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看守の流儀 の商品レビュー

4.2

110件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

    16

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2024/06/12

大変大変よかった。 服役した経験は無いのだが、情景が温度とともに感じさせる・・・。そんなイメージでした。 短編集といえば、 「教場」や「佐方貞人シリーズ」を思い起こし、今度は刑務所の刑務官か〜と軽い気持ちで読み進めるが、終盤に向かうと涙を誘われ、最後の最後に跳び上がるほどの驚き!...

大変大変よかった。 服役した経験は無いのだが、情景が温度とともに感じさせる・・・。そんなイメージでした。 短編集といえば、 「教場」や「佐方貞人シリーズ」を思い起こし、今度は刑務所の刑務官か〜と軽い気持ちで読み進めるが、終盤に向かうと涙を誘われ、最後の最後に跳び上がるほどの驚き!が待ち構えています。 ネタバレせずに予備知識無しで読んでもらいたい。 大満足の作品でした。

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2024/06/11

珍しい?刑務所を舞台にしたミステリー。個人的にはヒューマンな心温まる小説だった。元受刑者の有名歌手と有能な刑務官を軸に、章ごとに別の刑務官と受刑者にまつわるエピソードが続き、最後に話が集約していく。予想外の結末。構成もしっかりしており、秀逸。

Posted byブクログ

2024/06/09

ブク友さんが高評価付けてるので読んでみた。 5篇から成るが、全体を通して完結する話となっている。 それぞれの物語はそれなりに面白くまとめているが、あまり緊迫感もなく、こんなものかなと感じていたが、最終章でびっくり! なるほどね。ずっと感じていた違和感はこういうことだったのね。う...

ブク友さんが高評価付けてるので読んでみた。 5篇から成るが、全体を通して完結する話となっている。 それぞれの物語はそれなりに面白くまとめているが、あまり緊迫感もなく、こんなものかなと感じていたが、最終章でびっくり! なるほどね。ずっと感じていた違和感はこういうことだったのね。うまいなーと思う。 最後まで読んでよかった!お薦めです。 全編通じて登場する火石の顔の傷に隠された謎?は明らかにされずじまいだったが、次回作が楽しみである。

Posted byブクログ

2024/05/31

いやー面白い。評判通りでとても楽しめました。 舞台はタイトルから分かる通り刑務所。全5話短編集の構成。刑務所で起きる様々な事件と謎。事件解決に至るまでの看守と囚人の絡み合う人間模様、感情、または状態が上手く描かれており、文章もわかりやすくて読みやすかったです。刑務所の事は知らない...

いやー面白い。評判通りでとても楽しめました。 舞台はタイトルから分かる通り刑務所。全5話短編集の構成。刑務所で起きる様々な事件と謎。事件解決に至るまでの看守と囚人の絡み合う人間模様、感情、または状態が上手く描かれており、文章もわかりやすくて読みやすかったです。刑務所の事は知らないことも多いので、この特殊な状況下であるという点が一般的なミステリー小説とはまた異なり、とても新鮮さを感じました。そして5話一貫して登場する「火石司」という刑務官!なるほどー!!そういうことでしたかー! 続編「看守の信念」も読んでみます。

Posted byブクログ

2024/05/18

刑務所の話だけど、極悪な人は出て来ない。ハラハラする時もあるけど最悪な事態にはならない。 「看守の信念」を読んだ時にそう感じたので、今回も安心して読めた。 この本好きだなと素直に感じた。

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2024/05/01

面白かった! そして、斬新さと驚きも感じた!  読書メーター読み友さん数名が、絶賛オススメしていてGET。 石川県の加賀刑務所を舞台にした5話連作短篇集。 看守たちと受刑者たち、そして医務官や薬剤師。 それぞれに抱えている事情が、人間ドラマとして絡むミステリー。 知らない世...

面白かった! そして、斬新さと驚きも感じた!  読書メーター読み友さん数名が、絶賛オススメしていてGET。 石川県の加賀刑務所を舞台にした5話連作短篇集。 看守たちと受刑者たち、そして医務官や薬剤師。 それぞれに抱えている事情が、人間ドラマとして絡むミステリー。 知らない世界を垣間見ながら、出所してからの厳しさをあらためて思った。 《ヨンピン》《Gとれ》《レッドゾーン》《ガラ受け》《お礼参り》と小題名が全て隠語になっているのも興味深い。 三上と火石のキーパーソンの伏線もうまく効いていた。

Posted byブクログ

2024/04/25

おぉー、そうきたか!という感じ。 思ってたのと違う方向の驚きだった。頭の中の人物像が覆る感じが面白かった。 でも顔の傷は謎のままかぁ。 完全にすっきりしないのは続編があるからか。 ちょうど図書館で借りられたので早速読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2024/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドラマのような内容で楽しく読めた。 自分が(恐らく、多分、きっと)一生お世話になることのない世界なので興味深かった。 刑務官として当然のことをしたまでだ。 何も特別なことでない。 貝原さんのとこ、電車でうるっとした。

Posted byブクログ

2024/04/20

これはこれは大変好みでした!! 完璧な叙述トリック!! 本にしかできない仕掛け!! 刑務所内の人間ドラマにぼけーっと感動していたら、最初から最後まで張られ続けていた伏線に全く気付けませんでした。 これだから読書はやめられません。 強くオススメです! 蛇足。 こういう本を読むと、...

これはこれは大変好みでした!! 完璧な叙述トリック!! 本にしかできない仕掛け!! 刑務所内の人間ドラマにぼけーっと感動していたら、最初から最後まで張られ続けていた伏線に全く気付けませんでした。 これだから読書はやめられません。 強くオススメです! 蛇足。 こういう本を読むと、自分の持つ先入観に心からがっかりします。 タトゥーにして刻み込みでもしないとこの気持ち忘れちゃうんですよね。。

Posted byブクログ

2024/04/10

この本の続編である『看守の信念』から読んだため、どのようなストーリー展開なのかは事前にわかっていた。刑務所内での受刑者同士、あるいは刑務官など人間模様をうまく描いており、続編を読んでいたことで、登場人物の背景を知りながら読み進められたのもよかった。刑務官の仕事とは、深い。読み応え...

この本の続編である『看守の信念』から読んだため、どのようなストーリー展開なのかは事前にわかっていた。刑務所内での受刑者同士、あるいは刑務官など人間模様をうまく描いており、続編を読んでいたことで、登場人物の背景を知りながら読み進められたのもよかった。刑務官の仕事とは、深い。読み応えあった。

Posted byブクログ