やまのめの六人 の商品レビュー
やまのめは自身の悪行を映す水面の解釈と、もう一人いるかのような描写の接点があまりよく結びつかない。私の頭が悪いだけかもしれないが。何かちぐはぐな印象で今一つ楽しめない。
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嵐の夜。山崩れと事故。立ち往生。古びた屋敷。 そして死体。 ありがちなシチュエーションで始まるけれど 読みすすめるごとに どんどん謎が深まり、緊張感が高まっていく。 仲間の人数がわからない? そんなおかしなことがあるわけないと思いながら 異常な状況下で 何かを疑いはじめたら 全て...
嵐の夜。山崩れと事故。立ち往生。古びた屋敷。 そして死体。 ありがちなシチュエーションで始まるけれど 読みすすめるごとに どんどん謎が深まり、緊張感が高まっていく。 仲間の人数がわからない? そんなおかしなことがあるわけないと思いながら 異常な状況下で 何かを疑いはじめたら 全てが信じられなくなることもあるかもしれない。 やまのめって何なんだろう? と考えたところでもう取り憑かれてしまっている…
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デビュー作より断然読みやすくなっている。 ただこの世界観、世界線を受け入れられるかは意見の分かれるところかも。 キャラのネーミングセンスは相変わらず、ない。
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書き出しからなかなか不自然な会話や状況描写が連続で炸裂し、あちゃ単行本買ったのにやってもうたか…と慄いたが、プロット自体は面白かったので苦労することなく最後まで読み通すことができた。 が、じゃあ中身が充実していたかというとそれは別問題で、クローズドサークル、民俗系怪異、シリアルキ...
書き出しからなかなか不自然な会話や状況描写が連続で炸裂し、あちゃ単行本買ったのにやってもうたか…と慄いたが、プロット自体は面白かったので苦労することなく最後まで読み通すことができた。 が、じゃあ中身が充実していたかというとそれは別問題で、クローズドサークル、民俗系怪異、シリアルキラーに不死身の婆…と幕の内弁当のように色々な要素を詰め込んでいるものの、深いところに残るカタルシスのようなものはなく、パスタイムとしての娯楽小説の域に留まった、私の場合。
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ホラー要素多めのミステリー(?) タイトルにもなっている「やまのめ」という怪異に翻弄される登場人物たちですが、結局怖いのは人間ですよね、っていうのもまぁ納得の展開かと思います。 どんどん人が死にますし、不気味な展開に先が気になり一気に読みました。^ ^ 人知を超えた現象が絡んでるので、純粋に展開とともに推理を楽しむ感じではないかもです。
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わりと序盤で形成逆転して、この先どう進むの??と思ったら、オカルト系だったんだ… ん?違う?あ、やっぱりオカルト? で、終わった。 話は読みやすくてよかった( ¨̮ )
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帯に書かれていた不死身の老婆が印象強すぎて化け物との対決話かと思っていたので、少し期待外れだった。欲深い人間たちの争い、プラスホラー。 目次は人によってはネタバレと感じるかもしれないので、見ずに読んだ方がいいかも。
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ある嵐の夜、ある峠で土砂崩れが発生した。それに巻き込まれた男達。車は横転し、一人が亡くなってしまった。まもなく日没とともに雨も強くなっていくため、生き残った五人は周囲にあった屋敷を目指した。無人かと思われたが、そこには二人の兄弟と母親がいた。最初は親切に対応していた家族だったが、...
ある嵐の夜、ある峠で土砂崩れが発生した。それに巻き込まれた男達。車は横転し、一人が亡くなってしまった。まもなく日没とともに雨も強くなっていくため、生き残った五人は周囲にあった屋敷を目指した。無人かと思われたが、そこには二人の兄弟と母親がいた。最初は親切に対応していた家族だったが、次第に本性を現していく。五人は屋敷を抜け出すことができるのか? 謎の集団や謎の家族など「謎」だらけの展開にいつのまにか世界観に引き込まれていました。 冒頭から、 なぜここにいるのか? 友人ではない男達の関係性は? といった不明な点ばかりでした。次第にわかる五人組の正体ですが、それよりも「六人」の謎が浮上した時はゾワリとした寒気がしました。 たしかに普通の乗用車は定員五人なのに、生還した五人と死亡者一人。足したら六人であり、誰が偽物なのか? それだけでなく、謎の家族の存在や行動も加わっていくので、どんな展開になるんだろうとワクワクして読んでいました。 全7章で、それぞれの章では、六人と謎の家族一人が主人公となって進行します。最終章以外、各章の最後は死ぬ直前までの描写があるので、最後の最後まで緊張が張り詰めていました。 とにかく皆が、ヤバイ人達でした。極限の中で追い詰められる描写や狂気と化す人達の描写が、より恐怖を増幅させるので、最後まで緊張感が溢れていました。 様々な謎を張り巡らせての後半戦は衝撃的と意外性の連続でした。 意外な展開・意外な人物の登場だったので面白かったです。 ただ、ホラーとしては良かったかもしれませんが、ミステリーとしては微妙かなと思いました。「やまのめ」の正体や黒幕の正体は、はっきりとわかったのですが、疑問の残る所が多々あって、結局フワッとした終わり方だなと思いました。 結局、「やまのめ」の出現は偶然なのか? なぜ家族は、常軌を逸した行動をとるのか? 母親の謎 など色々疑問が浮かびました。 あまりそういった描写がなかったので、モヤモヤ感や不気味さの残るばかりでした。 前作でも、はっきりと解決したわけではなかったので、そういった意味では、原さんの特色なのかなと思いました。
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どんな話かまったく知らないまま読んだ。ホラー感もミステリー感もあって面白かった! 仕事を終えて車で移動していた登場人物たちは、土砂崩れに巻き込まれてしまった様子。そんな彼らは、避難した先でも恐ろしい目に遭ってしまう。 ハラハラするし、何だか怖いし、先がどうなるのか、何がどうなっ...
どんな話かまったく知らないまま読んだ。ホラー感もミステリー感もあって面白かった! 仕事を終えて車で移動していた登場人物たちは、土砂崩れに巻き込まれてしまった様子。そんな彼らは、避難した先でも恐ろしい目に遭ってしまう。 ハラハラするし、何だか怖いし、先がどうなるのか、何がどうなっているのか、ずっと緊張しながら読み進めた。 章ごとにスポットが当たる登場人物が変わるので、その都度、視点も変わる。 それもあってか、話が進んで行ってもなかなか真相がわからず全体像もクッキリしないので、中だるみなく最後まで夢中で読めた。 後半、ひとつの大きな真相がわかるのだけれど、更にその後も話が動くので油断できない。面白かった。 全部わかった上で読み返してみると、また楽しそう。少し確認しただけでも、なるほどなるほどとなった。
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登場人物を確認するために もう一度始めに戻り読み直して、人物をメモしながら読んだけど、怖かった。 結局は、なに?蜜柑? ダイヤはどこへ? やまのめとは何?
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