世界のニュースを日本人は何も知らない(3) の商品レビュー
日本で語られている欧州上げの定説とは全く異なる現地の実態を知らしめるシリーズ3作目。 21年末の発行なので情報は若干古いが、現在はさらにポリティカルコレクトネスが進み、移民対応等の軋轢が増している。 TV、新聞などのオールドメディアでしか情報に触れない層の啓蒙には格好の書。
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面白く興味深い内容でした。 特に印象に残ったのは、 ・世界一品質が良いと評される日本の文房具 ・世界の同調圧力を日本人は何も知らない(特にフランスがひどい) ・イタリア人男性は意外とモテず質素だということ ・リモワのスーツケースをドイツ人以外のヨーロッパの人々はあまり知らないとい...
面白く興味深い内容でした。 特に印象に残ったのは、 ・世界一品質が良いと評される日本の文房具 ・世界の同調圧力を日本人は何も知らない(特にフランスがひどい) ・イタリア人男性は意外とモテず質素だということ ・リモワのスーツケースをドイツ人以外のヨーロッパの人々はあまり知らないというもの(高級すぎて)、また美術館にいく人が少ないということ(ハイソな人しか行かない) ・ヘンリーとメーガンの第二子の名前「リリベット」は、「えりざべちゅ」みたいなものでなかなかなネーミングであること ・動物への認識は国が変われば大きく異なること ・イギリスでは薬物中毒者を犯罪者として扱うのではなく、治療を提供し、中毒になることや使用を非犯罪化するリベラルな政策を進めていること。ヘロイン中毒者には処方箋が出され、純度の高いヘロインを入手することが可能だということ。 ・ポリコレやwoke文化に対して反対する者もいること ・日本のアニメや伝統芸能は非常に人気のあるコンテンツで、それらを生かさなかった東京五輪の開閉会式は目も当てられないものだったということ などです。 日本のマスコミよ、もう少しこういった内容を取り上げられないのか、という気持ちになります。 だから皆テレビから離れてしまうし、ネットと本ばかりになるよね。。。
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若干マンネリ感漂い始めた2021年シリーズ第三弾。 とはいえ、興味深い内容もあります。 例えば、世界的トレンドのエコ対策について。欧米はうまくやってるふりをし、日本人は社会コスト増を国民に強いてもバカ正直に邁進。日本のリサイクル技術は世界一なのに、さらに乾いた雑巾を絞る努力を惜し...
若干マンネリ感漂い始めた2021年シリーズ第三弾。 とはいえ、興味深い内容もあります。 例えば、世界的トレンドのエコ対策について。欧米はうまくやってるふりをし、日本人は社会コスト増を国民に強いてもバカ正直に邁進。日本のリサイクル技術は世界一なのに、さらに乾いた雑巾を絞る努力を惜しまない。一方、元々二酸化炭素排出量の多い中国やインドは、減らすどころか増加させています。また日照時間の少ない雪国や自然災害の多い日本で、雹や霰に無防備な剥き出し(中国製の)ソーラーパネルを使うなんてのも狂気の沙汰です。火災が起こっても消火活動ができず自然鎮火を待つ代物だし、なによりも破損したパネルの処分問題の対策すらない状況は無責任過ぎです。発電効率から見ても、日本の美しい自然を破壊して推進する政策とは到底思えません。 また、多様性に寛容過ぎる社会は差別(意識)を恐れるあまりデモや過激な発言を野放しにする傾向が強いので、余計に治安が悪くなって行く。既に欧米で見られる現象だが、日本は周回遅れで追いかけるお馬鹿ぶり。 そして、コロナワクチンではこんな発言も。 「優秀な科学者たちが一所懸命ワクチンを開発し、製薬会社も頑張ってワクチン製造をしてくれたのでなんとか大勢の命が助かりました」(P179) もちろん、出版時点でのこの発言は何の問題もなかったのですが、ビル・ゲイツの世界人口縮小化戦略の中にこのワクチン開発が組み込まれていたとの情報も聞こえて来ています。果たして、真相は? その他、面白雑学として ・海外の公立学校では日本の様な部活がない、 ・日本にマイノリティ差別や人種差別のタブーが少なかった証左は多様性の宝庫でもある日本漫画を読めばよくわかる(リボンの騎士、ふしぎなメルモ、サイボーグ009、ブラック・ジャック、どろろ、鉄腕アトム、座頭市など)、 ・欧米ではヤクルトと豆腐が人気 ・お金にセコいドイツ人 ・治安の悪い北欧(リトアニア、フランス、ハンガリー、スロベニア、北アイルランド)だが、米国の殺人事件はその11倍! ・スワッピング好きなイギリス人 ・売春好きなフィンランド人 PS. 水泳(誤)→競泳(正)の校正不備を見つけました。(P56)
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欧州は超絶階級社会、さらにコロナで格差が拡がっている 日本と単純な比較はできない 割と日本褒める内容が目立つ 工作機械、錦鯉、アニメ、文房具 イギリスもまともな政治家はいない 女も働け(貧乏だから)同調圧力 イタリア人もケチ(貧乏だから) ドイツ人もケチ(金は持っている) スワッピンク大好き英国人 ロックダウン中はエロサイト フィンランドはパパ活人気 バングラデシュ、ヒンズー語のドラえもん放送中止、ベンガル語覚えなくなる ベビーシッター雇える金持ち家族はひと握り、親族に押し付ける ドイツ人は体面気にせずドケチ 英国人は、せこい労働者階級と同一視されたくないので鷹揚 ドイツ人の夫は妻の金の使い方に逐一文句言う オリンピックは貴族層のスポーツがメイン
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世界まる見えを子供の頃によく見ていた。そんな感覚でこの本も読んでいる。次の巻を読むのが楽しみだ。 イギリスのゴミ回収が二週間に一度とは驚いた。今勤務している会社でも欧米支社のデジタル見える化が進んでいることが強調されているが、ヨーロッパでそれが進んでいるのは、人件費が高い割に熱心に働かない人が多いからと言われるとわざわざデジタル化する必要あるのかなと思ってしまう。 第二次Zenブームがきていると書いてあったが、少し前に読んだ1964年(?)の本にもそれが書いてあって、妙にリンクしておもしろかった。 カツカレーの話もウケる。 欧米が日本と比べ物にならないほどの格差社会と書かれているが、なんとなく聞いたことがあるが実感がわかない。結局、この本で書かれていることを読んだだけでは真に理解できず、体感する他ないんだろうな。 書かれているとおり、北欧には良いイメージしかないので、リトアニア特にカナウス覚えておこう。 日本の皇室が世界一長い王朝と言われると確かにそうだが、気にしたことはなかった。まこさまかわいいしか頭にない。何か関係するイベントや皇居に行くのも良いかもな。 イギリスではニュースの読み方を教えている学校もあるらしい。情報の裏側を読み取るかを訓練されていると。日本でもやってほしい。 図書館情報学、あとで調べよう。
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谷本真由美さんの2021年に発行された「世界のニュースを日本人は何も知らない」シリーズ第三弾。「はじめに」あった「『宝島』の投稿コーナー」のような感覚で書かれていると知って大いに膝を打つ。次号も楽しみ。
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シリーズ3作目の情報アップデート版。 前作で表現のとんがっていた部分が丸くなり、内容も日本上げが増えた印象。だいぶ叩かれたのかな(笑)と邪推。TV、新聞をはじめとしたマスコミの偏向報道(ムダに日本叩き)に物申すスタンスは変わらず。ミスリードされないよう読者に訴えかけている。 ア...
シリーズ3作目の情報アップデート版。 前作で表現のとんがっていた部分が丸くなり、内容も日本上げが増えた印象。だいぶ叩かれたのかな(笑)と邪推。TV、新聞をはじめとしたマスコミの偏向報道(ムダに日本叩き)に物申すスタンスは変わらず。ミスリードされないよう読者に訴えかけている。 アニメや生活用品、食文化、コロナ対策など、あまり持ち上げすぎるのもバラエティ番組のようで気持ち悪い。とはいえ現在、世界(欧州)に通用しているストロングポイントが何なのか、外から眺めることは、国内マーケットの衰退が見えている昨今では有益だと思った。 また本作では欧州の治安レベルがよく分かる。意外と悪い。その背景に、経済の落ち込みがあることも数字から説明されている。数字を疑えばキリはないが、大局で見ておけば良いかなと思う。 巻末は情報検索の仕方も教授してくれる。論文検索や英語サイトなどハードルが高いので、噛み砕いてくれるのが助かる。3作目も良著。
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2よりもディープな内容。海外に幻想を抱く人々に対するアンチテーゼ。海外の方が日本よりもいい点もあるだろうから、もう少しフラットな比較があっても良いかなと。
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読了。今年の1月に3と4を同時に買った。先に4を読んだ。第8章を興味深く読んだ。いろいろあるが、どこの国も住めば都かなと思った。
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著者の谷本氏は、第一弾で日本をディスっている様に書いていたが、だんだん日本の良さを読者に伝え、海外のDQNぶりを露骨に表現する様になってきた。出来れば主観のみで無く客観的な数字に基づいたデータを見せて欲しいと感じた。
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