おはようおかえり の商品レビュー
近藤史恵さんの本を読みたかくて借りた。以前から気になっていた。 実家の和菓子店を継ぐ小梅と、何事にも自分を貫くつぐみ。小梅がその人生を楽しんでいるのであればいいのだけどな。ちょっと思っていたのと違っていた。曾祖母はがつんとつぐみに乗り移っていた。つぐみの身体で曾祖母がお菓子を丁寧...
近藤史恵さんの本を読みたかくて借りた。以前から気になっていた。 実家の和菓子店を継ぐ小梅と、何事にも自分を貫くつぐみ。小梅がその人生を楽しんでいるのであればいいのだけどな。ちょっと思っていたのと違っていた。曾祖母はがつんとつぐみに乗り移っていた。つぐみの身体で曾祖母がお菓子を丁寧に作る姿は美しいと感じた。
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曾祖母の霊が妹に転移。心残りは何かを推理していく。世代を超えての情愛が錯綜する。人物がよくかけている。
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近藤史恵さんの本はだいたい好きだけど、これはあまり好みではなかったかも。 でも、差別について考えさせられるところはあったし、僻んでるだけなのかと思ってた主人公が彼女らしく進んでいく姿には好感を持ちました。
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ストーリーとしては興味がそそられたけど、 モヤモヤ感もめちゃくちゃ残る。 登場人物にチョイチョイ秘密があるけど、 あっさり流れていった。 必要ない情報なわけではないけれど、 今の時代の流行のように使われている感が否めない。
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曾祖母の代から続く和菓子屋を手伝う長女・小梅と、大学に通いながら劇団に所属し、エジプトへの留学を希望する次女・つぐみ。ある時、つぐみの体を借りて曾祖母が現れ、頼みがあると。途中から曾祖母に気を取られ、タイトルの事をすっかり忘れていたけど、最後にその「おはようおかえり」の一言が…。...
曾祖母の代から続く和菓子屋を手伝う長女・小梅と、大学に通いながら劇団に所属し、エジプトへの留学を希望する次女・つぐみ。ある時、つぐみの体を借りて曾祖母が現れ、頼みがあると。途中から曾祖母に気を取られ、タイトルの事をすっかり忘れていたけど、最後にその「おはようおかえり」の一言が…。まだ実家にいた頃、出かける時に母から掛けられていた言葉。何気ない言葉やけど、ええなぁ。
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対照的な姉妹とひいおばあちゃんが織りなすお話し。 姉妹の成長やひいおばあちゃんの存在が温かく描かれていて良かった。
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ハートフルオカルトミステリーですね。 大阪の和菓子店「凍滝」は七十年前から営業を続けている。 店の若き姉妹が主人公。 姉の「小梅」はのんびりした性格で高校を卒業して「凍滝」の仕事を手伝っている。跡を継ぐか思案中。 妹の「つぐみ 」は大学に行き、エジプト留学が夢でアラビア学科を選考...
ハートフルオカルトミステリーですね。 大阪の和菓子店「凍滝」は七十年前から営業を続けている。 店の若き姉妹が主人公。 姉の「小梅」はのんびりした性格で高校を卒業して「凍滝」の仕事を手伝っている。跡を継ぐか思案中。 妹の「つぐみ 」は大学に行き、エジプト留学が夢でアラビア学科を選考、演劇も好きで将来自分で劇団を持つと豪語しているハリキリ娘。 ある時、つぐみに『ひいお祖母ちゃん』が憑依した事から物語が始まる。 「ひいお祖母ちゃん」の「ひいお爺ちゃん」の浮気に対する蟠りから甦った事が物語のキーワード。 家族のしがらみと成長する姉妹の心温まるドラマをユーモアを交えながら、近藤節で鮮やかに描かれています。 近藤さんの文章は柔らかく、時に鋭く、私には心地よい作風ですから楽しく読み進めました。
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『おはよう、おかえり、おはようおかえり、3つの挨拶』 和菓子屋姉妹の妹に曽祖母が憑依!放った言葉が「おはようおかえり」このひと繋がりの言葉に3つの挨拶がふくまれるなんて、日本語ってすごいな〜と変なところに感心。ホッとしたい時に読みたくなる一冊でした!
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いい意味で思っていたのと違う展開ですごく面白かった。姉妹っていいなぁ。人と人との関係って綺麗なことばかりじゃないけれど、いろんな偶然とかバックグラウンドとかが混ざり合って、交わっていくんだなぁ。
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姉妹の関係、生き方、和菓子、デーツ、憑依、国籍、マイノリティ、夫婦関係、愛人関係etc とても読みやすくてあっという間に読んでしまったが、上記の件を詰め込み過ぎてどれも解決していないような気がする。 曾祖母が憑依しなくても、遺品整理していて手紙や日記が出て来るとかいう形でも良かったのでは。 憑依した時点で一気に現実味が無くなった。
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