残月記 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
月をテーマにした3作が収録されている。 ダークファンタジー×愛×ディストピア だそうで、 ちょっとSF風味でちょっと怖い暗い話ばかりだ。 設定が科学的に練られている訳ではないので 何故か異世界へ行ってしまう。 「月景石」の月の石を枕の下に入れて寝ていたからが一番理由がしっかりしている。 個人的にはファンタジーのようには思えなかったし SFではなかったし、ミステリーとも違う不思議な話。 読んでいて不安になるストーリーだった。
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月に関わる3つの物語。 この中でも残月記が一番良かったです。 お互い長く生きられない、追われている身だからこそ相手に執着する感じが素敵でした。 冬芽が潜伏していた洞窟も、としまえん跡地に出来たハリポタ体験型施設のようになったら、行ってみたいと思わせる描写でした。 適当な廃材で作...
月に関わる3つの物語。 この中でも残月記が一番良かったです。 お互い長く生きられない、追われている身だからこそ相手に執着する感じが素敵でした。 冬芽が潜伏していた洞窟も、としまえん跡地に出来たハリポタ体験型施設のようになったら、行ってみたいと思わせる描写でした。 適当な廃材で作った棚のうえに、2万8000もの木像が飾られている。一つの孤独な魂が、来る夜も来る夜も小刀と木材を手に暗がりで静かに燃え続けるさまは、狂気と紙一重とのことでした。
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本屋大賞受賞作ということで期待して手に取りました。 1作目2作目を読み、短編集ということを知らず、どのように話が繋がるのか期待していましたが、そこで終わるの?というような少し、消化不良な終わりかたでした。 最後の残月記は面白く、読みごたえのある話でした。 全体的に自分には読みにく...
本屋大賞受賞作ということで期待して手に取りました。 1作目2作目を読み、短編集ということを知らず、どのように話が繋がるのか期待していましたが、そこで終わるの?というような少し、消化不良な終わりかたでした。 最後の残月記は面白く、読みごたえのある話でした。 全体的に自分には読みにくい描写が多いと感じました。
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「本にだって~」を爆笑しながら読み、それから数年、次はどんなものを書くのだろうと思っていたらダークファンタジーとは。 圧倒的な想像力を饒舌な文章で表現し、「ありうるかもしれない世界」を描き出す。 表題作は純愛ものであり、パラレルな近未来SF。 明月期は躁に近いのだろうけど多幸感は...
「本にだって~」を爆笑しながら読み、それから数年、次はどんなものを書くのだろうと思っていたらダークファンタジーとは。 圧倒的な想像力を饒舌な文章で表現し、「ありうるかもしれない世界」を描き出す。 表題作は純愛ものであり、パラレルな近未来SF。 明月期は躁に近いのだろうけど多幸感はないのかな? するするっと読めますが、読後感は重めです
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帯のコメントに惹かれて購入。 久しぶりにファンタジーを読んだ。 『そして月がふりかえる』『月景石』『残月記』の月をテーマとした三編の小説からなる一冊だったが、これぞ結末だという終わり方をしたのは『残月記』のみであり、残り二つは続きが気になる洒落た終わらせ方であった。 設定がし...
帯のコメントに惹かれて購入。 久しぶりにファンタジーを読んだ。 『そして月がふりかえる』『月景石』『残月記』の月をテーマとした三編の小説からなる一冊だったが、これぞ結末だという終わり方をしたのは『残月記』のみであり、残り二つは続きが気になる洒落た終わらせ方であった。 設定がしっかりとしており、すんなりと入り込める堅牢な世界観であったが、逆に隙が無さすぎて退屈に感じてしまう時もあった。しかし全編通して、私は面白く最後まで読むことができたと感じている。 大々的に取り上げられたためか酷評も多く見られるが、私は読了できて良かったと感じた一冊となった。
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・そして月がふりかえる ・月景石 ・残月記 月とか星とかタイトルに入ってるとつい読んでしまうんだけど、なんというかSFに慣れていないせいもあってものすごく読むのに時間がかかった。 とりあえず夢を見るのが怖くなるし、残月記はオリジナリティの塊のような作品だった。
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ファンタジー寄りのSF メインタイトル「残月記」はスターウォーズやムーンナイト、ゲームで言うとゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、ここら辺が好きな人はいいイメージで読めると思います。 個人的には最初の短編「そして月がふりかえる」が不気味で気持ち悪い怖さでした、いい意味で。
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短編が3つくらい入ったSF小説。それぞれに直接的なつながりはないが、いずれも月をテーマにしているところだけが一致している。どれも不思議な感じがする、SFというよりはファンタジーのような小説だった。不思議な雰囲気は万人受けするわけではないかもしれないが、私は好きだった。
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ジャンルとしてはファンタジー。特に表題作の残月記がつまらない。中学生男子が考えたような幼稚な設定で、中身は延々と人物や設定の説明がダラダラ書いてあるだけ。メインストリートに関係ない事を不必要に描写してあって途中からはかなり読み飛ばした。人物の内面描写も少ないので登場人物の印象が薄...
ジャンルとしてはファンタジー。特に表題作の残月記がつまらない。中学生男子が考えたような幼稚な設定で、中身は延々と人物や設定の説明がダラダラ書いてあるだけ。メインストリートに関係ない事を不必要に描写してあって途中からはかなり読み飛ばした。人物の内面描写も少ないので登場人物の印象が薄い。頑張って最後まで読んだけどつまらなかった。なぜ本屋大賞候補になったか疑問。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
月にまつわる3つのストーリー。表題作の「残月記」が一番おもしろかった。 下條拓を総理大臣とする一党独裁政権時代、月昂者を一様に終身刑に処するという法律が制定され、月昂を発症した宇野冬芽は強制収容所に送られた。満月の夜には生命力が異常なまでに高まり、新月にはその逆で昏冥期となり次々に命を落としていく。そんな中で同じ月昂者の瑠香と出会い、冬芽は剣闘士として戦う道を選ぶ… 読み終わってみればこれって純愛小説じゃん!
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