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あちらにいる鬼 の商品レビュー

3.8

76件のお客様レビュー

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    12

  2. 4つ

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  3. 3つ

    26

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2022/01/20

良い意味でひりつく文章ばかりだった。 自分が三十路になって理解出来る様になった本だと思う。5年前だったら読んでもつまらなかっただろうな。

Posted byブクログ

2022/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相手を自分の所有物にしなくてただ愛する女2人ですが、彼は各地の水軍の女性達と次々と関係を持ち…彼は誰のことも愛してないのかな。 はるみが出家したキッカケが不倫相手の家の建て直しとしたのがリアリティを感じました。

Posted byブクログ

2022/01/18

嘘つきは嫌い、自分勝手な人も嫌いだけど、なぜか読後は爽やか。いくら美しい小説が書けたとしても、こんな家族に向き合うのはしんどすぎる。

Posted byブクログ

2022/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

白木さんは性依存症と虚言癖の欲張りセットなのかなと感じた。孤独無耐症と言い換えても良いかも。自分の中の穴を埋めるのに生涯費やした様に見えた。 なので要介護オジサンと面倒見の良いひとたちの話を延々聞かされているようでかったるい。 本人の中では真実で整合性が取れてるんだからこういう動きをしてしまうのは仕方が無いんだろうなとも思ったので理解は出来る。 文学水軍の女に手を出すなよと言われて憤慨した直後即堕ちふたコマみたいなスピードで女に手を出してた下りは予想通りすぎて笑った。 ラストがとても良かったのでトータル考えて星3 ただこの内容だと映画は興味持てない。

Posted byブクログ

2022/01/12

タイムリーに出版されたのでつい買ってしまうよね。まぁこういう人たちっているよね、とは思うけど、主人公の女性のどちらにも共感出来ない話だった。客観的に描写しようとしているからなのかもしれないけど、淡々とし過ぎてて怖い。実際親といえども、その人の生き方なんてその人にしかわからないんで...

タイムリーに出版されたのでつい買ってしまうよね。まぁこういう人たちっているよね、とは思うけど、主人公の女性のどちらにも共感出来ない話だった。客観的に描写しようとしているからなのかもしれないけど、淡々とし過ぎてて怖い。実際親といえども、その人の生き方なんてその人にしかわからないんでしょうね。 解説がとても良かったです!とても解説らしい解説で、本篇の余韻を台無しにすることなく寄り添うような。

Posted byブクログ

2022/01/09

損得でなく、純粋に人を想えるなら... 3人の関係が成り立つのは、女性二人の 懐の深さでしょう。 結局、掌で転がされているのは 篤郎なのですよ。

Posted byブクログ

2021/12/30

一人の男の人を愛するが故の、二人の生き方。 正しいことも、正しくないことも、 書くも、書かないも。 女として、 かっこいいと思う瞬間がたくさんあった。

Posted byブクログ

2021/12/26

篤郎よ。お前さんは何て幸せ者なんだ。アンタのどこがそうさせるのかい。色男にはわからんだろうけど、客観的に見たら誰もが羨む色男だよ。妻も愛人もアンタを憎まず、恨まず愛し続けてるじゃないかい。何て罪な男なんだ。何か読んでて悔しい!と思ったよ。私は篤郎、アンタが憎い。

Posted byブクログ

2021/12/19

久しぶりにふれた著者の作品。 相変わらずなところより読みやすくなったところが目立った。 共感したりゆっくり読むところまできた感じ。 もっとカッコよく書けるんじゃないか。

Posted byブクログ

2021/12/17

夢中で読んだ。そして我ながらこういうものに感じ入る歳になったものだと、しばらくぼうっとしてしまった。一人の作家がいて、その妻と、作家の不倫相手の心の内が交互に描かれている。はぁ……。愛とはけっして清く美しいものではなく、とても独りよがりであるような気がするわ。 奥さんと愛人を、...

夢中で読んだ。そして我ながらこういうものに感じ入る歳になったものだと、しばらくぼうっとしてしまった。一人の作家がいて、その妻と、作家の不倫相手の心の内が交互に描かれている。はぁ……。愛とはけっして清く美しいものではなく、とても独りよがりであるような気がするわ。 奥さんと愛人を、それぞれ月と太陽のような違いをもって書き分けていながら、共に女なのか母なのかはたまた鬼のように無慈悲なものなのか分からなくしてしまっている。静謐ながらある種の凄まじさを感じる小説。母にも読ませたいな。

Posted byブクログ