推理小説としての面白さもあるが、個人的には主人公とジンさんとの掛け合いが楽しかった。 人面瘡が人語を話す、ということだけでも気持ち悪いが、最後まで読んだ時、その印象が変わった。 これまで脳内でイメージしていたジンさんの姿がガラリと変わった。 もし、この作品を映像化したならば、かなりのホラー的な絵面になるのではないだろうか。 特に、ジンさんと主人公が密談しているところなんて……。

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2023/02/04

ー 『意味深なラストだと思わないか。五番目のタヌキが誰を指すのかで、解釈は大きく違ってくる。それこそ最後の犠牲者が行方不明になるのか、あるいは犯人が失踪してしまうのか。ふふふふーん』 「何だよ、その薄気味悪い笑い方」 『俺の趣味にぴったりだ。好きなんだよ、こういう横溝的展開』 ー...

ー 『意味深なラストだと思わないか。五番目のタヌキが誰を指すのかで、解釈は大きく違ってくる。それこそ最後の犠牲者が行方不明になるのか、あるいは犯人が失踪してしまうのか。ふふふふーん』 「何だよ、その薄気味悪い笑い方」 『俺の趣味にぴったりだ。好きなんだよ、こういう横溝的展開』 ー テンポが良く面白い作品。 最後もあっさりで良くできている。 気軽に読むにはちょうど良い。

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2023/01/25

不気味な表紙とタイトルに引いてしまうが、読んでみた。 中山作品にしては地味な内容に思う。次々と殺人が起きてくるが、最初の犯人らしき人には大いに疑問があったが、真犯人にはそうだと思った。 人面瘡自体も主人公との関係から、他の人の目に触れる機会もあったろうにと違和感を持ったが、最後に...

不気味な表紙とタイトルに引いてしまうが、読んでみた。 中山作品にしては地味な内容に思う。次々と殺人が起きてくるが、最初の犯人らしき人には大いに疑問があったが、真犯人にはそうだと思った。 人面瘡自体も主人公との関係から、他の人の目に触れる機会もあったろうにと違和感を持ったが、最後にそれとなく真相らしきものが出て納得。 主人公と真逆な性格の人面瘡が、事件の真相を軌道修正しながら解決に導く探偵役となっている。

Posted byブクログ

2023/01/25

三津木と人面瘡との会話が、なんとなくわざとらしさを孕んでいる感じがしてたんだけど最後の章がこの先のヒント?と思わせる展開。ものすごい気持ち悪さで終了。 これは続きを手に取らずにはいられない。

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2022/11/02

特殊な設定のミステリでした。 登場人物の掛け合いも楽しかったです。 カエル男以来の中山七里さんでした。

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2022/09/18

横溝ワールドの物語 自分としてはどちらかというと好みではありません(笑) 相続鑑定士の三津木六兵(ヒョウロク)とその六兵の肩に寄生した人面瘡のジンさんとで田舎の財産分割協議での殺人事件の真相を明らかにしていく物語。 家長制度がまだ残る田舎の家で、財産分割をめぐって、相続人が次々...

横溝ワールドの物語 自分としてはどちらかというと好みではありません(笑) 相続鑑定士の三津木六兵(ヒョウロク)とその六兵の肩に寄生した人面瘡のジンさんとで田舎の財産分割協議での殺人事件の真相を明らかにしていく物語。 家長制度がまだ残る田舎の家で、財産分割をめぐって、相続人が次々と亡くなっていきます。 その亡くなり方が横溝ワールドです。 絵本の物語に見立てられた殺人になっていて、   最初のタヌキは焼け死んで   二番目のタヌキは首を吊り   三番目のタヌキは流されて という展開 相続人のそれぞれの思惑の中、犯人は? そしてその真相は? ということなのですが、何が好みじゃないかというと、 ヒョウロクとジンさんの掛け合い、そして、ジンさんが明らかにしていく真相という設定 ジンさんのドエスなものの言い方もなんだかなだし、 ジンさんが真相を明かしていくところもなんだかなだし、 結局ジンさんの正体は?というのもそうだよなだし..(笑) 横溝好きな人には楽しめる作品と思います。 これ続編があるようです。 横溝好きな人にお勧め

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