パラソルでパラシュート の商品レビュー
この本自体が、すでに漫才のネタ帳のようだった。 大阪の街や人に、どっぷりとつかって楽しかった。 パラソル、 雨に濡れないようにさしたり、 強い日差しから肌を守ったり、 もし、それが崖っぷちの人生にパラシュートになったら、 思いっきり飛び出せるのに。 鳥人間になれなくても、落ちて...
この本自体が、すでに漫才のネタ帳のようだった。 大阪の街や人に、どっぷりとつかって楽しかった。 パラソル、 雨に濡れないようにさしたり、 強い日差しから肌を守ったり、 もし、それが崖っぷちの人生にパラシュートになったら、 思いっきり飛び出せるのに。 鳥人間になれなくても、落ちて傷ついても、 キズパワーパッドがあれば、すぐに立ち直れる。 関西弁がなんだか暖かく感じた。 怒りを相手にぶつけるとき、 ぶつけられて、やんわりかわしたいとき、 ボケとツッコミ、とってもいい。
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これめっちゃよかった。物語のかたちが凪良ゆうの「すみれ荘ファミリア」に似てる。ルームシェアというか。 男女3人が恋愛関係にならないのが、いい着地のさせ方だなと思った。 でも3人のセクシュアリティが明らかにされていないように感じたんだよね。 これはたぶん意見がわかれるところなんだろ...
これめっちゃよかった。物語のかたちが凪良ゆうの「すみれ荘ファミリア」に似てる。ルームシェアというか。 男女3人が恋愛関係にならないのが、いい着地のさせ方だなと思った。 でも3人のセクシュアリティが明らかにされていないように感じたんだよね。 これはたぶん意見がわかれるところなんだろうけど、マイノリティ属性をそこに属していると確実に書いて登場させるのと、書かずに行動や言動でそういう属性であると想像させるようなマジョリティ属性と同じように改めて属性を表さないような書き方もあって、私は後者として書いたんじゃないかなーと思った。 でも、そもそもまだマイノリティ属性を描いたフィクションの絶対数自体が少ないんだからそこを明確にすべき、というのもわかるしマイノリティ属性がわざわざ異性愛者なんて書かないんだからマイノリティ属性でも書く必要がなく描写からそうであることを理解するべきというのもわかる。こういうのってどうすればいいんだろうね。 当事者の人たちのなかでもだいぶ違いがありそうだしな。読んだ人たちと語りたいやつだ
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インスタ読書アカさんたちの間でジワジワ話題になってて、読みたいと思っていた一冊。好みにもよるかもしれないけど、私としてはすごく良かった!劇的ドラマチックか否かで言うと断然後者のテイストで、「特に何も起こらない話」と言えなくもないくらい淡々としてるけど、その中で小勃発するあれやこれ...
インスタ読書アカさんたちの間でジワジワ話題になってて、読みたいと思っていた一冊。好みにもよるかもしれないけど、私としてはすごく良かった!劇的ドラマチックか否かで言うと断然後者のテイストで、「特に何も起こらない話」と言えなくもないくらい淡々としてるけど、その中で小勃発するあれやこれやが慎ましくて好ましい感じ。あと、芸人たちの会話描写やセリフが面白すぎるwwクスッとできる要素が満載だけど、ちょっと深いセリフも多々あって、心地よい。主人公のOLみたいにのんびりと楽観的に生きてみたいなあと思った。1日で読み切ってしまった!
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弓彦と亨と雨ちゃんの3人の関係が、とっても羨ましくて、私もそんな友達がいたらいいなと思う。 面白い人たちとシェアハウスしてから、雨ちゃんが、面白い女性になっていった気がする
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さてさてさんの本棚から図書館予約 大阪ご出身の一穂ミチさんの等身大の魅力全開! これだけヒット作を出されてまだお勤め? ほんまかなあ 大阪のお笑いはお客がなかなか厳しのです 小さな劇場であればあるほど ミナミ・道頓堀・御堂筋・地下鉄・あべのハルカス 知ってるとこばっかでなん...
さてさてさんの本棚から図書館予約 大阪ご出身の一穂ミチさんの等身大の魅力全開! これだけヒット作を出されてまだお勤め? ほんまかなあ 大阪のお笑いはお客がなかなか厳しのです 小さな劇場であればあるほど ミナミ・道頓堀・御堂筋・地下鉄・あべのハルカス 知ってるとこばっかでなんやうれしいなあ そこで全身全霊で打ち込む芸人さんたち 「おもろい」を届けるために 派遣社員美雨とお笑い芸人亨を中心にそれぞれの悩みが絡みながら進んでいく おもろいなあ 一穂ミチさん、また大阪を書いてや ≪ 笑ってる 落っこちながら パラソルで ≫
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心が温まる本だった。亨の何気ない言葉がすっと入ってきて、亨はそんなつもりはないかもしれないがなぜだか励まされた。コンビの切っても切れない独特な関係性やコントの登場人物への思い入れなど、新しいことを知れたように思う。
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感情移入はできなかったけど、大阪弁のテンポのよいしゃべりは読みやすくて良かった。お笑い芸人ならではの独特な発想やたとえ、返しはおもしろかった。
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女性の値打ちなんて、どうでも良いと思っていてもそんな自分を周りが侵食してくる。 笑顔を武装して戦っている 運命は転がっている
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大阪で一流企業の受付として働く派遣社員の美雨。ひょんなことから出会ったお笑い芸人たちとの交流が始まる。ただ真っ直ぐ前に進む。今を確実に生きようとする作品。へんてこな友情の中で怒りも悲しみも「笑い」に変える。真面目で不器用だけれど楽しい人生劇場。出てくる人が皆クセがあって優しい。
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08月-11。4.0点。 あるコンサートで、バイト係員と目が合った主人公。バイトはお笑い芸人だった。なんのかんので友達になり、シェアハウスに転がり込むことに。 面白い。一気読みした。お笑い芸人の女装役のモデルが、凄く良い。また、ただの恋愛ものにしなかったのが秀逸だと思った。
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