プロジェクト・ヘイル・メアリー(上) の商品レビュー
なんか思ったより書き口が軽いなと思ったけど翻訳の癖なのかな。ただそんなこと気にならないくらい話の展開が凄まじく、どんどんページをめくらされる。上巻の終わり方がずるすぎてすぐ下巻を開いてしまった、先に買っておいて良かった。 物語全体の感想は下巻を読んでから。
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科学知識や謎生物の設定など、とにかく情報量が多いが、グレース博士の軽快な一人称のおかげでサクサク読めた。国際機関からやってきた謎の女ストラットが、空母に基地をかまえつつ世界中を飛び回って職権乱用し、のんきなグレース博士といいコンビになっているのがエンターテイメントしてて良い。 前半、宇宙をただよう謎の生命体を採取し、次々と新事実が発見される流れはわくわくしたし、描写に説得力もあったが、後半、異星人の宇宙船と遭遇してからは、ロッキーの見た目があれなのに声を使った会話が成立するなど、展開がスムーズすぎて説得力に欠けるように思った。 やらなければそれ以上に人が死ぬという理由で、米国海軍の駆逐艦、潜水艦を指揮し、南極大陸で核爆弾を爆発させたストラットが、ヘイル・メアリー号が発進したらあなたはどうなるのかというグレース博士の質問に、残りの人生は監獄ですごすことになるかもしれないと言い、「わたしが世界に代わって鞭打たれる少年になる必要があるのなら、それがわたしが払うべき犠牲よ」と答えるところが良かった。 「あらすじ覚え書き」 天文台に勤務するペトロヴァ博士が、微かな赤外線を放射する謎の粒子が太陽から金星にかけて弧を描くように存在していることを発見する。謎の粒子を採取すると、それは太陽のエネルギーを食べて繁殖する極小の生命体であり、放置すれば地球はあっという間に氷河期になり、人類は滅亡する。 この問題に対処するため、人類は国際機関「ペトロヴァ対策委員会」を立ち上げ、エヴァ・ストラットに全権を委ねる。生物の進化に液体の水は必要ではないという論文を書いて学会を追われ、学校の教師をやっていたグレース博士はある日、ストラットと名乗る女性に拉致され、宇宙船が持ち帰った謎の生命体の調査を命じられる。 アストロファージ(宇宙を食べるもの)と名付けられた生物を調査する内、彼らが繁殖のために太陽と金星を行き来していること、内部に膨大なエネルギーを有していること、多くの星がアストロファージに感染するなか、タウ・セチ星だけが感染をまぬがれていることなどが発見される。12光年離れたタウ・セチに調査へ向かうべく、アストロファージを燃料とした宇宙船「ヘイル・メアリー号」が製造される。 冷凍睡眠に適した遺伝子を持っていたことでクルーに選ばれたグレース博士だが、目覚めると他のクルーは死亡し、自身も記憶を失っていた。徐々に記憶を取り戻しつつ、タウ・セチに到着したグレース博士はそこで異星人の宇宙船と遭遇する。岩でできたクモのような姿の異星人「ロッキー」とやりとりをする内に、彼もまたアストロファージ対策のヒントを得るために派遣され、ただ一人生き残ったクルーであることが判明する。
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頭から尻尾まで、ぜーんぶ面白い! 博識で記憶喪失っていう初期状態だけでもう面白い。 頭の中で何回も「おもしろーい」とつぶやく感じ。 思うに、科学的な自問自答や手順、手続きなどがサラッと書かれながら相当緻密なのが、面白さの基礎にあるのだと思う。 いやあ、上巻だけでこんなに満...
頭から尻尾まで、ぜーんぶ面白い! 博識で記憶喪失っていう初期状態だけでもう面白い。 頭の中で何回も「おもしろーい」とつぶやく感じ。 思うに、科学的な自問自答や手順、手続きなどがサラッと書かれながら相当緻密なのが、面白さの基礎にあるのだと思う。 いやあ、上巻だけでこんなに満足してしまった。
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主人公(というか著者?)のユーモアセンスが全く刺さらず、化学の話もわからないので、途中から目が滑るようになってきた。あまり真剣に読まなくてもストーリー展開はわかるし。 SF小説は普段読まないので、突飛な設定が主人公の化学の知識で明かされていくことはわりととっつきやすいストーリー展開なのかなと思った。 ただ登場人物のことを好きになれない…自分は小説を読む時は、どちらかといえばストーリーよりも人を見てるんだな〜と気付かされた。 とりあえず下巻も読む。
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難しい!でも面白い! 専門用語や数字や単位がたくさん出て来て、理系苦手な私はあまり理解できないまま、何とか読み終えました。 でも、ストーリーはとても面白かった! その後が気になるので下巻も挑戦します。 下巻は専門的な部分は飛ばしながら読むかも。
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途中でジャンルが変わる感じ。まさかファーストコンタクトものだとは思っていなかったので驚いた。主人公が記憶を失っている設定の使い方も面白いなと。
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文句なしに面白い。映画化もされているようだが、本の方が良さそう。これぞSF小説という感じで、非常に現実的な科学の話が展開されまくる。全体の設定がSFなだけで、それ以外は現実的な展開とも言える。しかし、良かれと思ってやる事が意外な負の効果を持っているなど、よくもこれだけのアイデアが...
文句なしに面白い。映画化もされているようだが、本の方が良さそう。これぞSF小説という感じで、非常に現実的な科学の話が展開されまくる。全体の設定がSFなだけで、それ以外は現実的な展開とも言える。しかし、良かれと思ってやる事が意外な負の効果を持っているなど、よくもこれだけのアイデアがあるものだ。本当にスケールの大きな話を読みたいなら、これ一択か。
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SFは読まず嫌いで通ってこなかったですが、話題になってたので読みました。 SF小説ってこんなにワクワクして面白いのかと感じました。専門用語もありますがそんなに難しくは無いので、サクサク読めます。 上巻の中盤〜最後の方は素晴らしく、次に何が起こるか期待値が爆上がりです。
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話が進むにつれてどんどん引き込まれる。下巻を読むのが楽しみ。 ストラットさんの決断力、行動力に脱帽した。
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ハラハラドキドキ!! 科学のことが全然わからないのでちょっと読み飛ばした部分もあるし、正直最初のあたりはすぐ眠くなってなかなか進まなかったけど、途中からめちゃめちゃ面白くなってきた! 文章もいいけど図とかイラストが欲しい!と思ってしまうところが何回かあった笑
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