木曜日の子ども の商品レビュー
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前半グイグイ惹き込まれた。 連れ子との微妙な関係、移住地で過去にあった事件、思春期の心理描写。 後半、犯人の厨二病感が私には合わず、犯人に魅入られる大人が出てから読むのが辛かった。犯罪者を神格化。まさに思春期の揺れ動く不安定な時期にありがちだけど。周りの大人が無能すぎないか… 母親どこいった…??
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少し長めだけどテンポ感も良くてすぐに読めた。 今まで読んできた重松清作品とは一味違う作風だったかな、と思う。だけど好きで読みやすいのは変わらない。 後半、ウエダサマ、聖者、神、等が出てきたところからすごいわかりづらくなったので星4にした。 (私の理解力の問題かもしれない) 上田と高木は世界を終わらせたかった、全人類を滅亡させることはできないけど周りの人間を殺すことで自分から見える世界が一変することに気が付きそれを実行した。それと同時に、なぜクラスメートを無差別に殺したのか、〝分からない”状態にすることで周囲の人(特に大人達)を怖がらせ、一部の人間から崇拝されるようになった。彼らは自分の命を人質にとることは最強の手札になりうると悟り主人公を貶め、ワルキューレのカプセルが混ざった瓶を使って運試しをすることで、自分たちが神となれる存在なのか試そうとした。ここで運試しに負けたものは聖者に、買ったものはウエダサマ同等神になれる。 以上が私の解釈だが、合ってるのだろうか? この小説の解釈に答えなどなく、分からないままにしておくのが良いのかもしれないが。
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少年による無差別毒殺事件『木曜日の子ども』事件を中心に、翻弄される家族の話。 人間は弱いから、不完全なものに惹かれるのかなぁと考えたりした。 1日を無事に終えた兵士は逆に安心して眠ることができない。静かで、清潔で、絵に描いたように幸せな街に暮らしても、どこか不気味さを感じる。 私...
少年による無差別毒殺事件『木曜日の子ども』事件を中心に、翻弄される家族の話。 人間は弱いから、不完全なものに惹かれるのかなぁと考えたりした。 1日を無事に終えた兵士は逆に安心して眠ることができない。静かで、清潔で、絵に描いたように幸せな街に暮らしても、どこか不気味さを感じる。 私たちは完全なものを手にしても、それが失われる恐怖に常に迫られる。 だからこそ私たちは、その恐怖が現実になる確率を下げて、不完全なものにすがって、「自分は大丈夫」と思いたいのかもしれない。 重松清さんの作品はもともと大好きで読んでいたけど、この作品はいつものような、リアルでどこか温かい親子の物語にとどまらない。ミステリーの要素が掛け合わされた良作だと思ったから、(このアプリ上でしかないけど)評価が意外と低くてびっくりした。 確かにラスト、というか犯人の言いたかったことは明確に書かれていなくて回りくどく感じる読者も多いかもしれない。 でもこれこそが作者の伝えたいことでもあるように思う。 人はみんなわからないものに対して不安を抱き、どうにか理解しようとする。意味づけをしたり意図を知ること、あるいは「狂気」とラベルをつけることで安心したがる。でもそれは自己満足であって、決して本当の意味の理解ではない。そういうことではないだろうか。 読んでよかった作品。
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恐ろしい犯罪を犯してしまう子どもも、親からしたら「うちの子が一体どうして」と思うことがほとんどかもしれない。 幼少期の辛い記憶は大きくなってから幸せな体験で覆ってやることはできるのだろうか。 もし、自分の子どもだったら支えて包み込んでやれるだろうか。 読んでいる途中で恐ろしい気持...
恐ろしい犯罪を犯してしまう子どもも、親からしたら「うちの子が一体どうして」と思うことがほとんどかもしれない。 幼少期の辛い記憶は大きくなってから幸せな体験で覆ってやることはできるのだろうか。 もし、自分の子どもだったら支えて包み込んでやれるだろうか。 読んでいる途中で恐ろしい気持ちになったが、最後まで読み終えた。 心地よい読後感に包まれることはなかったが、親としての覚悟を持っているか試されたような気持ちになった。
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後半がハラハラドキドキで自分が主人公にでもなったような感覚に陥った。 ページをめぐる手が止まらなかった。
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うーん、楽しく読めましたが共感ができないというが本音です。 ミステリーだから共感する必要はないのですが、ここまで狂ってしまう人も大変だと思いつつ、スリルがあまりなくて、本当に奴らと息子がつながっていたんだという物語が安っぽく感じた。
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この物語は単なるミステリーではなく、父親として息子とどう接するべきなのか、そもそも家族とは何なのか、を問う作品です。
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7年前クラスメイトに毒を飲ませて大事件を起こした犯人が住んでいた街に引っ越してきた主人公家族。 主人公には血の繋がってない中学生の息子がおり、 その息子の様子もどこか不気味。 そんな時にその犯人が娑婆に出てきてこの街に帰ってきたかもしれないという噂が広まり— 新しい思想を吸収できた様な気がする。
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読みやすく一気に完読。 この子たちの言う世界の終わりの定義が イマイチ分からなかったけれど、 『命を捨てたいわけじゃない。誰だって自分の命がなくなるなんて嫌ですよ、せっかく産まれてきたんですから。でも、明日をどうしても迎えたくないと思ったら‥‥』 ってとこには 激しく共感。 ...
読みやすく一気に完読。 この子たちの言う世界の終わりの定義が イマイチ分からなかったけれど、 『命を捨てたいわけじゃない。誰だって自分の命がなくなるなんて嫌ですよ、せっかく産まれてきたんですから。でも、明日をどうしても迎えたくないと思ったら‥‥』 ってとこには 激しく共感。 そうなんだよね。そう思うんだよね。もうそれしか考えれなくなるよね。
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