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おはようおかえり
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おはようおかえり
¥1,650
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商品レビュー
3.4
74件のお客様レビュー
「おはようおかえり」(お早うお帰り)とは、”早く帰ってきてね”という意味で、出かける人が無事に帰ってくるようにという気持ちのこもった方言です。 さて、本書は大阪の和菓子屋〈凍滝〉の二人姉妹、小梅とつぐみをメインにしたストーリーで、姉の小梅の視点で進行していきます。 家業の和菓子...
「おはようおかえり」(お早うお帰り)とは、”早く帰ってきてね”という意味で、出かける人が無事に帰ってくるようにという気持ちのこもった方言です。 さて、本書は大阪の和菓子屋〈凍滝〉の二人姉妹、小梅とつぐみをメインにしたストーリーで、姉の小梅の視点で進行していきます。 家業の和菓子屋でコツコツ働く真面目な小梅と対照的に、妹のつぐみは大学に通いながら演劇をしたり、海外留学を志したりと行動派。 保守的な小梅は、自由奔放に見えるつぐみを羨ましく思っている訳でして。 そんなある日、つぐみの身体に43年前に亡くなった曾祖母の魂が乗り移ってしまい・・?! と、なると"ん?急にホラー?いやコメディ?"てな感じになりそうで、まぁ確かに不思議な展開ではあるのですが、そこは近藤さんらしく"女性の生き方"的な内容が織り込まれた小梅の成長物語となっております。 印象的だったのは大阪北部地震や台風21号を彷彿させる場面で、話の中では早朝に地震が起こったように書かれていましたが(フィクションだから?)実際はもう少し遅めの朝8時頃で通勤時間直撃でしたよね。 私は当時、職場が家から遠かったのとその日はかなり早く出勤していたのもあって会社に着いた途端に地震に襲われ”え?何何何!!((((;゚Д゚))))!”とめちゃめちゃビビった記憶があります。 そしてトラウマレベルの帰宅難民になったという(;´Д`)・・。 で、同じ年に起こった台風21号で、またしても帰宅難民になり、マジで泣きたくなったという思い出が蘇ってきました。 と、話がそれてしまいましたが、姉妹それぞれの人生や曾祖母の想いを軸に、世代ごとの価値観の違い、マイノリティへの差別等々・・なかなか盛り沢山の要素が散りばめられている内容となっておりますが、スルスル読めますし、前向きなラストなので読後感も良きでございました。 と、いうことで2018年の地震&台風の個人的体験を思い出すにつけ、改めてタイトルの『おはようおかえり』という言葉が心にしみた私です~。
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面白かった。 不思議な世界観ではあるけれど、 現実にもあるのかもなぁ、と思わせてくれるような感覚と、少しずつ成長していく主人公、ゆるやかに見え方が変化していく家族、どこか引き込まれるストーリーでした
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実家が和菓子屋の小梅とつぐみ 小梅は実家で働きつぐみは大学生 ある日つぐみに亡くなった曽祖母が入っていた 曽祖母は亡くなった曽祖父に宛てた手紙を探して欲しかった その手紙を探す小梅とつぐみ 手紙は曽祖父の愛人が持っていると言う曽祖母
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