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やまのめの六人 の商品レビュー

3.1

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

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2024/04/10

宝石強盗の逃走中に土砂崩れに巻き込まれた一行が、避難させてもらった家はとんでもない猟奇的な一家だった。しかもいつの間にか強盗仲間が一人増えていて、誰が増えたのかわからないというパニックホラー。あらすじに惹かれて読んでみたけど、自分の読み取りが悪かったのか思ったような作品ではなかっ...

宝石強盗の逃走中に土砂崩れに巻き込まれた一行が、避難させてもらった家はとんでもない猟奇的な一家だった。しかもいつの間にか強盗仲間が一人増えていて、誰が増えたのかわからないというパニックホラー。あらすじに惹かれて読んでみたけど、自分の読み取りが悪かったのか思ったような作品ではなかった。極限状態で少しずつおかしくなっていく仲間と、増えていく死体が物語を加速させ、ラストはいったいどうなるのだろうかとハラハラさせられた。

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2024/03/26

一日でイッキに読み切りました。 土砂崩れで車が大破し、民家に身を寄せることになった6人。 しかし、次第にとある違和感を感じていた。 その違和感とは 「メンバーが1人多いこと」。 地元には『やまのめ』という人間に紛れる怪異の言い伝えがあった。 なぜ・いつのまに一人増えたの...

一日でイッキに読み切りました。 土砂崩れで車が大破し、民家に身を寄せることになった6人。 しかし、次第にとある違和感を感じていた。 その違和感とは 「メンバーが1人多いこと」。 地元には『やまのめ』という人間に紛れる怪異の言い伝えがあった。 なぜ・いつのまに一人増えたのか。 本当に『やまのめ』は存在するのか。 怒涛の展開とほどよいホラー感でとても読みやすかったです。

Posted byブクログ

2024/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大雨で土砂崩れに巻き込まれて、近くに住んでいる住人に助けられるが… 大雨、森の中の一軒家、老婆、親切だけど怪しい住人、謎の伝承… そして仲間は5人のはずなのになぜか1人多い…?? ミステリー好きにはとてもたまらない設定 飽きさせない展開でどんどん読み進められる。 やまのめはいたのかいなかったのか、、 結局、正体は人の醜い心を反映する自分自身の問題のような感じだったけど、金崎の章を読んで、やっぱりやまのめはいるんじゃないかと思った。 レスキュー隊の人たちも実はドス黒い何かを抱えていたとか…? はっきりと答えは明かさない、こういうモヤモヤした終わり方が物語をさらに面白くさせてくれていた。 映像化したら面白そう!

Posted byブクログ

2024/03/12

何か裏がある6人組が事故で立ち往生し、親切に近くの家に迎えられたと思ったら、その一家に捕えられる羽目になった。そして死体が次々に増えていく。 人に紛れ込む山の化け物【やまのめ】とは一体何なのか。 迷いなく人を殺せる異常者が目の前にいる恐怖と、なぜか自分達の仲間が増えていることへ...

何か裏がある6人組が事故で立ち往生し、親切に近くの家に迎えられたと思ったら、その一家に捕えられる羽目になった。そして死体が次々に増えていく。 人に紛れ込む山の化け物【やまのめ】とは一体何なのか。 迷いなく人を殺せる異常者が目の前にいる恐怖と、なぜか自分達の仲間が増えていることへの疑い合い。 謎が謎を呼んでますます面白くなる。 誰が犯人なのか気になりながら、6人の一人一人の話で進むので、徐々に真実が分かってくるのが快感になる。 最後の終わり方もなかなかいい味を出している。 二度読み必須な作品。

Posted byブクログ

2024/02/26

ホラーミステリーになるのかな?ずっと気になってた本です。 謎の男たちが一晩恐怖の夜を過ごすことになる。生きて帰れるのか、そもそもこの男たちは何者なのか…と読み始めました。この話、どうなってしまうの?えー?そ、そんな…と、なりながら読みました。ネタバレになりそうで何も書けませんね。...

ホラーミステリーになるのかな?ずっと気になってた本です。 謎の男たちが一晩恐怖の夜を過ごすことになる。生きて帰れるのか、そもそもこの男たちは何者なのか…と読み始めました。この話、どうなってしまうの?えー?そ、そんな…と、なりながら読みました。ネタバレになりそうで何も書けませんね。 ホラーやスプラッタ、痛い系は苦手な人は注意です。

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2024/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5人の筈が6人いる!の前情報を持って、しかもミステリーだと思い読み始めたから、まず一人で勝手に騙されてしまった。これ、ホラーだね? 登場人物に色がついてるのもニクイ演出… 一人ずつの章に分かれているのも良かった。 登場人物たちに情(?)が湧いて、緋村と山吹なんて好みのタイプです。 最後なんて「まさかの婆さん、あたし呼び?!」ってなった笑 とにもかくにも、1番最強(最恐)なのは婆さまです。 それに尽きる1冊。面白かった。

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2024/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった!最後の方まで怪異が本当にいるんだかいないんだかはっきりわからないのが良かった。スリラーに近いホラーだったかな?でも、正直やまのめより婆のほうが怖かった。こんなところで燻ってないで天下一武道会とかに出たほうがいい。山の者のちからを見せつけろ

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2023/12/22

火喰鳥を喰うにつつぎ、原浩さんの2冊目 訳ありの六人が山道で事故に遭遇し、人里離れた民家に避難する。 次々と襲いかかる暴力に、ふと過ぎる不安---「俺たちは初めから六人だったか?」 怪異によるホラーと、人間が齎すパニックホラーが融合した、とにかく勢いのあるストーリーでした。 5...

火喰鳥を喰うにつつぎ、原浩さんの2冊目 訳ありの六人が山道で事故に遭遇し、人里離れた民家に避難する。 次々と襲いかかる暴力に、ふと過ぎる不安---「俺たちは初めから六人だったか?」 怪異によるホラーと、人間が齎すパニックホラーが融合した、とにかく勢いのあるストーリーでした。 5人はどうなるのか?バケモノが化けているのは誰なのか? 痺れるような緊迫感と息切れするほど激しい展開に一気読みしてしまいます。

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2023/12/13

「ある仕事」を終えた帰り道、土砂崩れに巻き込まれた5人組。不気味な老婆と二人の息子に助けられたがそれは猟奇殺人一家。5人だと思っていた自分たちがいつのまにか6人組に増えていた。一体いつどこで誰が増えたのか、怪異と殺戮が始まる。最初は丁寧で引き込まれたが、後半はざっくりとした感じに...

「ある仕事」を終えた帰り道、土砂崩れに巻き込まれた5人組。不気味な老婆と二人の息子に助けられたがそれは猟奇殺人一家。5人だと思っていた自分たちがいつのまにか6人組に増えていた。一体いつどこで誰が増えたのか、怪異と殺戮が始まる。最初は丁寧で引き込まれたが、後半はざっくりとした感じになった。結末もいまいちインパクトが弱かった。

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2023/09/08

宝石強盗を終え山道を走る一台の車。土砂崩れに会い車は大破、メンバー六人のうちの一人が命を落としてしまう。近くの民家で急場を凌ごうとするがそこに住む住人は殺人を厭わない頭のおかしい連中たち。宝石の在り処と脱出方法を模索していくうちに宝石強盗たちは奇妙な違和感を覚える。 「俺たちは五...

宝石強盗を終え山道を走る一台の車。土砂崩れに会い車は大破、メンバー六人のうちの一人が命を落としてしまう。近くの民家で急場を凌ごうとするがそこに住む住人は殺人を厭わない頭のおかしい連中たち。宝石の在り処と脱出方法を模索していくうちに宝石強盗たちは奇妙な違和感を覚える。 「俺たちは五人だった。今は、六人いる」 宝石強盗のうちに紛れた六人怪異の正体を探るという非常にそそられる内容。とは裏腹に読者側から怪異が誰かを論理的に推理することは出来ないと思われる。全体的に見るとホラーにかなり振られた作品で粗筋を読んで推理小説を期待するとかなり損。

Posted byブクログ