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鑑定人 氏家京太郎 の商品レビュー

3.7

88件のお客様レビュー

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2022/03/28

民間で科学捜査鑑定を請け負う氏家と警視庁科捜研との闘い。 凶悪な連続殺人事件の3人目の被害者の犯行のみ否認している件で、証拠となる鑑定をすることになった氏家。 頑なで忠誠心が強く、個人よりは組織を、理よりは情を重んじる男である黒木と忖度にも圧力にも情理にも負けないのは真実のみ...

民間で科学捜査鑑定を請け負う氏家と警視庁科捜研との闘い。 凶悪な連続殺人事件の3人目の被害者の犯行のみ否認している件で、証拠となる鑑定をすることになった氏家。 頑なで忠誠心が強く、個人よりは組織を、理よりは情を重んじる男である黒木と忖度にも圧力にも情理にも負けないのは真実のみと考えている氏家との対決に時間を忘れてしまうほど…。 知識、技術も抜きんでいるのにそれをおくびにも出さず、相手の短所よりは長所に目を向けようとする氏家に好感を持てる。 部下が、信頼しついていくのもわかる。

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2022/03/27

[無謬性という名の信仰] 絶対に正しい。無謬性にとらわれることの怖さ、人間や組織は間違える。間違えた人、組織の動きをいくつかの事件と科学捜査から垣間見た。

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2022/03/26

ドンデン返し的なのはなく、ありきたりな犯人の謎解きは物足りなかったなぁ。 科捜研と民間の確執みたいなのは面白く読めました。

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2022/03/24

科捜研と民間の鑑定センターの立ち位置、対立や説明的な部分が多くて面白くもあったのですが、謎解きのハラハラがなくて残念です。犯人バレバレ。

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2022/03/23

中山七里の新シリーズ。 警視庁科学捜査研究所を訳あって退職し、民間の科学捜査鑑定所〈氏家鑑定センター〉を開いた男・氏家京太郎が活躍するミステリ。 組織論理で動く警察と検察に対し、鑑定人として予断を排し鑑定結果という事実で対抗する氏家たち。 そんな彼に同調して協力する鑑定所の研究...

中山七里の新シリーズ。 警視庁科学捜査研究所を訳あって退職し、民間の科学捜査鑑定所〈氏家鑑定センター〉を開いた男・氏家京太郎が活躍するミステリ。 組織論理で動く警察と検察に対し、鑑定人として予断を排し鑑定結果という事実で対抗する氏家たち。 そんな彼に同調して協力する鑑定所の研究員や組織より人を信じる女性刑事など、レギュラーになりそうな面々がなかなか魅力的なので、次回作にも期待。 サラッと読めて適度に手応えのある、2時間ドラマのようなシリーズになりそう。

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2022/03/17

事件はとても残虐だけど、3番目の事件は自分の犯行ではないと言う容疑者の言葉を裏付けるため、真実を追い求める鑑定人氏家。 そこには一切の感情も含まれない。ただ事実だけを知ろうとする。 その事が真実は何かを示し、事件は動く。 鑑定人氏家の鑑定に徹するという態度は清々しく、とても面白か...

事件はとても残虐だけど、3番目の事件は自分の犯行ではないと言う容疑者の言葉を裏付けるため、真実を追い求める鑑定人氏家。 そこには一切の感情も含まれない。ただ事実だけを知ろうとする。 その事が真実は何かを示し、事件は動く。 鑑定人氏家の鑑定に徹するという態度は清々しく、とても面白かった。

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2022/03/12

新シリーズ。女性を暴行し子宮を摘出するという3件の猟奇事件の容疑者が、内1件だけの犯行を否定。元科捜研の民間鑑定センター氏家が真実を突き止めるべく奔走する。鑑定の過程は興味深く読んだが法廷は意外にあっさり、真犯人もどんでん返しというほどでは…。諸作品の質が高すぎて期待値が高すぎる...

新シリーズ。女性を暴行し子宮を摘出するという3件の猟奇事件の容疑者が、内1件だけの犯行を否定。元科捜研の民間鑑定センター氏家が真実を突き止めるべく奔走する。鑑定の過程は興味深く読んだが法廷は意外にあっさり、真犯人もどんでん返しというほどでは…。諸作品の質が高すぎて期待値が高すぎるのかも。

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2022/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 科捜研に12年勤めていた氏家は、ある事件をキッカケに退職し、民間の鑑定センターを設立さてた。  そんな氏家の元に、世間を騒がせる連続殺人犯の弁護を担当する吉田から鑑定の依頼を受ける。調べていくうちに検察側からの鑑定に疑問を抱くようになり…  警視庁科捜研VS民間鑑定センター。真っ向から警察に勝負を吹っかける氏家の真実を探究する姿勢が筋が通っていて格好良い。  ヤメ検の吉田も検事と言う経歴たがらこそ、良いコンビだったと思います。  かなりブラック企業な氏家センターだけど、職員達も職人な人達だからこそついていくんでしょうね。  ラストの大どんでん返しもビックリで、是非シリーズ化希望です!

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2022/03/09

相変わらずおもしろかった。事件は残忍でしかなかったけど(自分が裁判員だったらと思うと絶対無理!),犯人像がしっかりあってそれも面白さがプラスに。 鑑定センターのチームワークもおもしろいし,次から次へとあの手この手を実行する氏家所長が一番おもしろかった! 中山七里の本を読み漁っ...

相変わらずおもしろかった。事件は残忍でしかなかったけど(自分が裁判員だったらと思うと絶対無理!),犯人像がしっかりあってそれも面白さがプラスに。 鑑定センターのチームワークもおもしろいし,次から次へとあの手この手を実行する氏家所長が一番おもしろかった! 中山七里の本を読み漁ってるだけに,犯人は出てきた時からあっけなくわかってしまったけど,なかなか出てこないのが「まずはその人を犯人て思わせるのねなるほどなるほど」というふうに楽しませてくれる。 正直プロフェッショナルだと思ってたのに,守るためにあっさりと犯罪に手を染めてしまうのが,これまでの鑑定の技術や経験豊富な過去を薄っぺらくさせてしまってたのが残念… それにしても装丁が気に入った!黒の夜の街のカバーの中にネオンイエローの表紙!持ち歩くのにカバーを汚したくないとの見せたい気持ちもあって,あえてカバーを取り外してネオンイエローの本を持ち歩いて読んだ(笑)

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2022/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

民間調査会社の所長、元科捜研の研究員。連続殺人事件の弁護士からの依頼。 3人の女性を殺害、死姦、子宮削除で逮捕された医師。3人目は自分ではない。 3人の目の体液は移動時に捏造されていた。その事実に近づくと事務所に証拠品を盗まれる、女性研究員が襲われる。犯人は現役科捜研の元同僚。3人目の被害者の体液とDNAが75%同じ。真犯人は息子の医大生。彼女が妊娠した。殺害して子宮と取り出し連続殺人にみせかけた。それに気が付いた父親が証拠を捏造。

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