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やまのめの六人 の商品レビュー

3.2

41件のお客様レビュー

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2022/05/06

2022.05.05 豪雨で足止め、強盗たち、怪しげな屋敷とその住人、クローズドサークル、民俗学…とても魅力的で面白くなりそうなキーワードで風呂敷を大きく広げたけど、結末は尻つぼみ感が否めない。 前作の方がまだ面白く読めた。 まったく怖くもないしハラハラもしなかった…。やたらと...

2022.05.05 豪雨で足止め、強盗たち、怪しげな屋敷とその住人、クローズドサークル、民俗学…とても魅力的で面白くなりそうなキーワードで風呂敷を大きく広げたけど、結末は尻つぼみ感が否めない。 前作の方がまだ面白く読めた。 まったく怖くもないしハラハラもしなかった…。やたらと人は殺されるのにスリルがなさすぎて残念。 まず登場人物六人の説明に乏しいので誰が誰かよくわからない。山吹がジジイってのと、紫垣がイケメンてことだけであとの4人の区別がよくわからず混乱した。そのあたりは序盤でリードして欲しかった。 テンポが遅いし、やまのめについて似たような話を何回も読まされるのがくどく感じた。もっとテンポ良く展開できたはず。 豪雨なのに足跡を辿ったり、都合よく武器になりそなものが急に現れたり、瀕死なのに動いてたり、老婆がスーパーマンすぎたり、シチュエーションに無理があるシーンが多々ありすぎて白ける。 全てが少しずつもったいないなぁという印象でした。

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2022/11/29

豪雨の中、土砂崩れに巻き込まれた車の中から生還した仕事仲間の男達。 5人のはずが6人いるー。1人多いのにそれが誰かわからない。 中身全く知らずジャケットだけで手に取ったんですが、ジャンルが難しい1冊ですね。 オカルト系なのか脱出劇なのか… 極限状態で現れる人間の本質。

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2022/04/26

仕事を終えた仲間たちと車で逃走中に土砂崩れに巻き込まれる… ここから奇妙な物語は、始まる。 車に同乗してた者たちが、突然現れた兄弟に屋敷へと導かれ… そこには、母だと名乗る不気味な老婆もいて彼らに拘束されてしまう。 そこから脱出しようとするそれぞれの行動と思惑。 仲間たちは...

仕事を終えた仲間たちと車で逃走中に土砂崩れに巻き込まれる… ここから奇妙な物語は、始まる。 車に同乗してた者たちが、突然現れた兄弟に屋敷へと導かれ… そこには、母だと名乗る不気味な老婆もいて彼らに拘束されてしまう。 そこから脱出しようとするそれぞれの行動と思惑。 仲間たちは、5人なのか、6人なのか…。 やまのめが、人間に化けて紛れ込んだのだという説。 やまのめとは、水の面で自分の目だと思い、それぞれが常軌を逸した行動をとる。 果たして、ほんとうのやまのめとは。 やまのめの逸話とザバラという果実。 最期までこのザバラのみが誰かの手の中にある怖さにホラー感が増す。

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2022/04/22

嵐の日、一仕事を終えた男たちを乗せた車が山奥で土砂崩れに巻き込まれる。一人が亡くなり残りの五人は近くの屋敷に世話になることになるが…。分類としてはホラーなのだろうが状況としては丸々嵐の山荘。住人も普通じゃない。訳アリの男たち一人一人の視点で物語は進み、血生臭い展開ながら〇〇探しの...

嵐の日、一仕事を終えた男たちを乗せた車が山奥で土砂崩れに巻き込まれる。一人が亡くなり残りの五人は近くの屋敷に世話になることになるが…。分類としてはホラーなのだろうが状況としては丸々嵐の山荘。住人も普通じゃない。訳アリの男たち一人一人の視点で物語は進み、血生臭い展開ながら〇〇探しのミステリとして雰囲気まで含めてドキドキしなが次々とページをめくった。全てが収束したと思った後のエピローグにあたる最終章もたまらない。無線への応答にそうだろうなと思いつつも、最終ページの展開に思考が止まる。この余韻も好き。

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2022/04/16

原浩さんによる密室ホラー×ミステリー小説。「ある仕事」を終えた5人の男達が乗った乗用車が山の中の峠で土砂崩れに合い、車が横転し1人が死亡、残りのメンバーは付近の屋敷に逃げ込むが、いつのまにか男達が6人になっていて… 「帯の内容と違う」とレビューに多いが確かに違う。5人(6人)の男...

原浩さんによる密室ホラー×ミステリー小説。「ある仕事」を終えた5人の男達が乗った乗用車が山の中の峠で土砂崩れに合い、車が横転し1人が死亡、残りのメンバーは付近の屋敷に逃げ込むが、いつのまにか男達が6人になっていて… 「帯の内容と違う」とレビューに多いが確かに違う。5人(6人)の男達よりも存在感のある、サブキャラのサイコ兄弟&老婆が言い味を出していた。ページ数はそこそこだがサクっと読めるので、ホラー好きの人にオススメ。

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2022/04/10

ちょっと気持ち悪い話。ホラーに分類されるのかな。ただただ殺し合っているシーンが多くてうんざり。結局「やまのめ」が何なのかよくわからずじまい。消化不良気味だ。

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2022/04/07

過程は面白い。 クローズドサークル特有の犯人が絞られていく段階はとてもテンポよく、織り込まれた民俗学っぽいネタも楽しくて、夢中で読んだ。 んだけど、なんだか結末が尻すぼみなような。

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2022/04/05

❇︎ やまのめの六人/原浩 『火喰鳥を、喰う』原浩さん作で、 二度目に手に取った小説。 ホラーか伝承か、それとも殺戮が繰り返される ミステリーか。 二転三転するストーリーに、民俗学をホラー的な 要素として組み込んだ小説というのでしょうか。 人は己自身の醜い欲求に飲み込まれ...

❇︎ やまのめの六人/原浩 『火喰鳥を、喰う』原浩さん作で、 二度目に手に取った小説。 ホラーか伝承か、それとも殺戮が繰り返される ミステリーか。 二転三転するストーリーに、民俗学をホラー的な 要素として組み込んだ小説というのでしょうか。 人は己自身の醜い欲求に飲み込まれ、 怯えて追い詰められていく。

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2022/03/28

台風15号が関東・甲信越を中心に襲った日、その車は潰れて山奥で足止めされました。 乗っていた者のうち、白石が圧し潰されて死亡。 その車に乗っていたのは強盗たちでした。内通者の手引きにより宝石店で八十カラットのダイヤモンドを奪い逃走中でした。 するとそこにあった民家から金崎一郎...

台風15号が関東・甲信越を中心に襲った日、その車は潰れて山奥で足止めされました。 乗っていた者のうち、白石が圧し潰されて死亡。 その車に乗っていたのは強盗たちでした。内通者の手引きにより宝石店で八十カラットのダイヤモンドを奪い逃走中でした。 するとそこにあった民家から金崎一郎と二郎という兄弟と母親らしき老女が出てきて、家に招き入れてくれてコーヒーを出してくれました。 すると皆、昏睡状態に陥りました。 コーヒーには睡眠薬が入っていたのです。 彼らは目を覚ますと自分たちは車に乗り込んだときは確かに五人だったのに、一人増えて六人になっていることに気が付き誰かがこの土地の「やまのめ」に化かされているのだと言い出します。 「われわれの中にやまのめがいる」。 そして金崎家はまるで山姥一家でした。何十人という遭難者を捕らえて金品を奪い殺していたのです。 彼らは捕らえられて、その後はどんどん死体が増えていきます。 奪ったダイヤも消えました。 五人だったのが六人になったのはなぜか…? 本当に「やまのめ」はいるのか…? ぞくぞくする、とても気持ちの悪い話でした。 でもとらえ方によってはコミカルでもあります。 死んだのは全員悪人でしたから。

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2022/03/13

初読み作家さん。サスペンスホラーじゃんね!ホラーというかオカルトか。さくさく読めるけどわりとひたすら残忍なシーンが続く。犯行動機というか真相はなかなかぞっとした。

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