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あちらにいる鬼 朝日文庫
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あちらにいる鬼 朝日文庫

井上荒野(著者)

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あちらにいる鬼 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2021/11/05
JAN 9784022650177

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あちらにいる鬼

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商品レビュー

3.8

76件のお客様レビュー

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2024/10/28

父・井上光晴と瀬戸内寂聴をモデルに、父と母、そして寂聴の特別な関係性を描いた小説。 「恋多き人」の真髄を見た気がする。 強いなあ。自分に対する自信、というか。自信ではないけれど、揺らがない何か。 恋は多いけれど、恋に執着はしていない。 白木の妻、笙子さんがとても魅力的だ。 ひ...

父・井上光晴と瀬戸内寂聴をモデルに、父と母、そして寂聴の特別な関係性を描いた小説。 「恋多き人」の真髄を見た気がする。 強いなあ。自分に対する自信、というか。自信ではないけれど、揺らがない何か。 恋は多いけれど、恋に執着はしていない。 白木の妻、笙子さんがとても魅力的だ。 ひとりの、どうしようもない男を愛してしまったふたりの女。 どうしようもない男の正妻として生きた笙子さんの最後の言葉が全てを持っていった。 「ただ篤郎のことだけを考えている。」

Posted by ブクログ

2024/07/28

男と女、その一挙一動そのひと言に隠れた意味がある、深い洞察による緊張感のある不倫物語。出家の辺りからこれって瀬戸内寂聴物語?ちょっと褪めた。

Posted by ブクログ

2024/06/22

ずっと読みたかった本。 自分の父とその不倫相手のことを、置き去りにされた自分と母の目線で書かれたものだと勝手に思っていた(どれだけ子ども時代の自分と母がさみしい思いをしたか、とか)。 しかしそんな子どもの思いなどはなんの描写もなく、みはると笙子が交互に語っているのみ。 しかも二人...

ずっと読みたかった本。 自分の父とその不倫相手のことを、置き去りにされた自分と母の目線で書かれたものだと勝手に思っていた(どれだけ子ども時代の自分と母がさみしい思いをしたか、とか)。 しかしそんな子どもの思いなどはなんの描写もなく、みはると笙子が交互に語っているのみ。 しかも二人とも奔放すぎる白木に悩みはするが、いつまでも切れないでいる。なんなら悩んでる描写もあんまりない。 みはるなど出家までしたというのにその決心までの経緯はあまり語られていない。 だからなのか、途中で何度も読むのを挫折しそうになった。

Posted by ブクログ

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