プロジェクト・ヘイル・メアリー(上) の商品レビュー
評判が良かったので読みました。火星の人すら見ていませんが、すばらしく面白かったです。3日で読みました。SF的には全部入りです。3体もそうですが、数倍楽しめました。
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地球外生物と邂逅するなら、こういう感じなのかも、と思わせるリアリティ。設定はぶっ飛んでるが、アストロファージという性質をひとつ変えるだけで世界が変わる、まさにSF
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記憶のない状態で目覚めて、ひたすら研究、実験、計算を繰り返し自分が何者か考えていくのが科学者ならば、文系ならどうなっていたか。ひたすら思考、すぐに病みそう。
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人類滅亡の危機、異星人との出会い、試行錯誤して一つずつ問題を解決していくストーリーに夢中になる。軽快な語り口調も健在で科学者なのに親しみやすい。元々ミッションに参加する予定ではなかったのになぜ参加することになったのかわかるのが非常に楽しみ。
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自分の名前も思い出せないのに、ストップウォッチと試験管で重力を計算できる主人公、かっこよすぎます。 理解しきれない科学的な内容も、翻訳の問題と思われる数カ所の謎の文言でさえも、そんなのいいから早く次が読みたい!と思える程に面白かった。 先日読んだ宇宙工学のエッセイに、太陽の光に...
自分の名前も思い出せないのに、ストップウォッチと試験管で重力を計算できる主人公、かっこよすぎます。 理解しきれない科学的な内容も、翻訳の問題と思われる数カ所の謎の文言でさえも、そんなのいいから早く次が読みたい!と思える程に面白かった。 先日読んだ宇宙工学のエッセイに、太陽の光にはものを押す力、光圧があると書かれていた。 本書にも同じことが書かれており「この前見たやつ!」と嬉しくなったと同時に、この本の科学的な内容はどこまでがフィクションなのだろう......?理論的には結構あり得るのだろうか、とワクワクした。
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話題のSF作。YouTubeでおすすめされていて気になったので読んでみた。 SFを読むのはもしかしたら初めてだったかもしれない。持っている科学知識が恥ずかしいほど少ないけれど読み進むほどにおもしろくて止まらなくなってきた。下巻も早く読もう。
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初めてSF小説を読みました。 科学のことに詳しくなく、単語を調べながら読み進めました。 主人公の小粋なトークや、どんどん記憶が戻る回想シーンが好きでした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
友達に薦められて読んだSF大作。 普段SFは読まないということもあり、最初どんな状況なのか主人公含めわからず、読み進めるのが辛い。でも徐々にわかってくる。主人公の記憶が曖昧な理由も。 過去と現在を行ったり来たりするのも、読み進めづらい理由になっている。もう少し区切りが細切れじゃなければ良かったかな… ロッキーは本当に可愛い。主人公の相棒となる、いわゆる宇宙人。想像力をつかって、2人が会話している様子を妄想する。下巻のラストは衝撃的。ぜひ堪能してほしい。 以下は気になった文の引用。 「片道切符…」は本当に衝撃的。 「もっと積極的なかたちで巻きこまれている。責任があるという気がしている。」 「これは片道切符の旅だ。(略)ぼくはここで死ぬことになる。ここで、ひとりで死んでいくのだ。」 「わたしが我慢しないと、世界が時間切れになってしまうのでね」 「明けても暮れてもスタッフ・ミーティング。世界を救うことがこれほど退屈とは誰が想像しただろうか?(略)ときとして、みんながいやがることがけっきょくは物事を進める唯一の手段だったりするのだ。」 「われわれも生体環境の一部ですよ、ミズ・ストラット。その外側にいるわけではない。」
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なんか思ったより書き口が軽いなと思ったけど翻訳の癖なのかな。ただそんなこと気にならないくらい話の展開が凄まじく、どんどんページをめくらされる。上巻の終わり方がずるすぎてすぐ下巻を開いてしまった、先に買っておいて良かった。 物語全体の感想は下巻を読んでから。
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※このレビューにはネタバレを含みます
科学知識や謎生物の設定など、とにかく情報量が多いが、グレース博士の軽快な一人称のおかげでサクサク読めた。国際機関からやってきた謎の女ストラットが、空母に基地をかまえつつ世界中を飛び回って職権乱用し、のんきなグレース博士といいコンビになっているのがエンターテイメントしてて良い。 前半、宇宙をただよう謎の生命体を採取し、次々と新事実が発見される流れはわくわくしたし、描写に説得力もあったが、後半、異星人の宇宙船と遭遇してからは、ロッキーの見た目があれなのに声を使った会話が成立するなど、展開がスムーズすぎて説得力に欠けるように思った。 やらなければそれ以上に人が死ぬという理由で、米国海軍の駆逐艦、潜水艦を指揮し、南極大陸で核爆弾を爆発させたストラットが、ヘイル・メアリー号が発進したらあなたはどうなるのかというグレース博士の質問に、残りの人生は監獄ですごすことになるかもしれないと言い、「わたしが世界に代わって鞭打たれる少年になる必要があるのなら、それがわたしが払うべき犠牲よ」と答えるところが良かった。 「あらすじ覚え書き」 天文台に勤務するペトロヴァ博士が、微かな赤外線を放射する謎の粒子が太陽から金星にかけて弧を描くように存在していることを発見する。謎の粒子を採取すると、それは太陽のエネルギーを食べて繁殖する極小の生命体であり、放置すれば地球はあっという間に氷河期になり、人類は滅亡する。 この問題に対処するため、人類は国際機関「ペトロヴァ対策委員会」を立ち上げ、エヴァ・ストラットに全権を委ねる。生物の進化に液体の水は必要ではないという論文を書いて学会を追われ、学校の教師をやっていたグレース博士はある日、ストラットと名乗る女性に拉致され、宇宙船が持ち帰った謎の生命体の調査を命じられる。 アストロファージ(宇宙を食べるもの)と名付けられた生物を調査する内、彼らが繁殖のために太陽と金星を行き来していること、内部に膨大なエネルギーを有していること、多くの星がアストロファージに感染するなか、タウ・セチ星だけが感染をまぬがれていることなどが発見される。12光年離れたタウ・セチに調査へ向かうべく、アストロファージを燃料とした宇宙船「ヘイル・メアリー号」が製造される。 冷凍睡眠に適した遺伝子を持っていたことでクルーに選ばれたグレース博士だが、目覚めると他のクルーは死亡し、自身も記憶を失っていた。徐々に記憶を取り戻しつつ、タウ・セチに到着したグレース博士はそこで異星人の宇宙船と遭遇する。岩でできたクモのような姿の異星人「ロッキー」とやりとりをする内に、彼もまたアストロファージ対策のヒントを得るために派遣され、ただ一人生き残ったクルーであることが判明する。
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