やっぱり食べに行こう。 の商品レビュー

原田マハ(著者)

2023/09/20

食べることは生きること。
食べたいものがあれば、それは旅をする理由になりうる。
マハさんの食に対する愛をひしひしと感じました。
そして、改めて、温かく柔らかい文章を書く方だなぁ…と惚れ惚れ。
特に心躍った章は、「アートとグルメ」
芸術の本拠地で、私も忘れられないグルメに出会いたい…
生きる喜びってこういうことですよね。
それを再確認できる一冊です。

2023/07/15

パリやニューヨークをはじめ、日本国内含め多種多様な場所へ出かける著者による、訪れた場所で出会った食べ物に関する交々をエッセイとして気楽に紹介されています。現地で出会ったというものもあれば、それを目的に訪れたり、そのための活動もされていたりと、著者の食に対する思い入れが伝わってきます。わざわざ出かけることの人生を豊かにする意味、普段の食事をおいしく味わうことの意味、一人のときや友人との食事それぞれの意味。そこをきちんと楽しむことの大切さを感じます。旅行というと、どの観光地をどのように廻るかが重視され、食事は現地で適当に探すとかではなく、それも含めて旅行の計画を立てることが、その旅を豊かにすることを知るとともに、ぜひ次の旅行では役立てたいと思わされるものでした。

2023/07/03

食と旅のエッセイが大好きなので、大変面白く読ませてもらいました

湊かなえさんの山猫のエッセイ、今回の原田マハさんのエッセイを読んで、他の作品をもっと読んでみたい！！
とすごく思いました

エッセイの中で人柄をより感じました
原田マハさんの本を積読しているものもありますが、このエッセイを先に読んで良かったー！と思います

アートにも食にも詳しくて、いろんな地に行ったこともあって、素敵な人生だなと刺激を受けました！！

2023/06/17

とても幸せになるエッセイ！
美味しいものを食べることは楽しく生きること。ほんまにそれ～～( ˶ˊᵕˋ)੭
世の中には食に全く関心がない人も居ますが、私は花より団子。
旅行の目的の半分は食べ物、というくらいなので、原田マハさんの気持ちめちゃくちゃわかる〜〜！！となった(・∀・)
これはぜひ食べたいと思ったものは、すかさずメモ！！った。
そしてやっぱり和食って神～～。。

2023/05/23

ひとつひとつのお話が短いのでぱぱぱと読める。
が、出てくる料理やレストラン、アートや場所が気になるので、携帯片手に調べながら読んだ。調べながら読むと更に気持ちが入る。作家を調べたりもしたので知らないことも知ることができ、楽しめた。
読んでるとお腹がすく。いろんな場所に行ったような気にもなった。
好きなタイプ。

2023/05/20

あー、浅い！が、正直な感想。
わたしにはない美術の世界観とか
さくっとパリに連れて行ってくれる感じとかは
とても好き。
｢食べに行こう｣の部分が、ちょっと浅かったな。

2023/04/21

気分転換に原田マハさんの食に関するエッセイを読んでみた。

楽しい。原田さんが訪れた国内・世界のあちこち、色んなところで食された美味いもの。その多様なご経験には全く歯が立たないが、少しだけ自分と重なるような体験があると、「そうだよね。おっしゃる通り！」と一人で相槌を打っている(電車の中で一人で「うんうん」と頷いている変なオッサン）。

このエッセイの文章がとても軽妙で読みやすい。しかもウィットに富んでいる。読んでいると心身が弛緩しつつ思いは日本各地、世界の街の美味しいお店を駆け巡る。

取材のための旅、その言葉に憧れてしまう。しかし、一つの小説を書き上げる為の構想力、丹念な取材、そしてその描写力。原田さんはすごい人だと思います。

その凄さがあるから、こういったエッセイも活き活きしたものに感じられるのでしょう。

世界が平和で安定して、誰もが美味しい物を食べられるような世の中になって欲しいものです。

2023/04/02

図書館で目にした瞬間手に取ってたけど、巡り会えて良かった！

旅行をするときに、なんとなくグルメ目的だけじゃなくてその土地の歴史や文化を知っておかないと悪いかなぁって思ってたけど、そんなことないんだよって背中を押してくれたような本でした。

心惹かれるものから行動に移していけば良いよね。

2つのあとがきが素晴らしく、ちょっと泣きそうになりました。

2023/03/28

原田マハさんの食エッセイ！一つひとつのお話が短く、楽しいので、次々読み進めることができました！食べてみたいなと思ったり、アートについてのことは勉強になったり、何より本当に面白くてフッと笑ってしまうことも多々ありました。私もこれからもおいしいを探しに、食べに行くぞー！いつか紹介されているものも食べてみたいなぁ。

2023/03/21

原田マハさんのエッセイはやっぱりおもしろい。スピード感があってぐいぐい惹かれるし、そして何より元気が出る！！
本書は世界中を飛び回る原田マハさんの食エッセイ。各国、または日本各地のうまうまグルメを紹介してくれるので、寝る前とかお腹空いてる時に読むとやばい。余計にお腹が空いてしまう。各国とはいえどパリの登場回数がやはり多い。パリ、憧れの地。読んでて食欲だけでなく旅行欲もむくむくと湧き上がってくる。
あとがきで、食べることは生きることであり、食べに行くことはよりよく生きること、元気になるため、幸せになるため、生きるために食べよう、と書かれており、うるっときてしまった。コロナも落ち着いてきたし、食べるために出掛けよう。