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おわかれはモーツァルト の商品レビュー

3.6

95件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  4. 2つ

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2022/04/26

安定の岬シリーズ。今回はモーツアルトを楽しめました。榊場さんとの再演が嬉しいところ。もう一回「ショパン」読みたくなっちゃうなぁ。 2022/4/9読了

Posted byブクログ

2022/04/24

 盲目のピアニスト・榊場隆平は、ショパン・コンクールで入賞してから日本のマスコミにも注目されるようになっていた。あらゆるメディアに取り上げられるようになり、その多くは好意的だったものの、フリーライター・寺下博之の取材を受けたところ、「榊場隆平の全盲は詐病である」という悪意のあるフ...

 盲目のピアニスト・榊場隆平は、ショパン・コンクールで入賞してから日本のマスコミにも注目されるようになっていた。あらゆるメディアに取り上げられるようになり、その多くは好意的だったものの、フリーライター・寺下博之の取材を受けたところ、「榊場隆平の全盲は詐病である」という悪意のあるフェイクニュースを流されてしまい、メンタルで弱い面がある隆平はたちまち調子を崩してしまう。彼の母親である由布花(ゆうか)、マネージャーであるTOM山崎、ピアノの師である潮田陽彦(はるひこ)…皆が寺下をなんとかしなければならないと決意する中、ある夜寺下は隆平のピアノの練習室で何者かに射殺されて亡くなっているのが発見される。   『いつまでもショパン』に登場した榊場隆平が主人公であり、ショパンコンクールで知り合った岬に助けを求めたことで物語は進む。音楽的描写が多く、このシリーズらしい作品で、犯人のどんでん返しはあっさりめ。今回も他作品のキャラクター登場あり。寺下が企画を持ち込んだのは『週刊春潮』だったため、副編集長として『夜がどれほど暗くても』の志賀が、そして過去に面識があるということで犬養も登場(事件を担当するのは桐島班の長沼昌俊(ながぬままさとし)という初見の刑事)。優秀な弁護士を呼ぶ用意があるとして、御子柴先生の名前も。あ、御厨検視官もちらっと。

Posted byブクログ

2022/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ショパンコンクールで入賞した盲目のピアニスト榊場隆平。おそらく「いつまでもショパン」に出ているはず。彼を日本で売り出そうとするプロモータ、教師、母。そのチームでやってきたのだが、盲目って芝居じゃない?と世間になげかけるフリーライター寺下。これがゲス。で、隆平のピアノ部屋で殺される。この時点で隆平犯人じゃないんだが・・・警察は犯人と思うんだよな('_') そして岬くん登場。解決。 御子柴センセーの名前が出てきたから登場するのかと思えば、登場はしなかったw 次回は「いまこそガーシュイン」

Posted byブクログ

2022/04/22

シリーズ8作目。今回の主人公は、盲目ながら2010年のショパンコンクールで2位を受賞したピアニスト・榊場隆平。彼を脅していたフリーライターが自宅の練習室で殺され、嫌疑をかけられる。練習中もコンサート中も演奏描写が鮮やかでバックにピアノの音を聞きながら隆平の心の言葉を聞いているよう...

シリーズ8作目。今回の主人公は、盲目ながら2010年のショパンコンクールで2位を受賞したピアニスト・榊場隆平。彼を脅していたフリーライターが自宅の練習室で殺され、嫌疑をかけられる。練習中もコンサート中も演奏描写が鮮やかでバックにピアノの音を聞きながら隆平の心の言葉を聞いているようで、しっかり曲に没頭。盲目の方特有の繊細な心の描き方も素晴らしい。殺された男がクズすぎなのと岬洋介がかっこよすぎて、彼が解決してくれるだろうから真相はどうでもいいや、ってなってたかも。ミステリとしてよりシリーズの一冊として堪能。

Posted byブクログ

2022/04/15

ハズレなしの中山さんでしたが、この話はページ捲るスピードが遅い遅い。展開がゆっくりしてるせいなのか、こりゃ挫折かと思う頃後半からいつものスピードに。・・・焦らずじっーっとゆっくり読むのも大事なのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/04/12

ドンデン返し的には薄め。 いきなりそっちかとなると絶対にわかるわけないし。 岬洋介が出てきて活躍して嬉しい。

Posted byブクログ

2022/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

岬洋介シリーズ。 全盲のピアニストに因縁をつけたライターが銃殺され。 疑いを掛けられた榊葉。その彼を救う岬と。 そういったかたちで物語は進んでいく。 榊葉のコンサートツアー。それを支える人達の温かい絆。 それは物語を追っても感じるほど。 殺人事件より彼らの絆とコンサートの方が印象が強かったかな。 中山さん作品に出ている登場人物の姿もちらほらと。 どんでん返し感はあまり感じなかったけど。 いい物語だったと思いました。

Posted byブクログ

2022/03/23

ミステリーというには、あっさりしている感じだけど、音楽小説としてはとても楽しめた。 脳内でずっとモーツァルトのピアノが流れていた。

Posted byブクログ

2022/03/23

岬さんが入ってきてからの解決までのスピードが早い。前半はかの事件を彷彿とさせるストーリーで、中山さんらしいなぁと思ってしまう。ファンには嬉しい人たちもちらほら登場するのも楽しかった。岬さんが認める音楽を奏でる人に犯罪者はいないのだろう、と思う読後でした。

Posted byブクログ

2022/03/21

「おわかれは…」なんて題名だったからシリーズが終わるのかと思ってしまったけど、次回の予告?があったから良かったです。 榊場隆平と岬洋介のアンサンブル…夢の競演ですね。今回はなるべく臨場感を味わいたくて、曲を聴きながら読みました。

Posted byブクログ