早朝始発の殺風景 の商品レビュー
無理に各エピソードを結びつけることはなく、同じエリア・学校で色々な人間模様があることを描いているのがよい。
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若者たちの日常★その中に軽く謎解きみたいな感じでミステリー要素があってサラッと読めた。女子3人のお話しが楽しかった! 殺風景さんやっちゃったな!!
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ミステリ? なのかな。短編集。 「メロンソーダ・ファクトリー」は現代の「眉山(太宰治著」」だと思った。 素晴らしい。
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5つのシチュエーションを配した密室サスペンス劇。といっても大事件が起こるわけではなく嘘や誤魔化しをほんの少しの違和感からロジカルに切り崩して伏線回収する青春小説。文体は軽やかでさわやか、論破した先にあるものは優しさや気遣い。思春期が持つ独特な距離感、近すぎて遠すぎる、その距離感が...
5つのシチュエーションを配した密室サスペンス劇。といっても大事件が起こるわけではなく嘘や誤魔化しをほんの少しの違和感からロジカルに切り崩して伏線回収する青春小説。文体は軽やかでさわやか、論破した先にあるものは優しさや気遣い。思春期が持つ独特な距離感、近すぎて遠すぎる、その距離感が誤解や緊張感を経て自然な距離感に整う2人乃至は3人のやりとりが心地よい。なんだかほっこりする読後感。
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星4.5 事前知識なしで読みましたが いい意味で裏切られて、 面白かったです。 裏表紙の説明に 「五つの青春密室劇」とありましたが、 ミステリーでいう閉ざされた密室で 事件が起こって…という訳ではなく 登場人物たちしかいない(または関わらないない) 空間での甘酸っぱい話が い...
星4.5 事前知識なしで読みましたが いい意味で裏切られて、 面白かったです。 裏表紙の説明に 「五つの青春密室劇」とありましたが、 ミステリーでいう閉ざされた密室で 事件が起こって…という訳ではなく 登場人物たちしかいない(または関わらないない) 空間での甘酸っぱい話が いつの間にか軽い謎解きに変わっていく感じ どの話も良かったし、 文庫本だけのエピソードが 余韻を増幅させてくれました ※変な日本語かも
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場面と登場人物を限定しての、ロジック・ゲーム。これに紙幅の問題が加わるので、さすがに厳しかったか、ロジックにキレや閃きはあまり感じられない。それでも「早朝始発の殺風景」なんかは作者さんらしい、緻密さを見せてくれる。ミステリ好きなら、とりあえず読んでも損はしないと思う。
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早朝始発の殺風景という題名と内容のギャップにびっくり。殺風景というのは名字だったんですね。天馬シリーズとは打って変わり高校生の日常生活を基にした5つの短編集の青春ライトミステリー。殺風景さんのスマホのメモ帳の謎と物語の最後の笑顔の顛末が書き下ろしのエピローグにて。そして5つの短編...
早朝始発の殺風景という題名と内容のギャップにびっくり。殺風景というのは名字だったんですね。天馬シリーズとは打って変わり高校生の日常生活を基にした5つの短編集の青春ライトミステリー。殺風景さんのスマホのメモ帳の謎と物語の最後の笑顔の顛末が書き下ろしのエピローグにて。そして5つの短編が一つの街で起きた事象であったこと。それにしても最後のエピローグ少しホラー入っているような。WOWOWで全6話でドラマ化の話もあるみたいなので見てみたいけどWOWOW入ってないので残念です。
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何となく洒落た感じも受けるタイトル。開始数ページで、多くの読者は「殺風景ってそこか!?」と突っ込むと思う。ネタバレにはならないけど、知らない方が驚ける。 短編は、2、3人の登場人物の会話と一つの場面のみで進行する。ミステリというほど謎解きに満ちてはいないけど、会話の裏にあるものを見抜くという意味ではミステリなんだろうとも思う。 一つだけ感想を。 「メロンソーダ・ファクトリー」 ファミレスでの友達3人の会話。仲のいい友達同士の不協和音から始まり、「0.2%っては多いと思う?」という質問を経て、友達の特性に気づく優しい終わり方ににつながる話。こういう気付きを得られる人になりたい。
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「青春ってきっと、気まずさでできた密室なんだ。狭くてどこにも逃げ場のない密室」 どの編も、ダイアローグと状況の些細な違和感から、後半で一気にミステリが展開していくのが面白かった。そこに、青春のエッセンスが入って、良い読後感。
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勝手に青春小説だと思い込んで読み始めてしまって、ミステリーでびっくり笑 サクサクと読めました。みんなどこか優しくて、最後の章でその後がわかる感じでほっこりしました。
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