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パラソルでパラシュート の商品レビュー

3.8

159件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2023/08/11

情景説明の言葉が多めな感じがしたけど、だからといって悪いわけではなく、個人的にそう感じただけで。 軽いタッチでいて、なかなか印象に残る話だった。 亨と美雨が、わかりやすい展開で恋愛関係になるのを読みながらずっと期待してしまいました…

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2023/07/13

初めて一穂ミチさんの作品を読んだが、情景描写の表現がとても綺麗で爽やかな気持ちになる。登場人物たちの会話のテンポが良すぎて非常に読みやすかった。

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2023/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公・美雨がライブ会場で出会った芸人・亨と知り合い、なりゆきでシェアハウスで過ごし暮らすことになる。少し現実味のない始まりなのに、不自然でない滑り出し。会話のテンポがすごくいい。こんな会話をしていたいなあと思う。ひたすらのしかかる現実を、弱さや強さで傾きながら立て直しながら漂う感じ。 芸人さんの世界を垣間見させてもらうような楽しさもあった。読後感もすごく良く、まだまだこの世界にいたいなと思わせてくれる。きっとまた、読み返したくなると思う。

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2023/07/08

企業の受付嬢として勤める29歳女性がお笑い芸人たちとの暮らしを描いた小説。30歳の退職リミットを前に流されながら上手く流れて行く主人公でなぜかさわやかな読み終わりでした。

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2023/07/05

葉月がもし10代だったら亨の手を取ったのかもしれない。30歳の葉月には見える未来が現実的過ぎて、そこに夢を託せなかった。その気持ちは凄くわかる。若いからこそ持てる情熱と無謀さ。そこの温度差が若い亨には分からない。 ぼんやりと流されるだけの主人公の心が強くなって、自分の人生を楽しも...

葉月がもし10代だったら亨の手を取ったのかもしれない。30歳の葉月には見える未来が現実的過ぎて、そこに夢を託せなかった。その気持ちは凄くわかる。若いからこそ持てる情熱と無謀さ。そこの温度差が若い亨には分からない。 ぼんやりと流されるだけの主人公の心が強くなって、自分の人生を楽しもうとスタートを切っているのが微笑ましい。「どんな暗闇に落ちようとも、笑っていてやる」と言った主人公の強さを思う。 人生、パラシュートなんて誰も持っていない。笑った者勝ちなのだ。

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2023/06/29

爽やかな青春ドラマを見た感じでした。大きな出来事があるわけでもなく、淡々と話は進む。変化のない日々を送っていた美雨にとっては不思議な世界と触れて一歩前に踏み出せたとは思うけど、そこに何か共感できるものはない。夏子へのこだわりがわかりにくく、葉月さんもよくわからない。テンポや文章は...

爽やかな青春ドラマを見た感じでした。大きな出来事があるわけでもなく、淡々と話は進む。変化のない日々を送っていた美雨にとっては不思議な世界と触れて一歩前に踏み出せたとは思うけど、そこに何か共感できるものはない。夏子へのこだわりがわかりにくく、葉月さんもよくわからない。テンポや文章はよかったので、面白くは読めました。

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2023/06/25

舞台は大阪、登場人物はお笑い芸人と受付嬢、少し取っ付き難い話かと想っていたのに、読み終わってしみじみとしてしまいました。年に数回は関西を訪れていますが、次に行った時はこんな人たちがいないか梅田の駅周辺や難波の繁華街で探してしまいそうです。

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2023/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ありそうだけど、いや、ないでしょう…という設定だが、面白かった。 そもそも、短編集だと勝手に思っていたが、普通に長編。 内容的には読みやすいけれど、実は読み応え抜群で、読後は人間関係の深さを考えさせられている。

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2023/06/06

6/5 会社の受付嬢・美雨とお笑い芸人・享との刺激がある日常的な物語でした。 男女だと恋愛系かな?と思ったけど、文章からその感じは良い意味でありませんでした。 そこは読書が好きなように想像できる、隙のある本だったなぁと思いました。 この本読んでから、テレビに出る芸人さんは色々考...

6/5 会社の受付嬢・美雨とお笑い芸人・享との刺激がある日常的な物語でした。 男女だと恋愛系かな?と思ったけど、文章からその感じは良い意味でありませんでした。 そこは読書が好きなように想像できる、隙のある本だったなぁと思いました。 この本読んでから、テレビに出る芸人さんは色々考えてるんだなーと思いながら見てます。 多分、芸人さんはそんなこと考えずにみて欲しいと思いますが笑

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2023/05/27

お笑い芸人とアラサーの微妙な感情を映す小説。最後の1人の登場人物によって心の中身がガラッとオープンになっていく。その伝わり方が少し面白かった。

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