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人面瘡探偵 の商品レビュー

3.6

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

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2022/07/14

博識で口悪のジンさんと頼りないヒョーロクとのやり取りが面白い。ストーリーには関係ないけど個人的には土星馬鹿が印象深かった笑

Posted byブクログ

2022/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・閉塞的な村社会 ・因縁のある名家 ・見立て殺人 横溝正史のエッセンスを大量に盛り込んで完成された一作。 『犬神家の一族』をベースに『悪魔の手毬唄』と『悪魔が来りて笛を吹く』のエッセンスを加えた本作だが、題名にもある『人面瘡』も金田一シリーズが元ネタなのかな? 例えるなら麺固め、脂多め、味濃いめの家系ラーメンにおかわり自由のライスを付け加えた感じ、つまり横溝ファンにとっては満腹気分が味わえる一作。 2作目は離島の事件とのことであるが、果たしてベースになったのは『獄門島』か『悪霊島』か。 横溝好きなら読んでほしい1作。

Posted byブクログ

2022/06/25

人面瘡と共に謎を解決していく少し変わった設定が興味深かった。双方の掛け合いが面白かったです。物語が二転三転ですのも良かったです。

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2022/05/22

相続鑑定人の三津木と肩に寄生した人面瘡のジンさんによる、ある前時代的な風習が残る村で発生した殺人事件解明の物語 皆も書いてるし、作中でも出てる通り横溝作品のオマージュ 全体的に無難にまとめられているが、逆を言えば盛り上がる場面が少ないとも言える、パンチ力が物足りない感じ 三津...

相続鑑定人の三津木と肩に寄生した人面瘡のジンさんによる、ある前時代的な風習が残る村で発生した殺人事件解明の物語 皆も書いてるし、作中でも出てる通り横溝作品のオマージュ 全体的に無難にまとめられているが、逆を言えば盛り上がる場面が少ないとも言える、パンチ力が物足りない感じ 三津木とジンさんの関係性がもしやと思っていたが... ラストの久瑠実のドン引き具合が面白かった

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2022/04/22

中山七里先生なら絶対にハズレないだろうと思って買った。面白かったら2作目も読む前提だった。 割と一定の温度感で進行していて、常に一定の面白さがあった。無駄?みたいなシーンもなく中弛みを感じないのが良かった。 解決間際になって、物足りなさを感じて、流石に中山七里先生でもそういう...

中山七里先生なら絶対にハズレないだろうと思って買った。面白かったら2作目も読む前提だった。 割と一定の温度感で進行していて、常に一定の面白さがあった。無駄?みたいなシーンもなく中弛みを感じないのが良かった。 解決間際になって、物足りなさを感じて、流石に中山七里先生でもそういう作品はあるかと思ってた。 ただ、この作者がそのまま終わらせるか?って思い出して、期待して最後まで読んだ。 真相については、少し腑に落ちなかったけど、期待は裏切らず、強烈なインパクトを残された。 結果的には2作目も読みたい。

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2022/04/15

うわ、さすがの中山節。ダーク七里降臨w 最後の最後まで読後感悪く、ゾクッ&モヤモヤさせてくれる。 ジンさんも言ってるけど、確信犯的横溝路線。 しかも、たぶん絵本の作者の悪意って、逆説的に中山七里の本音の一部でもあると感じた。ホント、こうした悪意を書かせたら天下一品。 事件...

うわ、さすがの中山節。ダーク七里降臨w 最後の最後まで読後感悪く、ゾクッ&モヤモヤさせてくれる。 ジンさんも言ってるけど、確信犯的横溝路線。 しかも、たぶん絵本の作者の悪意って、逆説的に中山七里の本音の一部でもあると感じた。ホント、こうした悪意を書かせたら天下一品。 事件と犯人はオーソドックス。共犯ちゃんも、まあそうだろうなーと予想してたので、ミステリ的にはふつう? でも、主人公と刑事さん、主人公と弁護士の柊さん、主人公とジンさんの絡み会話が楽しい。 続編が出たけど、精神力がフルのときにまた読みたい。

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2022/04/12

妖怪やもののけとされる人面瘡に取り憑かれた主人公なんてすごい設定。でもこの作家さんならハズレはないかと読んでみた。 主人公1人になると話し出す人面瘡のジンさん。罵倒されながら相続鑑定士として動く主人公。 内容はしっかりと相続の絡んだ殺人事件で、設定以外は普通の推理もの。 でもその...

妖怪やもののけとされる人面瘡に取り憑かれた主人公なんてすごい設定。でもこの作家さんならハズレはないかと読んでみた。 主人公1人になると話し出す人面瘡のジンさん。罵倒されながら相続鑑定士として動く主人公。 内容はしっかりと相続の絡んだ殺人事件で、設定以外は普通の推理もの。 でもその設定にまさかのラスト、、!なかなか良かった

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2022/04/06

今回は犯人分かったな、と思って読み進めましたが、外れてました。 展開がものすごく早いので一気読みしてしまう作品です。

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2022/04/06

田舎の資産家が亡くなり、相続鑑定士の三津木が依頼を受けて調査に出向くのだが、次々と殺人事件が起こる。三津木の肩に寄生した人面瘡のジンさんがバディとなり、事件の真相に迫るミステリ。 通読10作品目の中山七里。 本屋で平積みされた本文庫作品を発見。 直感的にイヤな予感。人面瘡が描...

田舎の資産家が亡くなり、相続鑑定士の三津木が依頼を受けて調査に出向くのだが、次々と殺人事件が起こる。三津木の肩に寄生した人面瘡のジンさんがバディとなり、事件の真相に迫るミステリ。 通読10作品目の中山七里。 本屋で平積みされた本文庫作品を発見。 直感的にイヤな予感。人面瘡が描かれた装丁が気に入らない。あれか。カエル男の路線のヤツか。はたまたSFちっくなヤツか。 20分ほど自問自答し、最後は勢いで手に取った。 家父長制が残る信州の田舎町が舞台。信州山林王の本城家より、遺産相続の鑑定依頼を受け調査すると遺産の中に鉱物資源を発見。これを発端に、相続人が次々と殺害されていく…と言う展開に、100ページを超えたあたりから私の脳内で奏でられる犬神家の一族・愛のバラード。 事件も昔ばなしの絵本の通りに進んで行くという、まさに金田一耕助ワールド全開のファンタジー強めなミステリだった。横溝 正史作品が好きな人には、きっとハマる物語ではないだろうか。 しかしながら、私にとってはイヤな予感が的中。 本作品は私が求める中山七里のミステリでは無かった。 本屋であと10分、自問自答を続けておけば良かった。 それでもきっと買っていたんだろうけど。 人面瘡のドSなセリフがちょいちょい笑えたんだけど。 なんだかんだ片岡鶴太郎の解説まで読んだんだけど。

Posted byブクログ

2022/04/03

頬にではなく方に傷持つ相続鑑定士の三津木。 肩の傷は目も口もあり、喋る人面瘡。 しかも、三津木より知識は豊富で弁もたつ(悪態もつく)優れた相棒。 古き良き推理小説の雰囲気をもつ空気感が好きです。 そしてラストは、さすがの一言!

Posted byブクログ