サイコロジー・オブ・マネー の商品レビュー
少し前に読んだ Die with Zero とは違う方向性だった 無駄な貯蓄大事、と。 お金は自由になる手段だから、何かあった時のために目的はなくても残しておかないとな 人生を自分でコントロールしよう 貯蓄 = 収入 - エゴ 私は自分のエゴ(快適に過ごしたい!!!)が強す...
少し前に読んだ Die with Zero とは違う方向性だった 無駄な貯蓄大事、と。 お金は自由になる手段だから、何かあった時のために目的はなくても残しておかないとな 人生を自分でコントロールしよう 貯蓄 = 収入 - エゴ 私は自分のエゴ(快適に過ごしたい!!!)が強すぎると思いました汗
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一生お金に困らないというタイトルから、投資術の類の本かと思ったら、投資にも少し触れはするが、どちらかというと、庶民感覚として受け入れやすいお金についての哲学的な話であった。例えば、必勝法などないし、勝ち負けの理由も明確には言い切れないというスタンスだ。こういう姿勢の方が、信頼でき...
一生お金に困らないというタイトルから、投資術の類の本かと思ったら、投資にも少し触れはするが、どちらかというと、庶民感覚として受け入れやすいお金についての哲学的な話であった。例えば、必勝法などないし、勝ち負けの理由も明確には言い切れないというスタンスだ。こういう姿勢の方が、信頼できる。 ― 君が自分の力で成功を勝ち取ることを願っている。だけど、あらゆる成功が努力によるものでもないし、あらゆる貧困が怠惰によるものではないことは知っておくべきだ。誰かを(自分自身を含めて)評価するときは、このことを忘れないように。 一文を引用したが、万事このようなスタンスで、素晴らしい。失敗した人が人間性まで否定される必要はない。なぜなら、そこにはどうしようもできない運の要素はあるのだから。何もかも操作できるという考えは傲慢だ。そう考えると、成功者は別に偉くないし、同じことをしたって成功するとは限らないという考えも理解しやすい。 ― 他と比べて明らかに幸福度が高い人々がいることを明らかにした。ただしその要因は、収入や地域、教育などではなかった。収入が高くても、良い地域に住んでいても、教育レベルが高くても、慢性的に不幸を感じている者は大勢いた。幸福度の高い人々に見られた一番の共通点は、もっと単純なことだった。キャンベルはこう述べている。従来の心理学が考察してきた客観的な諸条件のどれよりも、人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、「人生を自分でコントロールしている」というはっきりとした感覚があることだ。 自分の人生は自分のものだ。他人と全く同じ生き方をしても、全く同じ結果がついてくるわけではない。同様に自己決定権が重要であり、誰かに言われるがまま生きて、それで稼いでも、幸福にはなれない。 ― 2017年、私がニューヨークで催されたディナー会に参加したとき、同席していたダニエル・カーネマンが、「予測が間違っていたときに投資家はどう対応すべきか」という質問を受け、こう答えた。何かに驚いたとき、人はたとえ自分の過ちを認めたとしても、「ああ、もう二度と同じミスは繰り返さないぞ」と言う。しかし実際には、予期せぬ事態が起きて失敗したときに私たちが学ぶべきなのは、「世界で起きることを予測するのは難しい」ということだ。つまり、私たちが驚くべき出来事から学ぶべき正しい教訓は、「世界にはサプライズが潜んでいる」ということなのだ。 「我々は、自分たちは予測とコントロールが可能な世界に住んでいると信じたいので、その欲求を満たしてくれる権威ある人物に目を向ける」コントロールできるという幻想は、不確実な現実よりも説得力がある。だから私たちは、結果を自分でコントロールできるというストーリーに執着するのだ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
お金と心は、密接に絡まっていることを、心理学的な観点から具体例を用いて分かりやすく解説している。超絶金持ちが自己破産してしまった話、十代の頃からコツコツお金を貯めていた人が億万長者になった話など、スケールの大きな実話が盛りだくさんで、役に立つ考え方が満載だった。 新しい視点だと思ったのは、お金持ちになることと、お金持ちで居続けることは、別の才能や考え方が必要だということ。お金持ちになるには、リスクを取ることも必要だけれど、裕福さを保つには、倹約と心配性が必要だという。両方の性質を持っていて初めて、お金持ちで居続けられるようだ。 貯金=収入−エゴ だから、見栄をはらずに、長い時間をかけて、インデックスファンドを長く運用する。複利の効果を最大限に受け取るのがお金持ちになる秘訣だという。そして、お金持ちになった暁には、「これで十分だ」という感覚を知って、貯金を続けることが大切だそうだ。 私が、できることとしては、身の丈にあった生活をして、貯蓄率を上げること、インデックスファンドで複利効果の力を活用し、長期の運用を辛抱強く待つことだ。どうも私は、浪費傾向にある。人によく見られたいための買い物は控えねばならないと思った。 投資で半分失敗しても残りの半分で補えること、氷河期が訪れたのは1回の大きなインパクトではなく、塵が積もって涼しくなっていった結果であることなど、驚きの話がたくさん出てきた。感覚だけで判断しないで、実際のこういったデータも参考にしていきたいと感じた。
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お金をどう使ったら良いか、 将来の為に投資したら良いのか、 そんな悩みが自分の中でスッキリひとつ腑に落ちた。読んで良かった。
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・お金で尊敬は買えない ・お金で買える最大の価値のものは自由 ・目的がなくても貯金する ・投資から退場しない人が勝つ ・何事も大量に選び1%成功すればペイできる→インデックス投資のススメ
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これまた良い本でした。お金の真実は本当に知られていなさすぎだと痛感。『富とは、今買うものを抑えることで将来の選択肢を増やす』、『貯金とは収入からエゴを差し引いたもの』など、言われてみれば当たり前だけど、多くの人が意識していない名言がたくさんです。 先日読んだ『JUST KEEP...
これまた良い本でした。お金の真実は本当に知られていなさすぎだと痛感。『富とは、今買うものを抑えることで将来の選択肢を増やす』、『貯金とは収入からエゴを差し引いたもの』など、言われてみれば当たり前だけど、多くの人が意識していない名言がたくさんです。 先日読んだ『JUST KEEP BUYING』と同じ児島修さんによる翻訳。児島さん訳なら間違いないと思えるわかりやすさと読みやすさでした。
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投資や資産の本をどれか読むなら、これだけでもいいかもね。 色々読み漁ってきたので、ある程度は被る部分もある。また「サイコロジー」と書いてあるように、心理学を理解していれば、スッと頭に入ります。 『思考の穴』を最近読んだのでいくつか馴染みがありました。 この中で再確認できて良か...
投資や資産の本をどれか読むなら、これだけでもいいかもね。 色々読み漁ってきたので、ある程度は被る部分もある。また「サイコロジー」と書いてあるように、心理学を理解していれば、スッと頭に入ります。 『思考の穴』を最近読んだのでいくつか馴染みがありました。 この中で再確認できて良かったのは、「投資は長期間で行う」ですね。 もちろん僕もNISAを始めて、何年後かの資産になればなと考えてました。 しかし、この本で「バフェットの現在の資産の95%以上が65歳以降に手に入れた」と書かれていたのを見て驚きました。 「投資は長期間」とは皆さん言いますが、長期間って具体的にどれぐらい何やねんって話ですよね。 投資シミュレーションをしてみても、20年→25年→30年の加速の仕方には驚きますね。 雪だるま式を実感させられました。 今の投資も30年は手をつけないぞという気持ちになりました。
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この本において、最も幸福なことは幸福なことは自由を感じられることだと定義している。 その上で、自由を得るための手段として、お金が必要であり、富を得るためにはマインドが大切だということを語っている。 良いマインドを得るための20の鉄則について、さまざまな具体例をあげながらわかり...
この本において、最も幸福なことは幸福なことは自由を感じられることだと定義している。 その上で、自由を得るための手段として、お金が必要であり、富を得るためにはマインドが大切だということを語っている。 良いマインドを得るための20の鉄則について、さまざまな具体例をあげながらわかりやすく楽しく読むことができた。 その本において ・足を知る ・富とは目に見えるものに変換されていない金融資 産 ・複利の力 ・テールについて ・貯蓄の価値 ・投資リスクを手数料と考える などなど今後の人生においてためになる金言のオンパレードだった。 間違いないお勧めできる本だった
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お金に対する気持ちの問題。人生の価値観について。 時間がない人は「第19章 お金の真理 ーあなたが本書で学んだこと」を読めば大体分かるかも。 投資においては(よく言われる)倹約・分散・長期で。
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経済について普遍的な内容を教えてくれる。良本。 ・楽観論より悲観論の方が強い ・経済は、事実ではなくストーリーで動いている ・投資では努力と結果にはほとんど相関関係はない。なぜなら「テール」がリターンの大部分を占めるから
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